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2019CL京都 BEST64 ガブリアス&ギラティナ

前語り

はじめまして。Lon(twitter:@Lon50_poke)と申します。
今回は、CL京都・シティ千葉シーズン4で使用したガブリアス&ギラティナ(以下ガブギラ)の解説、及びCLの環境考察の記事になります。

このデッキは、ている(twitter:@ftail137)くんと60枚共有して挑みました。
結果としては、共にBEST64と惜しくも決勝トナメには進出できませんでしたが、デッキ構築や環境考察は間違っていなかったと感じています。

有料となっていますが、無料部分も他の有料記事に負けないくらい濃いものになっています。もし興味を持っていただけたら、最後まで読んでくれると嬉しいです。

CL京都環境考察(~sm10a)

▪️環境の変遷
まず、3,4月のシティリーグや大型自主大会の結果をもとに環境の変遷を簡単にまとめたものがこちら。

シティリーグでは、前大会の優勝デッキに有利を取れるデッキが結果を残す傾向にありました。

・シティリーグ大阪 3/3
優勝:ジラーチサンダー
準優勝:レシリザ
新弾のメインカードであるレシリザや炎の結晶や溶接工といった炎強化の恩恵を受けた炎ポケモンたちが数を増やしました。ただ、新弾発売直後ということもあり、まだまだ環境は定まっていなかった印象です。

・シティリーグ大阪(2週目) 3/10
優勝:ズガドーン単
準優勝:ギラティナデスカーン
ここにきて新たなデッキタイプであるズガドーン単が登場します。明確に不利を取る相手が少なく一気に数を増やしました。その結果、ズガドーンに対抗するために「①願いのバトンを発動させずに、②相手の手札に干渉する」動きができる必要がありました。

・大型自主大会 3月中旬
ゾロアークペルシアン(+ジュゴン)というデッキタイプが登場しました。フィールドブロア―やジャッジマンによってズガドーンに対抗できるゾロアーク軸のデッキが数を増やしました。ジュゴンによって相手の種ポケモンやジラーチを倒す動きが強力でした。

・シティリーグ埼玉 3/23
優勝:ピカゼク
準優勝:サナニンフ
ダブルブレイズ発売後、鳴りを潜めていたピカゼクがここにきて復権しました。フラダリラボによって願いのバトンを発動させずに殴れるためズガドーンに強く、ゾロアークからルガルガンが抜けて比較的自由に動けるようになったことが大きいです。

・シティリーグ千葉、大阪 3/24
優勝:サナニンフ(千葉大阪共に)
準優勝:ジラサンUBライコウ(千葉)、ギラティナデスカーン(大阪)
数を増やしたゾロアーク、ピカゼクに対して有利を取れるサナニンフが上位を占める形に。余談ですが、当時の僕が使用していたサナニンフムウマージが新たなデッキタイプとして優勝し、悔しい思いをしました。

・シティリーグ茨城 3/30
優勝:プテラ
準優勝:レシリザ
ここにきてプテラが優勝しました。苦手としていたジラサン、ウルネクが数を減らしたことが要因の一つだと考えられます。このシティは実際に見に行きましたが(当日枠に落ちただけ)、全体的にレシリザがかなり数を増やしていた印象を受けました。

・シティリーグ東京 4/7
優勝:レシリザ
準優勝:レシリザ
BEST4のうち3人がレシリザという結果に。この時点でガブギラ等のジージーエンドのカードを主とするデッキはあまり見られませんでした。まだ煮詰め切れていないor煮詰め切れているがCLのために隠しておく人が多かったのではないでしょうか。

さて、環境の変遷はわかりました。しかしこれだけではCL京都の環境を予想するには不十分です。

▪️リセットスタンプの登場

終盤にかけて不利な状況を捲れる可能性のあるこのカードは、どのデッキにも1~2枚は採用されることが予想されました。その結果、
①スタンプを有効的に打てる
②スタンプからすぐに復帰できるor打たれる前に盤面が完成できる
この2点が重要になると考えました。
逆に、リセットスタンプに抗えないデッキは淘汰されると考えました。

以上を踏まえて、僕が想定したTier表がこちら。

(各tierの中でも、左に行くほど使用率が高いと予想)
ブルーやデンジ、デデンネ等の採用によってスタンプとの相性が良くカードパワーの高さ故に止まりにくいTAGTEAMたちが勝ち上がってくるのは容易に想像できました。
中でも、直近のシティで優勝したレシリザは数を増やすと考えました。次点で数の多いピカゼク・サナニンフに対して有利を取れるのも評価が高い理由の1つです。
ゾロアーク、ウルネク、ジラサンに関しては十分なポテンシャルは持っているものの、Tier1.2の高耐久高火力TAGに対してパワーが足りない、リセットスタンプに弱い等の理由でこの位置に。
ラフレシア・フーパに関しては、ここまでTAG環境であれば握る人は一定数いるだろうなと思っていました。ただし、予選で当たるとしても1回までだと思っていたので、最悪切っても良いという認識でした。

さて、CL京都の大まかな環境予想は出来ました。次に上位4つのデッキを一通り回してみて相性関係を確認することにしました。
この時点ではまだ何のデッキを握るか全く決めていませんでしたが、どんなデッキを握るにしても環境トップのデッキを深く知っておくことは大切だと考えたからです。
そして相性関係を僕なりにまとめたものが以下の表です。

ここで初めてガブギラのポテンシャルの高さに気が付きます。

ここから先は有料部分として、

▪️初期のデッキレシピとその要点
▪️CL・シティで使用したデッキレシピ
▪️採用・不採用カードの解説
▪️各マッチアップごとの戦い方
(vsレシリザ、ピカゼク、サナニンフ、ラフレシア)
▪️CLを終えて

が書いてあります。
では、早速初期段階のデッキレシピを見ていきましょう!

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