見出し画像

小さな食堂の店主 重荷がおろせたお客様からのお話し3つ ②

若い頃は、早く大人になりたかった。

そして、今は、若いことが羨ましい。

いつもないものが欲しくて、絶対に手に入らないものはあきらめたけど、
ようやっと欲しいものが手に入ったとき、多幸感に浸ることもなく、なんということか、特に大事にもせず、次に欲しいものを追いかけていた人生だった気がする。

「大事」にする性格だったら、もっと違った人生だったと思う。

「大事」にしなければ、壊れる。ということが身に染みた。

そして、「大事」にしていても、壊れるものもある。

ポエムや名言を吐きたいわけではないのですが💦💦

いずれにしても「壊れる」という言葉も現実もネガティブだし、悲しい。取り返しのつかない場合が多い。年を取ると、もう「何一つ壊したくない」守りの生活をすることが精一杯でおびえていました。

過去には「ぶっ壊せ」が流行った時があったけど、元気があって、「再建」までも見据えての言葉であって、個人的な大事なものを「ぶっ壊せ」言うとしたら、貼られますねクレイジーレッテル。

年を重ねると自信も減ってきて、「保守的」になりがち。「壊したくない」気持ちが強まります。でも今の「健康な生活を継続」させるためには、「保守的」な一部を壊す必要があるのかもしれないとあるお客様に出会い、思いいたりました!

わたしが生まれた1950年代の平均寿命は約60才!!そのつもりで生きてきましたが、なんと、この70年の間に、寿命が40才ものびたのです。

長寿を喜んでいた時代は過去となり、「老害」などの言葉が生まれたりして、どうやって生きるんだ、と肩身が狭くなります。「老害」はもともとは長く重要ポストに居座って世代交代しない人のことを言っていましたが、今は、拡大解釈されて、年寄りの存在そのものを指しているように感じます。

介護というニュービジネスができ、商品開発、介護保険と、長寿社会に向けての新しいサービスも雨後の筍のごとく出てきましたが、それを喜ぶより、戸惑いながら生きることには変わりなく、

「生きてもいいのですか」誰にともなく聞いてしまう生活をしていましたが!

お二人のお客様からの朗報で、これからの人生観が一気に明るくなりました。

それは。

まず一つは、今年、再来月ですか、2023年12月のホノルルマラソン(もちろんフルマラソン)にお客様のお父様、92歳が参加されると聞いたこと。
すごいですよね。みんなで応援しましょう。

もう一つは、105歳と100歳のご夫婦の話。

調べたら、ホノルルマラソンのこれまでの最高齢者は92歳のアメリカ女性の様です。だから、92歳の日本人、しかも男性。すごいことです。このお話で、一気に元気が出ました!!60代でくよくよしててどうする!!わたしも頑張ろう。

ハーフマラソンも自信がないわたしです。走るのはいつの間にか苦手になってしまいましたが、10時間は歩ける自信があります。これを継続しようと思います。3時間でも一緒に歩ける方、ぜひ「じか足袋歩き」しましょう。全国に支部を作ります!!(これから、ちょっとずつね💦)

好日部 https://www.facebook.com/groups/297995882909109


もう一つのご高齢夫婦の話。お客様のおじいさんの話ですが、

105才のおじいさん。奥様は100才。ある山奥にお二人で生活されていて、100才の奥様は、半身不随ですこし痴呆があり、生活は105才のおじいさんが機嫌よく面倒をみて、畑仕事もしているという。家の中をおばあさんは這って移動していると。

そんな二人を山奥の一軒家で「放置」??していていいものかとびっくりして聞いていましたが、それが本人たちの「意思」で、「希望」してそうされているとのことでした。もちろん、見た目はだれが見ても「ゴミ屋敷」化しているし、不潔で不便な生活で、食べ物も偏っている。でも誰にも迷惑はかけていないし、山からおろしてきて一緒に暮らすとか、または施設に入れたりしたら、かわいそうなんだそうです。

なるほど。

わたしもそうしたい。

歩けなくなったら、這って外に出て、空を見上げたい。手に届くものを食べて、食欲がなくなったら、土に返ろう。

老後の資金2千万円なんていらないのだ。


ご利益のある写真プレゼント!


「保守的」な今の生活を「ぶっ壊す」力が湧いて、今まで大事にしてきたことが変わる、今後の生活が見え始めました。

やっぱり、いろんなことを教えてくださるので「お客様は神さま」なのでした。


つづく












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?