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音楽と記憶:あのときのこととそのときの曲

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#アカツキの詩

再生

♪スキマスイッチ -アカツキの詩

いつだって 茶化しては からかいあっていた はずなのに いつの間にか 冗談に聞こえなくなって 気付けば 君は 泣き出していた 散々迷ってさ 君が選んだ サボテンだって そう、簡単に ダメにしてしまったなぁ 愛情を注いでいれば 花も咲く と 信じこんでいた 思えばそうだ 僕は 鏡越しの自分 を見ていた 君が見ていたのは 紛れもなく 僕 だったのに 差し込んだ 月明かりは 僕の前で 消えてくよ ぎこちなくてもいいから そっと 抱きしめられたなら 夜が ひっそり 座り込んでいた 守ろうとした 手のひらで 握りつぶしてしまうよ ただ 君さえいればいいのに こらえ切れず こぼしていた 夜が 少し、動き出していた -スキマスイッチ, 2006年. 過剰な愛は飽きられる。 お腹いっぱいにさせてしまう。 でも、毎日誰かに愛されてはいたい。それ以上に誰かを愛してみたいのかもしれない。 送りつける量が多いから、過剰な愛になってしまうのだろう。 サボテンだって枯れてしまう。 水をあげすぎてもダメなのだ。 少々の孤独と乾きも必要なのだ。 もう随分たったなぁ。2006年の曲か。 スキマスイッチ、お得意(?)の失恋する男の曲だ。PVのアニメーションも合わせていい。この曲の歌詞をまじまじと読んでから、愛が多すぎる人を見かけると「きっとサボテンに水をあげすぎてしまう人なんだろうな」と思ってしまう。