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【CTOインタビュー】京大生が上場企業のテックリードを経験したのちに一人目エンジニアとしてスタートアップに参画したワケ

皆さん、こんにちは。LOOVのnote編集部です!!

当社LOOVは、次世代型 営業DX SaaS「LOOV」を提供しています。私たちは、創業から約6ヵ月でエクイティによる資金調達を成功させ、それから数ヶ月でプロダクトの正式版をローンチしました。まさに爆速成長中のスタートアップ企業です。

今回はLOOVのCTOを務める笠井へのインタビュー。
エクサウィザーズでテックリードを務めたこともある彼が、CTOとしてシード期のスタートアップにジョインすることになったのか。参画するに至った経緯や今後目指しているもの、そして過去にプロ雀士を目指したこともあるという意外な一面まで、いろいろ語ってもらいました!

株式会社LOOV
取締役CTO 笠井 美弦(Kasai Mitsuru)


学生時代〜これまでのキャリアについて教えてください

とにかく麻雀にのめり込んで、留年するような大学生でした。
当時は「俺は麻雀で食べていく!大学は中退してやる!」と本気で思っていましたね(笑)

麻雀プロになるか本当に悩んだのですが、周囲のすすめもあり結局は企業に就職する道を選びました。
就活当時さまざまな企業の説明会に足を運んだのですが、今思えば魅力に感じるのはいつもベンチャー企業でした。その頃からベンチャー思考があったのかもしれませんね。

就活の結果、新卒で入社したのはマーケティング支援事業を行う株式会社イノベーション。LOOV代表の内田とはこの会社で出会いました。

今でこそCTOとして開発に関わっていますが、最初からエンジニアになりたいと思っていたわけではなかったんです。
当時のイノベーションは職種別採用などはなかったので、入社後に配属希望を出すのですが、「強いて言うならば、エンジニア→営業→人事の順番に興味があるな」と何気なく思いエンジニアを希望したところから、僕のキャリアが始まりました。エンジニアリングの知識や経験はほとんどない状態からのスタートです。

それからはエンジニアとして、いくつかのスタートアップで働いて経験を積み、LOOVの前職であるエクサウィザーズでは、それぞれフェーズの異なる3つのプロダクトで、主にプロジェクトテックリードを任せてもらっていました。

一方でずっと心の中にあったのが、いつか「一人目エンジニア」として創業期のスタートアップにジョインしてみたい!という思いでした。
組織をゼロから創り上げることに興味があり、立ち上げに関わってみたかったんです。

自分自身組織マネージャーの経験もあり、組織の文化をどのようにオリエンテートするか、どのように深化させるか苦心してきましたが、そこにはすでにある程度できあがった「組織」や「文化」が存在していました。
そのため文化を深化させるための新しい施策立案もすでにある規律に制限を受けますし、そもそも自分の思考自体も文化に強く影響を受けてしまい、なかなか最初に思っていたことを実現するのは難しいと感じていました。

そして、そもそもこのような強い力をもった「文化」や「規律」がどのようにして生まれていくのか、生まれていく過程に自分がどのように影響を及ぼすことができるのか、そういったことにも興味がありました。

そんな事を考えているタイミングでちょうど、新卒時代の上司であった内田から「最近起業したからプロダクト開発を手伝って欲しい」と連絡が来たんです。そこからLOOVに携わることになり、2023年の4月から正式にCTOとして参画することになりました。

「CTO」から見た代表の人物像は?

代表の内田は論理的でありつつもウェットな人間的部分も持っている人です。

内田は新卒時代の僕の上司だったのですが、かなり論理的に会話をするタイプなので、当時はうまくコントロールされて都合よく操られてるんじゃないかと不安になることもあったぐらいです(笑)
しかし、今となっては相手のことについてよく聞き、理解し、その上で慎重に言葉を選んで段階的に論理的に考えを伝えようとする、非常に誠実な人だと感じています。

結構、僕と似ている部分があるなと感じていて、そういった面でも仕事はやりやすいですし、COOの高井も含めて経営ボードは一枚岩だと感じています。

CTOとして今後はどんな開発チームを構築していきたいですか?

まず働き方に関してですが、僕は現在フルリモートで育児をしながら柔軟に仕事をおこなっています。現時点でも介護や育児などの家庭の事情がある方も働きやすい環境だと自信をもって言えます。
10時に始業をしてからはお昼休憩などを挟みつつ、ひたすら開発をしていて、ビジネスサイドのメンバーとのMTGも週に2〜3時間に収まるようにしています。

そして、今はまだ少数精鋭で開発をしていますが、メンバーが大きく増えたとしても、「分からないことがあったらすぐにSlackや通話でクイックに質問して問題を解消できる」ような心理的安全性の高いチームを目指し、当面は意図的に、「形だけの定例MTG」などはなるべく設けないようにしようと考えています。

次に将来の体制についてですが、開発チームは、PdM・デザイナー・QAも含めて8人を上限とする少数チーム構成を採用する予定です。
チームごとの管轄スコープで企画・開発・デプロイまでを完結させる事が出来るようにすることで、意思決定速度を担保する事ができます。とにかく開発速度にこだわりたい、そしてそれを実現できるための体制をつくっていこうと思っています。

もちろん、開発速度だけでなくもちろん品質にも強い責任をもち、品質を担保するための工数は信頼を以て獲得するようなチームが理想だと思っています。

先ほどもお伝えしたとおり、まだまだ開発チームは少数精鋭のチームで、これから成長していく組織です。LOOVや目指している開発組織など、少しでも共感していただいた方がいたら、ぜひカジュアルにお話しましょう!お待ちしています。