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大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(阪神JF)

YouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)美味しい競馬#48は三谷紬アナウンサーがMCを務め、ゲストは武藤彩未さん!歌手としてゲストにいらしたとはいえ、武藤調教師のご息女であり、武藤雅騎手の姉君でもありますから、競馬記者としては説明しようのない緊張感がありました。随所に厩舎育ちの一面を見せてくれますので、ぜひともご視聴くださいませ。
もう12月も半ばですね。12月12日(日)の阪神11Rは阪神ジュベナイルフィリーズです。2歳女王決定戦であると同時に、同じ舞台で開催される桜花賞とも密接な関連があるレース。基本的に牝馬の世代間勢力図は変動がそれほど大きくありませんから、阪神JFはあらかじめ「ここが桜花賞なら」という視点が有効です。来年の牝馬クラシックの主役を決めるレース。今年は衆目一致レベルの主役はまだ不在ですが、このレースのパフォーマンス次第で主役が決まります。

◎⑰ナミュール。
ものすごく前評判が高かったわけではありませんが、超スローペースの新馬戦を2番手から引き離して勝つと、前走の赤松賞は東京マイル1分33秒8の好時計で完勝。インパクト大でした。父ハービンジャーがクラシックの主役を出すタイプかといわれると、少々首をかしげるところですが、牝系は曽祖母が桜花賞馬キョウエイマーチ。BCディスタフで米国ダートG1制覇の快挙を成し遂げたマルシュロレーヌが叔母にあたります。キョウエイマーチが遺した牝馬はヴィートマルシェ1頭だけですが、そのヴィートマルシェからナミュールの母サンブルエミューズ、前述マルシュロレーヌが出て、大いに発展を予感させます。2歳G1も勝っちゃいましょう。

〇⑧ステルナティーア。

前走サウジアラビアRCは2着ですが、勝ち馬はルメールが高く評価するコマンドライン。しかも前走レース時、ルメールはこの馬を意識して仕掛けを早めたとのこと。実力は重々承知しているわけです。今回ルメールが初騎乗になりますが、全く問題ありません。4代母がシンボリルドルフの全姉。この牝系はアズサユミが中興の祖となり、既にステルヴィオがG1勝ち。再び繁栄の気運が高まっています。

▲⑩サークルオブライフ。

母父アドマイヤジャパンとなかなか味わいのある配合ですが、米国の名馬である鉄の女レディーズシークレットを擁するソヴリンレディ牝系は日本でもビリーヴがG1を勝った名門。アルテミスS1着なら押さえないわけにはいかないです。千代田牧場は牝系を上手に延ばす生産者で、同生産者の△⑨シークルーズは千代田牧場の重要牝系チヨダマサコ系。ニッポーテイオーやタレンティドガールの牝系が今も息づいています。母ベストクルーズも2歳から活躍したように、この牝系は仕上がり早めです。

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馬券は
3連単フォーメーション
<1着>⑰→<2、3着>⑧⑩⑱=<2、3着>⑦⑧⑨⑩⑬⑯⑱ 30点。


text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC