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大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(朝日杯FS)

いよいよ今年もあとわずか。年の瀬ではありますが、三谷紬アナウンサーがMCを務めゲストに武藤彩未さんを迎えたYouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)美味しい競馬#49をぜひご視聴ください。彩未ちゃんは父が調教師、弟が騎手。ランドセルを背負ってトレセンから学校に通った時期もあるという生粋の厩舎育ちで、興味深い話がたくさん!
12月19日(日)の阪神11R朝日杯フューチュリティステークスを予想します。印や買い目はちょっと置いて、このレースの説明を。2歳G1には「新種牡馬の産駒展示会」的な側面があります。その意味で注目は、今年2歳が初年度となる新種牡馬ドレフォンの産駒で、かなりの大物と目される札幌2歳S覇者ジオグリフ。札幌2歳Sが圧巻。そしてドレフォン産駒は芝ダート問わずバンバン勝ち上がっており、期待以上と言っていいレベルの成功を成し遂げつつあります。産駒を見ていても、サンデーサイレンスとは言いませんが、ブライアンズタイム級の可能性があるのでは…と個人的に踏んでいます。ただ、ドレフォンの父系は完成の早いストームキャット系。この勢いが3歳以降に続くかは注視しなければなりません。ドレフォンがどんなものか、現状の1番馬であるジオグリフは試金石となるでしょう。そもそもストームキャット系といっても産駒自身から数えれば4代前なので、違う傾向を示す可能性もあります。で、その⑬ジオグリフは対抗。ドレフォンの判断をレース後までペンディングするような印ですが、まあそこはそれ大人の知恵というやつです。

◎⑥オタルエバー。
新種牡馬の評価も大事ですが、2年目種牡馬の評価も同じぐらい大切です。オタルエバーの父リオンディーズは今年2歳が2年目産駒。17年に種牡馬入りした時の種付け料が150万円。以降200→300→250と推移して、昨年の初年度産駒がデビューしてから21年は300万、今年22年の種付け料は400万円にアップしました。4年目に下がっているのは産駒デビュー前であまりプラス材料がない時期だからで、基本的に上昇基調。デビュー前から産駒の出来が良く、かつ産駒デビュー後もしっかり勝ち上がっているからです。6年目400万円の種付け料は、この馬が半兄エピファネイア(22年種付け料1800万円)のオルタナティブ的役割があることを加味しても、一流の認定がされたと言っていいでしょう。産駒は芝マイルの単勝回収率が150%。まあ新馬、未勝利が中心なのですが、それはすなわち早い時期における強さを裏打ちするものでもあります。前走逃げて勝った馬が多く、ハナとは限りませんが、逃げ意欲など考え合わせるとこの馬が先頭か2番手とみて、押し切り期待です。
〇⑬ジオグリフ。
先述しましたが、ドレフォンは相当走ります。先ほどの種付け料推移でいうと、18~21年が300万円をずっと維持して、来年22年は700万円!ストームキャット系で成長力は見極めたいと記したものの、生産界の回答は種付け料倍額以上プッシュで即ブックフルですからね。

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馬券は
3連単フォーメーション
<1着>⑥⑬ →<2着>⑥⑬→ <3着>①④⑦⑨⑩⑮。
<1着>⑥⑬ →<2着>①④⑦⑨⑩⑮→ <3着>⑥⑬  計24点です。


text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC