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1角の入りは直線より大事(3/10回顧)

今週もサボらずに回顧、ということで今週も1Rピックアップして自分が思っていることを書いていきます。
*今週から推奨記事に対しての回顧も始めたことで、回顧記事については水曜日までの配信とさせてください。

今週は穴馬ハントにも出した、阪神3Rとおまけで中京1Rを出してみました。

皆様、回顧をするときにどこを中心に見ているでしょうか、目立つ不利はもちろん直線になり、その次に3-4角が見られていることが多いですが、1角の入りを見ていくことはかなり大事(指数などにも読み取られにくいよ)というお話です。

では、まずは予想記事から。

マジカルレイズはこんな感じの馬柱でした。

新馬戦については、勝ち上がりが結構多いダノンケイツー組。
この時の1角の入りなのですが、大外スタートで、

真ん中外のピンク帽子

こんな感じで外に振られていました。大外でポジションを取るために加速もしつつ外に振られた場合、ポジションも落とすし外負荷も大きくなってスタミナも消耗するし、と良いことが全くないレースになってしまいます。ポイントは1角に入る前、

ここで前のオレンジ帽子がよれてプッシュもできなくなり、後ろに入って砂かぶってポジションを落とす不利もある状況で競馬にならないレースになりました。

続いて前走、黒帽子3番スタートでこの形から

こうなってしまい思いっきり加速するも減速+砂かぶってやる気をなくし、4角でもうムチが入って敗戦、という競馬でした。

新馬戦で大外なのに砂を被る外負荷を喰らう、2走目は出していくも逃げられず被されて減速、となった場合、陣営が今回大外を引いて考えることは、砂を被らずに出していく競馬、となりやすく、今回しっかりとだしてくれました。陣営+水口騎手がしっかりとリスクをとった良いレースだったと思います。

まあ、このレースで伝えたいこととしては、すべての馬がスムーズに走っているわけではない、ということで、目立つのはどうしても4角からゴール前に至るまでの過程、になりやすいですが、4角までの準備として大事なのは2ターンは初角の入りで、ここでどれだけスタミナをロスしているか、ポジションを通しているかで、その後のレースの組み立ての難しさがかなり変わってきます。
回顧をする時に一番大事と思えるポイントになるので、皆様もこの辺りを注目してくると、良い回顧ができるようになるかなと。

ここはおまけなのですが、今度は中京1R。

ヒロインズクレストのルフトクス戦ですが、13番枠からだして行って

外6を回されてポジションも死ぬほどロスし、スタミナをへるこれ以上ない下手な騎乗になっています。大外の騎手は、だしていくのであれば外負荷をかからないようにコーナー前で減速をしないといけないですが、これは将来は全く見通せていない騎乗で、だしていってみんな引かないから結果として勝てるわけない動きになった、ということになっています。
この状態から、

最後番手まで押し上げているわけで、他の馬に比べてかなりのスタミナを使わされており、これで4着なら次走頑張れるよね、となります。

自分の買いたい馬は、直線で番手だったね、ではなく、1角でものすごく外に振られて番手だったね、の方がもちろんですが次走の好走確率は上がるわけで、どんな競馬をしていたのか、はしっかり意識するようにしましょう。

また、映像解析を行なっているAIには見られますが、データのみを見ているAIの場合には、1角のポジションは加速だったのか否かを判断することはできません。今回マジカルレイズは全く人気がなかったですが、これは2戦でポジションを取ることができない馬、と判断されて指数を落とした可能性はあると思っています。

割と見られにくい内容にもなりますので、今の回顧としてはかなり大事なポイントとなるかなと。

では、今日はこの辺で。

いつもありがとうございます!