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小さな食堂店主 弁護士さんの使い方

いまは機嫌よく生活ができていますが、これまでの人生で、もちろん、トラブルはありました!自分で解決ができそうにない時、みなさまはどうされていますか。

小さな食堂を経営していると色々なトラブルがあるのでしょうね、と言われそうですが。

違います。食堂運営中の数年に困りごとは一つもなかったです。大げさでなく楽しすぎて感謝感激の日々でした。

でもお客様からトラブルや悩みをどうしたらいいのか、解決の糸口が見つからないと、相談されたことはよくあります。その時の「壁」が、

「弁護士さん」

どこの? だれがいい? その人その道の専門家? 「きっと高いよね」

その様子を見ていて、ほとんどの人が弁護士さんの本来の職務を理解されていないと思ったので、私個人の経験から良かれと思っていることを残したいと思います。

これまで、弁護士さんに相談したり、少額訴訟を起こしたこともあります。

そんな中でアドバイス(?)的なことを2つ。

1.自分で解決できるのではないか、探る。

自分で解決できたらそれが一番です。その方法は、
事件(トラブル、お困りごと)を画用紙に書く。全部書く。
起こったこと、日時、思ったこと、人の名前、さかのぼって書く。
そうすることで、整理ができて、全体が見えてきます。

それで自分はどうしたら納得するのかを考えます。

納得=お金 です。結論は「いくら請求するか」なんですよね。

お金ではない、ということもあるかとは、思いますし、結局、なんでもお金で解決ははかれる、はかりましょうと、短絡的なことを言っているのではないです。

賢く、早く、事件(トラブル)を解決するには、お互いに「いくらで納得するか」を考えます。
とてもシンプル。

だから。

日常の生活においては、本当は弁護士さんなどはいらないのです。
自分でできます。

離婚調停で、先方が敏腕弁護士をつけた、と焦って、自分には雇えるお金がないから、もう負けてしまう、とその情報だけで心が折れている方もおられました。

その方は、お金がないから、市のサービスで、15分無料弁護士さんに何度も相談に行かれていましたが、「高額な辣腕弁護士」 Vs 「無料弁護士」→  「弱い、負ける」、では、ないということを強く主張します。

弁護士に依頼する案件は、もちろん、「すべてが過去に起こったこと」だし、しかも「嫌な思い出」の積み重ね。誰にとってもものすごいストレスなわけです。だから、その部分を弁護士にしてもらう。→ 「楽」そして、「事件」をまとめてもらって、それに対して、「折り合い」→ 「請求額を決める」作業をしてもらうわけです。→「超楽」というだけ。

だから、お金がなければ、「楽」はできないのですから、自分で一つ一つ丁寧に「やればいい」だけのことなんです。

わたしは高額弁護士さんはつけたことはなくても、最短ですべて解決をしました。

県外に行って調べたり、資料を取り寄せたり、物理的にも大変です。
そして、手探りのときは精神的にもきついです。が、自分が正しいと判断したことは自分の手で解決することで、たとえ弁護士が馬鹿にした態度をとろうとも、「納得いく結論にまで持っていく」ことで自分に自信が持て強くなれました。法律の知識も増えますし、社会の構造もより見えるようになります。

画用紙に書く方法、ぜひ、お試しください。

そして、もしも、自分ではできないという方、どうしても弁護士さんに相談したい場合の注意があります。

2.弁護士さんに相談する、仕方。

「わたしはどうしたらいいですか」

これはNGです。長く生きてきた大人でさえも人はみな、


自分の人生、自分で決めよう。その人生は夢のまた夢らしい。


「迷える子羊」わたしはどうしたらいいのか、聞きたい、教えて欲しい気持ちはわかります!!

ですが、弁護士は神さまではないのです。正しい相談は、

「わたしはこうしたい」 です。

そのためにはどうしたらいいのかを弁護士に相談しましょう。

弁護士はあなたの希望に添えるように
働き対価を得ます。考え方、その解は、ひとつではなく、弁護士の数だけあります!

だから。自分でどうしたいのか、決めて、相談しましょう。

非常に極端な話になりますが、弁護士も悩みます。

友人の弁護士が、もう弁護士をやりたくなくなった理由は、依頼者が明らかに自分の妻をこの世から消した犯罪者だと感じ、わかっていても、その方からの「わたしは無罪です」、証明してほしいという依頼では、「無罪」にするために、心血注ぎ働かなくてはならないという、
このようなことが重なったからでした。

でも、それも画用紙に書くことで、解決しました!ほんとの話。

「悪魔の天秤」を絵にかいて、本当に自分がしたい事、欲しいもの、を見つめ、彼は大手有名弁護士事務所をやめて、自分の良心に基づいた運営ができる小さな事務所でやり直すそうです!がんばってね。


ごめん、わたしは、自分で解決します!


つづく



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