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大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(スプリンターズS)

先週の神戸新聞杯はダービー馬シャフリヤールが4着。予想者の多くが想像以上に降った雨を予想できていなかった。筆者もです。それを踏まえるにせよ、ダービーを勝ったディープインパクト産駒に中京芝2200メートルで簡単に◎を進呈したのは甘かったかなと反省です。似たタイプの先達である昨年のコントレイルは神戸新聞杯を完勝しましたが、あれとてベスト舞台という感じではありませんでしたしね…。
予想の視野がショートレンジになりすぎていました。良くない傾向です。馬券というのは当たり続けるものでもないので、時々当たって、当たった時はことごとく爆発…が理想です。理想を忘れちゃだめです。日曜(10月3日)の中山11R・スプリンターズSは振り回しますよ!

筆者の競馬記者キャリア最初のG1は’00年スプリンターズS。16頭立て16番人気ダイタクヤマトが優勝。これの的中で21年間、競馬記者をやってきたようなものですから、初心に返るのはいつもスプリンターズS。昨年も馬券の狙いは10番人気アウィルアウェイでしたから、やはりこのレースで初心に返っていますね。さて今年

◎②ミッキーブリランテ
やったぜ!全然人気ないぜ。力のある1頭ではありますが、負ける時は10着以下になってしまうので、評価が落ちやすい。そして激走するという、マッチポンプ型の穴馬です。前走キーンランドCも10着。2番人気に評価されていたのに、今回は当時買っていた人はどこにいったのかという人気急落。買い頃です。
スプリンターズSは内枠の穴馬がしばしば激走しますが、理由があります。今年もそうですが、秋の中山芝は内有利のコース傾向になる年の方が多い。この場合、距離ロスのないインコースが有利ですが、内側のコースは同時に前がふさがりやすいリスクもあります。人気馬は進路を外に取り、開くかどうか分からないインコースは人気薄が一か八かの勝負を懸ける、という算段。ミッキーブリランテの人気なら、イン突きの勝負に打って出やすい。あとは「はまるか」「はまらないか」。

○⑥メイケイエール
レースで行きたがる馬で、ここ2走はちぐはぐを通り越して袋小路に入ってしまった感もあります。ただ今回は人気のプレッシャーから解放されてG1の速い流れ。折り合っても不思議のない条件でもあります。根強いといういか底堅いというか、ミッキーブリランテほど極端な人気急落ではありませんが、みんなが諦めかけたころに、馬の方は準備が整っているというパターンではないかと。

▲⑭ダノンスマッシュ
休み明け巧者。ひとつ誤解のないように言っておくと、若い頃から今みたいなローテーションで同じように出世できたとは思いません。前哨戦完勝→本番だめのパターンを何度か繰り返し、足りないものをいろいろ得て、その上で現在の実力があるのです。6歳秋のここは国内総決算の一戦。勝てば種牡馬価値も違ってきますね。

☆⑫レシステンシア。
ここまでの1200メートル2戦が高松宮記念2着、セントウルS1着ですから、スプリント路線のトップクラスです。

ひと言診断

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馬券は
3連複 ②1頭軸、相手④⑥⑦⑨⑫⑭⑯ 21点。

text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC