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アドンコ vs 代用アドンコ

1.代用アドンコについて

 代用アドンコは燻製と地ビール 和知さんで提供されているお酒です。アドンコのテイストに似せて作った、アドンコにありつけない日本のガーナアーリア人の涙の結晶と言ってもいいでしょう。和知さんでは(なぜか)アドンコとこの代用アドンコの飲み比べができますが、今回ご厚意で私もご相伴にあずかることができたのでより詳しいレポートをしたいと思います。

2.ストレート
 代用アドンコ20mlをストレートで口に含む。
 エタノール臭と軽い苦みがある。何味と問われると「わからない」だが、それでいい。そのわからなさがアドンコなのだ。

 続いてアドンコ20mlをストレートで。
おお! かなり似ている。ベースはかなり近しいのではないだろうか。しかし、アドンコには薄いカビ臭がある。これを代用アドンコで出すのはさすがに難しいだろう。

 もう一度代用アドンコを口に含むと、先ほどは気づかなかったフルーティーさに気づく。おいしい。ここにいただいたチーズを口にいれると、燻煙の香りがアドンコのように口に広がる。代用アドンコに燻製。かなり合う。

3.水割り

 代用アドンコ40mlに水120mlと氷2個で水割りにする。
 口の中に留めても苦にならないのでしばし口内で転がして香りを楽しむ。
 しまった。少し薄めすぎたようだ。アドンコと条件を合わせるため、1:3にしたが、もう少し濃くてもよかったかもしれない。アルコール度数を確認しておかなかったのは私のミスだ。
 味の感想としては先ほどのストレートをそのまま薄めたというもの。
これはストレートで飲むべきだった。ただし、飲みやすさは上がっているので1:1ぐらいがちょうどよかったかもしれない。

 続いてアドンコを同様に水割りに。こちらは水割りにすると今まで隠れていた味がわかるようになる。まずは木の香り。これは原料に記載されているアフリカンマホガニーの香りだと思われる。高級な家具や新築の家のすがすがしい香り。今回はジンジャーの味に気づくことができた。それとよりカビ臭がする。田舎のおばあちゃんちで嗅いだ覚えのある匂いだ。不快ではない。

3.結論
 ストレートで飲む分には代用アドンコは十分代用アドンコと言えると思う。完全に同じ味ではないけどもベースとしては近い味と言えるのではないだろうか。何味かわからん!と思われるかもしれないがご安心を。アドンコをストレートで飲んでも何味かわからん!ってなるから。そのわからん!こそがアドンコなのだ。
 燻製と一緒に味わうとさらに風味が増してアドンコに近くなる。ん? ということはまだまだ代用アドンコには風味が足りない? アドンコ水割りで感じた木とショウガなどの香り(風味)が足りないのかもしれない。
 とはいえ、ベースは似た感じなので代用アドンコとして気分を味わえることは認めることができるのは間違いない。
 おつまみには燻製など香りの豊かなものがあうように思える。口内調味により、よりアドンコ感を味わうことができるだろう

認定:代用アドンコはアドンコの代用 可!

                      アドンコ大臣 まけいぬ

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