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2024年日本ダービー記事抜粋

東京11R ⭐️⭐️

◎10.サンライズジパング
◎5.ダノンデサイル
○6.コスモキュランダ
▲13.シンエンペラー
△2.レガレイラ
△13.ジャスティンミラノ
馬券圏内 2,5,6,7,10,13,15
ダービーについてどこから触れるか悩みましたが、考えたポイントは今年はかなりあるので、1つ1つ出していきたいと思います。
[展開]
まず、元々はメイショウタバルが出走して逃げるかどうか、というところからいなくなって逃げ馬が不在に。前走で逃げた馬がいないレースになった場合、特にダービーのような大きな舞台の場合には、生半可な気持ちでペースを作ることは難しく、逃げることに自信を持つ騎手が逃げると見ます。可能性があるのは豊さんの可能性がかなり高く、シンエンペラーが鞍上性格的に次点かなと。ここで思うこととして、タイムラインにかなり出ていましたが、逃げたい馬がいないことはスローにつながる、という考えなのですが、これは間違いだと思っていて、ダービーで一定の人気馬に乗って逃げをチョイスする時点でスローの脚力勝負にすることを望んでいるパターンはほぼなく、基本的に流して競馬をする形になるかなと。そのため、スローになることはメイショウタバルが出走しているよりも可能性は低いと見ていて、かなり締まったラップになると想定します。
[土曜日のトラックバイアス]
土曜日のラップを見て思うのは、Cコースの悪いところが出ているな、という部分。基本コーナー角が緩くなるCコースになった場合、Aに比べて差しやすくなるのですが、そこをインが強いことでカバーする、というのが基本的なダービー週のイメージ。ただ、今回はインが素直に汚れてきている状況で差し込みが決まるやすい状況。しかも、ラップそのものではわかりにくいタフさもあり、東京3ではカリクロの大外が突き抜けた上がりを出し、6Rはエピファをロージズインメイを破る、10RではTapitのバニシングポイントが差し込んでくる状況で思っているよりダートでも走れるタイプが好走するいわゆる普通の高速馬場ではない状況が出来上がっている。
[基本的なこのレースについての考え方]
上記を考えた場合、今年に関して思う部分として、高速馬場の中山から準低速の東京になる、という普段と全く違うバイアスの変化を受けるダービーになると予測します。準低速の東京になり、しっかり流れる中で走れるために必要な経験値というのは、多頭数の競馬への経験値とタフな馬場での上がりを出せている履歴、前は相当スタミナを奪われるので、コーナーを曲がってから仕掛けるくらいゆったり構えて競馬ができること、とみます。今年多頭数で競馬ができているレースはG122つのホープフルと皐月賞、地味に京成盃と京都2歳S。
*仮に逃げ馬がスローに寄せた場合には脚力戦になるので、その場合には人気サイドでの硬い決着になる可能性が高いと見ます。ただ、そのケースで的中してもダービーを当てたということに意味があるかもしれませんが、年間を通した1レースとして考えた場合、先につながることはありません。
[補足事項]
今年の皐月賞はかなりきついラップを叩き出していること、特に前で競馬をした組に関しては、相当な負荷がかかっており、ここに至る上で中身がなくなっている可能性は十分にあると思います。皐月賞をダメージなく過ごす、ないし、皐月賞を走っていない、ことはアドバンテージがあると見ます。
[印に対してのコメント]
◎10.サンライズジパング
とにかくズブい馬であることが本命要素。皐月賞はずっと手を動かしていて、全く動かずに外に出すことすらできずイン進路で競馬をせずに終わり。ただ、かなり荒れているインをもちまえのパワーで差し込んできており、2000ではどう見ても距離が足りない部分を見せていた。
評価は重馬場で走って突き抜けた若駒でのギアをあげた時点での上がり性能とホープフルSで詰まった上での最後の足は魅力的。進路が取れずに何もできず負ける、特にイン進路を通った場合には絶望的ですが、鞍上がズブさに諦めて後方から競馬をすることを祈った場合、可能性は十分に出てくると見ます。
◎5.ダノンデサイル
もう1頭本命で申し訳ないのですが、2頭本命でダノンデサイル。
理由はそのままに鞍上がポツンをしてくれる可能性が高いこと、多頭数のレース経験を持っていること、になります。京成盃はアーバンシックに立ち回りで勝ちましたがラップはしっかり流れてスタミナを問われているレースになったこと、ポイントは京都2歳でシンエンペラーに詰まって負けたものの最後の足色は抜けて高くエンジンのかかりの遅さがある部分。皐月賞を回避してフレッシュな状態で使える、というアドバンテージもあり、ここは可能性は十分にある。
○6.コスモキュランダ
ここは評価レースにはいないものの京都2歳への出走経験があることで鞍上がかなりひどい動きになったこと、その後中山での強いまくりなど心肺機能の高さを見せてここまできている状況。アルアインを考えても本来の東京、ではない現在の馬場の方が間違いなく良いでしょうし、その割に上位2頭に比べて人気しないなら素直に。
▲13シンエンペラー
東京だから買えない、と言う裏をとりに行くならこの馬で、前述したホープフル、京都2歳で結果を出している部分を評価。皐月賞も高速馬場で格好はつけており、準低速になる東京ならさらに上げてきてもおかしくない。鞍上が前にいきたがる性格の分4番手にしたものの、着を拾える可能性はここが一番高そう。
ジャスティンミラノは総合力、レガレイラはホープフルの結果から無印は難しい、10人気以上から入っているだけに人気でも抑えることは許されそう。
買いたくないのはシックスペンス。東京マイルなら本命も距離が素直に長そうでスロー経験しかしていないことが難しい。シュガークンはターゲットになる競馬をチョイスし一発狙いにくるなら総合力が足りないと見る。ダノンエアズロックはスロー経験しかなくそんなレースにはならないはず。
悩むのはアーバンシックで京成杯を見ると通用してしまう可能性はありそう。人気しすぎの面いらないで括ったものの、今回のオッズから入るなら評価はしても良いかも。
穴目をさらに見るならミスタージーティで皐月賞イン進路とホープフル大外からインに動く競馬。母方からもキレるわけがない。

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