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【日本・中国・韓国】日本では「Produce101 season2」が始動! 中国では「青春有你3」が始動!韓国では”NiziU”アメリカ版を構想中? アイドルオーディション番組の急激な増加で心配される市場の激化

近年、アジアではアイドルオーディション番組が急激に増加していることはご存じでしょうか?
日本では、韓国発の視聴者参加型アイドルプロデュース番組「produce101」が開催され、JO1という男性グループが誕生しました。
テレビで活躍することも増えてきたので、その存在は徐々に知られ始めているのではないでしょうか。

しかし、彼らの認知度はまだまだ知られたものではないでしょう。
彼らのプロモーションにはまだまだ力を入れなければならないと思います。
一応、グローバルアイドルとも謳っているのですし…

Produce101 Japan season2 はいま本当に必要⁈

先日、このプロデュース番組の第二弾が予告されたことで、JO1のファンがざわついているようです。

私も確かに、疑問なんです。

何故、JO1の名もそんなに売れていないのに、第2期を開催するのか。

と。
正直、日本のアイドル市場は激化していると思います。
男性アイドル市場に関しても女性アイドル市場に関しても、海を狭めて密にさせているのは、それぞれ皆さんご存じの1強組織であって、狭められた海しか見せられていない大多数の日本人は広い海を知りません。
その囲いをぶち壊してより広い海を見せることができないアイドル達がいくら誕生したって、競争はさらに激化し、アイドル本人たちが狭い海でもがき苦しむだけです。
また新しいグループを誕生させるなら、今までのアイドル市場の概念を崩すようなアイドルの誕生が本人たちのためでもないでしょうか。
それができないならば、今はこの番組で正式に結成されたJO1のプロデュースにこそ力が入れられるべきです。

急激に量産される中国アイドルグループ

2018年の《偶像练习生》に始まり、中国ではこの3年間で、NINE PERCENT、UNINE、R1SE、Rocket Girls、THE 9、BONBON GIRLSといったグループがアイドルオーディション番組から誕生しています。

↓UNINE
2019年結成。
デビュー当時は勢いづいていたものの、その後の活動がパッとしていないです。
有名人気グループのUNIQに所属するメンバー・李汶翰(Li WenHan)がセンターにも関わらず、プロモーションしきれていないのでは?!

基本的には、produce101系列の(模倣も含めて)オーディション番組では、期間限定でグループが結成されます。
なぜなら、個人はそれぞれの芸能事務所に所属していて、彼らを寄せ集めて、再起を図るようなコンセプトの番組だからです。

一人よりみんなで再起を図るということですが、そもそもグループの名が売れないと意味の薄れる企画。
これだけアイドルグループが誕生しても、解散してしまえばまた忘れ去られてしまう可能性が高いのがこの企画の難点でもあったりします。

流行はあっという間に過ぎ去る。

ただ、メンバー個人が売れるきっかけとしては良い企画なのは確かです。
まだまだ知られぬ才能を持った人財はいるはずなので、彼らの存在を多くの人に知ってもらうためにも、数多くのオーディション番組を通じて新しいグループを誕生させていくのは良いことかもしれません。
特に、韓国で練習生をしていた、実力のある中国人が活躍する場を増やすという意味でも、まだまだ数多くのオーディション番組に期待したいです。

↓3年連続の開催決定「青春有你3」

世界中でK-POPグループを誕生させる韓国事務所

韓国では、大手芸能事務所JYPの社長であるパク・ジニョン氏の構想に少し心配の声が。
先日は見事にNiziProjectを成功させNiziUを誕生させたJYPですが、パク・ジニョン氏は、既にアメリカ版オーディション企画の構想もあるとコメントしました。

パク・ジニョンは先月、アメリカの経済誌フォーブスとのインタビューで、「NiziUと同じような、アメリカを基盤とするガールズグループのオーディション番組についての議論がある」と明らかにした。事実上、アメリカ進出の意志を表したのだ。

しかし、JYPを少しでも知る人は疑問に思ったはず。

NiziUはTWICEの妹分と言われているが、ITZYが2019年にデビューしたばかりではないか。弟分と言われているStrayKidsもやっと軌道に乗ってきたようで、まだまだプロモーションの余地があるではないか。

↓2019年デビューのITZY

ITZYStrayKidsのファンは日本にも多いわけで、あまりのNiziU推しぶりにJYPのプロモーションに疑問を持つ方も多いようです。
私もその一人であって、決してNiziProjectに反対だったわけではないですが、まずはJYPのもとでデビューを目指し厳しい練習生活を生き抜いてきた彼らのために十分なプロモーションを施す必要があるのではないか、と思っています。

↓2020年12月に正式デビューを控える日本人グループNiziU

彼は、NiziUの存在について、インタビューでこのように答えています。
これを皆さんはどのように捉えるでしょうか。

パク・ジニョンはNiziUについて「外国人の歌手だが、外国の歌手とは言えない。9人ともJYPと契約した所属アーティストだ」と言及した。しかし、NiziUはK-POPアイドルの海外進出というよりは、K-POPアイドルの育成システムの輸出に近い。メンバーは日本人(ニナはアメリカと日本のハーフ)であり、日本で日本語の歌を歌う。NiziUを構成する要素の中で、韓国の要素とはJYPが担当したプロデュースだけである。

韓国随一の大手芸能事務所SMであっても、2020年11月にデビューする新人グループaespaは4年ぶり。
BLACKPINKを有するYGが2020年8月にデビューさせた新人グループTREASUREも4年ぶり。

それくらい、毎年毎年アイドルグループをデビューさせているJYPは異常なんですよ。
ですから、彼の次なるオーディション企画の構想に心配の声が出るのも納得です。

終わりに

私個人的には、人の活躍の場を増やすという名目でのオーディション企画には賛成です。
ただ、日本のように一部のアイドルが牛耳っている市場では、その壁を打ち砕けるだけのアイドルが誕生しなければ意味がないと思っています。
無意味なアイドルグループの誕生は、むしろ無意味に競争を激化させて、アイドル自身の首を絞める行為にもなると危惧しています。
事務所やエンタメ業界はオーディション番組を通じて多くを稼げるでしょうが、稼げるならせめてその分は、プロモーションにも力を入れてほしいものです。

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