オグラコウホネ
星野村は池の山にある自然湖「麻生池」
春から秋にかけて、湖面に可憐な花が咲きます。
花の名前は「オグラコウホネ」
福岡県指定天然記念物で、絶滅危惧種にも指定されています。
オグラコウホネとは
|学名|Nuphar oguraense Miki
|和名|巨椋河骨(オグラコウホネ)
|分類|スイレン科コウホネ属
|花期|5月~10月
学名のMikiは、命名者が植物学者の三木茂であることを示しています。
また、和名は最初の発見地である京都の「巨椋池」からきています。
ため池や河川、水路などに生息しますが、改修工事や水質悪化により激減してしまいました。
コウホネのこと
コウホネ(河骨または川骨)の名前の由来は、泥中に伸びる白い根茎が骨のように見えるから。
この根茎は川骨(せんこつ)という生薬にもなるそうです。
コウホネには、ヒメコウホネ、ネムロコウホネ、ベニコウホネなどいろんな種類があります。
オグラコウホネの特徴は、「葉は水に浮いているか沈んでいて、水上には突き出ない」「葉柄(ようへい)が細く、中に穴があいている」など。
葉柄っていうのは、花から下にニョキニョキと伸びている部分。(茎じゃないんだ)
ちなみに、コウホネの花言葉
「秘められた愛情」「崇高」「その恋は危険」
星野村の伝説
地元では、麻生池で悪さをしていた竜が改心してコウホネに身を変えたという伝説があるとか?
見頃は7~8月
オグラコウホネの花は小さくて黄色です。
水面から沢山の花たちが顔を出す光景を見られるのは、だいたい7月~8月の間です。
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