スーパーマリオブラザーズ2 全ステージRTA ルイージ 序章

Switch Onlineでプレイできるようになったことで、触れる人は増えたのではないかと思われるマリオ2ですが、走る人の増加を祈念してRTA記事を起こしてみます。ワールド毎に記事を作る予定ですが、その前に前提知識等を記載した当記事を序章とします。

スーパーマリオブラザーズ2は、プレイヤーとしてマリオかルイージを選択できますが、ここではルイージを使った攻略とします。また、ファミコンディスクシステム版、スーパーマリオコレクション版両方に対応できるようにします。これ以降、ファミコンディスクシステム版をFDS版、スーパーマリオコレクション版をマリコレ版と表記します。


FDS版とマリコレ版の違い

一般にはマリコレ版の方がマシと言われますが、細かいところで違いが多く、両方のバージョンをプレイしていると混乱することもしばしばあります。

  • コンティニュー

恐らくこれが一番有名な相違点でしょう。マリコレ版はプレイしていたステージの先頭から始まりますが、FDS版はワールドの先頭に戻されます。

例えば、8-4でゲームオーバーとなってしまったら、FDS版は8-1から、マリコレ版は8-4からのプレイとなります。

  • 残機

無限1UPした時によくある罠ですが、FC版マリオ1、FDS版マリオ2ともに、残機が127を超えるとオーバーフローするため、無限1UP→1機死亡で即ゲームオーバー、が起こりえます。

マリコレ版は127まで増やすとそこでストップするため、増やしすぎを気にする必要はありません。もっとも、RTAする場合は気にならないのですが。

ただし。

1-1で無限1UPを行い、その残機でどこまで進めたか、もしくは残機いくつ残してクリアできたか、を記録すると、上達具合を確認できると思います。FDS版だとワールド先頭に戻されるので、マリコレ版を推奨です。

  • アルファベット面

FDS版のA-1の開始はタイトル画面でA+Startとなっています。また、アルファベット面をプレイするには、8-4を8回クリアしておく必要があります。1度クリアする毎にタイトル画面の★が増えていき、8個以上にならないとアルファベット面はプレイできません。

マリコレ版はクリア回数に関係なくアルファベット面を遊ぶことが出来ます。

また、細かい違いになりますが、タイトル画面からA-1に行くFDS版と、9-4からA-1に行くマリコレ版では、難易度(表には出てこない数値)に違いがあり、特にハンマーブロスの動きが異なります。すぐにわかる違いとしては、アルファベット面において、FDS版のハンマーブロスはその場でハンマーを投げますが、マリコレ版では出現時から前進してきます。

  • 敵キャラクターの当たり判定

大きく異なるのはパックンフラワークッパです。

パックンフラワーは、FDS版よりマリコレ版の方が判定が大きくて当たりやすいですが、その分ファイアボールで倒しやすくなっています。

クッパの方はあまり知られてないと思われます。FDS版は当たり判定が矩形2つで構成されいるのに対し、マリコレ版は1つです。そもそも矩形の範囲が違っていて、クッパが出現時に後ろにジャンプ→最速で次のジャンプというパターンだった時、FDS版は下をくぐれないので待つ必要がありますが、マリコレ版は被ダメージなしで斧を取れるという違いがあります。

また、ファイアボールで倒す際、FDS版では2つの矩形に同時にファイアボールが当たると、それぞれの矩形に対してダメージ判定が行われるため、1個のファイアボールで2ダメージ与えることが出来ます。ファイアボール4発以下で倒せることがあるのはこのためです。

  • 加速度

いわゆる「ディスク版ルイージはマジでブレーキ効かない」というやつです。

ところが、ブレーキだけではなく、FDS版のルイージの方が
・ブレーキ効きづらい
・加速が弱い(最高速は一緒です)
・ジャンプが少し高い→ダッシュジャンプの飛距離が長い

と、加速度に関する行動は全て影響を受けます。
飛距離については、特に5-1等で踏み切り位置を意識しておかないと危ないです。

  • 一部ステージの形状の違い

3-2では、FDS版にある上から垂れ下がっているサンゴが、マリコレ版にはなかったりします。

また、8-3・D-3ではFDS版では背景と同じ柄のレンガブロックが存在しますが、マリコレ版では隠しブロックになっています。

余談ですが、出現していない隠しブロックにハンマーブロスは乗ることができます。マリコレ版D-3で見ることが出来ます。困ったもんだ。


マリオとルイージ

RTAにおいては、ルイージの加速が鈍いせいで、マリオの方が理論値が速いということになります。どうしてもブレーキが入るマリオ2ですので、ステージ開始時だけでなく、色々な箇所で兄弟のタイム差が開くことになります。ルイージの方が1マス高く跳べるという利点があり、そこは絶対的なアドバンテージですので、クリアのしやすさはルイージ…と言いたいところなのですが、実際は

マリコレルイージ < マリコレマリオ < FDSマリオ < FDSルイージ

という難易度(右の方が難しい)ではないかと。FDSルイージはクッパ前ブレーキがきついのと、8-4の難易度が正直言って異常ですので、マリコレで慣れてからFDSという流れでいいと思います。

カテゴリ

スーパーマリオブラザーズ2のRTAのカテゴリは、ファミコンディスクシステム版とスーパーマリオコレクション版で分かれています。ここでは全ステージクリアするカテゴリのみ紹介します。

  • All Stages(FDS)

FDS版のカテゴリです。W9を全てクリアした後、9-1で故意にミスをしてタイトル画面に戻ってからアルファベット面を攻略する流れになります。

  • Warpless D-4

こちらはスーパーマリオコレクション版(以下マリコレ版)のカテゴリです。FDSと違い、W9の後にすぐアルファベット面に入ります。8-4で残機が減らされることはありません。また、FDSとは違ってクリア回数とは関係なくアルファベット面をプレイすることが出来ます。

RTAする前に

まずクリアしましょう。
恐らくこれが一番高いハードルになると思われます。最初はマリコレ版を推奨します。特にWorld8、特に8-4が攻略できるかの影響が大きく、初回クリアに要する時間は差が出るはずです。

また、RTAでは最終的にはファイアフラワーを取って進むのが基本となりますが、最初はチビ、特に危険な箇所においてはキノコまで取る、をおススメします。キノコを取る主なステージは3-1、6-1、8-1、A-1、B-1、D-1、D-3です。

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