あの日見た夢と昨日の出来事。
インドにいるときに、ホストファミリーの風邪を全身で受け止めたために私も一緒に風邪をひいた。ゆっくり休むようにと言われ、手持ちの風邪薬とスパイスの効いた白湯を飲んでしばらく寝ていた。
私は同僚と歩いていた。同僚は深刻そうで、でも晴れやかそうにも見える面持ちだった。同僚は同年代で容姿端麗で頭のキレるスマートな女性研究者らしい。彼女は私に告げた。
「もう研究やめようと思う。やめて就職するよ。」
と。
『そっか。そっか。就職するのか。それもいいよね』
と微笑み返すことがせい