法人税申告、一人でできるかな?

10月31日が法人の年度最終日だったため、法人決算・法人税申告を独力で行いました。

より正確に書くと・・・、
・11月16日、国税・県税事務所・市税事務所に法人税を申告した。
・赤字会社なので、国税に対して払い過ぎた税金の還付を受けるような申告になっている。(申告書の中で)銀行口座を伝えてあるので、還付金が振込まれるのを待っている。
 法人市民税をの支払い申告を県・市に対して行っており、そのための振込用紙が送られてくるのを待っている。
という状況。
なので、申告はできたが、正しい申告だったかは・・・今後分かる。

利用したツールはfreee会計(ミニマムプラン)、freee申告(ベーシックプラン)。
自力(税理士不在)で決算、法人税申告をするというと難しく聞こえるかも知れないが、やってみれば簡単・・・とは言わないが、ほんの少しだけ勉強すれば、できる(できたつもりになっている)。

今経営している会社は、税金(+社会保障)最適化のために持っていて、意識的に最低限のコストで経営できるようにしている(税理士無しでも決算・税申告できるような事しかしていない)。
より具体的に書くと、商品・サービスの売上無し(仕入、在庫、設備投資無し)、ある程度の額の有価証券(高配当ETF)を持っていて、その配当を”一人社長”に役員報酬として支払っている。少しばかりの会議費、雑費、交通費を使っている。

freee会計・申告は素晴らしいツールで、ほとんど自動でやってくれる。会計と申告間の連携も(ほぼ)完璧。手順書、オンラインマニュアルが充実しており、基本動作で迷うことは(ほぼ)無かった。
しかし、有価証券については自動でやってくれない事/自分で計算し、freee申告内の用紙(スクリーン)に打ち込む必要がある部分があり、それが以下3つの別表;

1.別表六(一)、所得税控除に関する明細書
有価証券からの配当金は、所得税が引かれて振り込まれる。ここで申告すれば、所有していた期間(月数)に応じた所得税を取り返すことができる。

2.別表八(一)、受取配当金等の益金不算入に関する明細書
非支配目的で長期保有している株から得られる配当金のうち、20%は益金に含めなくて良いという制度があり、その申告。

3.勘定科目内訳明細書、有価証券の内訳書
どの株を何月、何日、何株、いくらで買ったかを申告。これは計算など不要で、ただ取引履歴を書き写すだけ。

1,2,3に入れた数字は、freee申告が自動的に別表四(簡易様式)に反映してくれるので、一応チェックだけして、申告書類の作成完了。
それを(これまたfree申告の機能を使い)、eTax(国税)、eLTax(県・市民税)経由で、税務署、県・市税事務所に送信。
と、あっさり完了。
何事もなく税金が返ってきてくれれば良いのですが(祈り)。

参考にした書籍:


いいなと思ったら応援しよう!