大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(日経新春杯)
1月も半ばですが、まだ新春です。なぜなら1月16日(日)の中京11Rは日経新春杯。天下の日経が新春と言い張るなら16日も新春で構いませんとも。中山では京成杯が行われますが、ほぼ1勝クラスの限定重賞より、キャラの立ったメンバーが出てくる古馬G2でいきましょう。
まず現在の中京芝は前、内がだいぶ有利なコンディションです。といって時計や上がり3Fが極端に速いわけでもないので、軽い馬場でスパッと切れる馬ではなく、ある程度のポジションが取れてコースロスをしないイン先行馬にプラスのコンディションです。
◎③マイネルウィルトス。
脚質的には先行にカテゴライズするかちょっと迷うタイプ。ただ、凄く瞬発力があるわけではなく、位置取りが前寄りか中寄りかはおくとして、早めに仕掛けてしぶとく脚を使ってきます。いわゆる「地脚型」というやつで、通過順は差し馬っぽいものの、本質的には先行馬に近い脚の使い方です。4歳の差し馬2頭がかなり強力ですが、内枠を引いたことで好位~中団のインから、4歳差し馬2頭に先んじて仕掛けるイメージ。
〇④ステラヴェローチェ、▲⑩ヨーホーレイク。
いずれもG1好走の4歳差し馬2頭。ステラヴェローチェはG1で2、3、3、4、4着。実に惜しいレースが続きます。自分の中では「令和のホワイトストーン」認定しており、ホワイトストーンは明け4歳初戦の大阪杯を完勝しています。2着ダイユウサクで時代を感じるのと同時にホワイトストーンを覚えている人がどれだけいるのか不安になってきました。気になる方は検索してください。クラシック惜敗馬といえば昭和のサンエイソロン、平成のホワイトストーン、令和のステラヴェローチェです。ヨーホーレイクはダービーがゴチャついての7着。不利があっての0秒6差ですから、ホープフルS3着、皐月賞5着を含めて世代トップの1頭。目の外傷のため復帰がここまで延びましたが、急がず動ける態勢になってから出てきました。
☆⑧フライライクバード。
父系4代父、母の3代父、曽祖母の2代父がロベルト。ロベルト4×4×5というやつで、切れよりパワー寄りの配合。マイネルウィルトス同様に今の中京芝が合っています。
馬券は
3連単③④⑧⑩ボックス 24点。
押さえに
3連複③―④⑧⑩―②④⑧⑩⑪⑮ 12点。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC