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雜記

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思考以上言明未満のものたち
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2024年4月の記事一覧

それでも、星を追う

 全てのものが腐乱するような日曜日だ。冷蔵庫を開ける、意味はない。閉める。意味は生まれない。夜の底で冷たく絡まり合う洗濯物に手をつける。「四月は最も残酷な月」と詩人が言ったのを思い出して、生活は呼吸や心臓の動きのように、意識せずともここに在る、在ってしまうことに気がつく。もはや意味の発生しない最小の領域と単位で、在るだけの生活に慣れてきたところだ。遠い声がゆき過ぎる。遠い部屋に生きる人々が、同じようにして記憶の通路を通り過ぎる。  カーテンの隙間から一条、街灯のLEDが鋭く