パガニーニによる大練習曲第3番/F.Liszt

これ以降「パガニーニによる大練習曲第3番」は「ラ・カンパネラ」って記載します。
流石にちょっと長いので…
いや、まあ「ラ・カンパネラ」自体は超絶技巧だとかの別バージョンもあったりするんですが、とりあえずこの記事内での「ラ・カンパネラ」は「パガニーニによる大練習曲第3番」を指すって事で統一させてください。
だから、YouTubeとかで検索をかけるときは「パガニーニによる大練習曲第3番」で検索してください。
じゃないと、違うバージョンが出てきて俺の言ってる事が出てこないまま曲が終わるので…


幼少期にピアノ習ってたんですよ。
つっても2年くらいの期間でしたが。
その時の発表会で演奏された曲だったんです。

ちなみにその発表会で俺はピアノを辞めたんですけどね。

正直、ピアノが好きだったんだけど、悲しいことに技術が全然追い付かなくてですね。
幼心に「あ、俺これピアノ向いてねえわ」って悟った次第です。

多分、人生で初めての挫折経験ってピアノだと思うんですよね。
どうも右手と左手をバラバラに動かすという事が苦手なんですよ。
2つの事を同時にするのがメチャクチャ苦手で、歯磨きしながらテレビ見るだとか、友達と飯食いながら喋るとかも無理なんですよ。マジで難易度が高すぎる。


何か話がまた逸れてきましたね。

話を元に戻しますと「ラ・カンパネラ」が「あ、この音楽カッコいいな」って感情を抱いた最初の曲なんですよ。
音楽に「イメージ」を持つようになったのもこれが切っ掛けではありますね。
だから、総合的にピアノは挫折だけでなく俺にいろんな経験をさせてくれたんで、そこはありがたいと思ってますね。


で、俺がこの曲のどこが好きかっていうと2点あるんですよ。

「ラ・カンパネラ」は直訳すると「鐘」なんですけど、楽曲を通して終始この鐘がコロコロと鳴ってるような印象なんですよ。

勿論、その部分も好きなんですがね。

でも、それが最終部でガラッと変わる。
この曲のカッコよさってその部分に尽きると思うんですよね。

「終わり」に向かって突き進んでいくような感覚というか。

多分これは言葉で説明するより、実際に聴いてもらった方が解りやすいんじゃないかな。


もう1点はその2小節前。
だから134と135小節目かな。最後の11小節部分に入るとこですね。
これ譜面だと解りやすいんですが、右手は上昇して左手は下降してるんですよね。
更にcresc.moltoで大きくクレッシェンドしながら136小節目のff(フォルティッシモ)に入ってくので音の厚みが半端なくなるんですけどね。そこら辺の表現含めて好きな箇所ですね、ここ。
実はこの右手と左手の連動に対しては、結構好きな手法なんでたまに使ってますね。
具体的には、ギターが上昇するフレーズ弾いてたらベースは下降するフレーズをぶつけてたりします。

リストはこの他にも好きな曲結構あるんですけどね。
ただまあそれは別の機会にということで…


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