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若手お笑い芸人インタビュー連載 <First Stage>

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注目の若手お笑い芸人が毎月登場する、インタビュー連載。「初舞台の日」をテーマに、当時の期待感や反省点、そこから得た学びを回想。そして、これから目指す自分の理想像を語ります。
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#コント

トンツカタンの向き合い方「各々のがんばりで未来とチャンスつかむ」|お笑い芸人インタビュー<First Stage>#9(後編)

東京のライブシーンで異彩を放ち、活躍するトンツカタン。今年、『NHK新人お笑い大賞』で決勝進出、『キングオブコント』では5年ぶりのセミファイナリストと着実に歩みを進めている。 そんな3人の初舞台を聞くこのインタビュー。傍目には順調そのものに見えるが、3人いれば現状認識も異なるようで……。 ブレイク前夜のトンツカタンの、現在地を探る。 【記事前編】 若手お笑い芸人インタビュー連載 <First Stage> 注目の若手お笑い芸人が毎月登場する、インタビュー連載。「初舞台

芸人でしか生きられない男と、奇妙なふたり  トンツカタンの初舞台|お笑い芸人インタビュー<First Stage>#9(前編)

実力派コント師のトンツカタン。東京のライブシーンでは確固たる地位を築いている3人だが、メディアでの露出はまだ増え始めたばかり。 もともとはお抹茶と櫻田佑で組んだところに、森本晋太郎が合流したことでトリオとなった3人。今回は合流以前の3人が、芸人として踏んだ初舞台について聞く。 トンツカタンは“都合のいい男“と組んだコンビだった 左から:お抹茶、森本晋太郎、櫻田佑 ──そもそもトンツカタンは、お抹茶さんと櫻田さんのコンビだったんですよね。 櫻田 はい。もともとは「トン

吉住「こんなんじゃダメだ」挫折を味わった初舞台|お笑い芸人インタビュー<First Stage>#5(前編)

昨年、『女芸人No.1決定戦 THE W』で新女王に輝いた吉住。 異様なほど役に入るひとり芝居と、その独創的なセンスのコントが魅力のピン芸人だが、芸人として初めて舞台に立ったときはコンビだった。最初のコンビを解散したあとも、次々とコンビを組んでは解消していった吉住。今にして思えば、その理由は初舞台の時点で明らかになっていたわけだが……。 初舞台の思い出に留まらず、話はお笑いに惹かれた理由やコントの作り方にまで及んだ。 「若手お笑い芸人インタビュー連載 <First St

かが屋の働き方改革「週休2日でめっちゃ売れる」|お笑い芸人インタビュー<First Stage>#1(後編)

かが屋の加賀翔は2020年8月にドクターストップを受け、8カ月にわたって療養に専念した。加賀は当時のことを「体が弱いのに、強い芸人に憧れてしまった」と振り返る。では、体の弱い芸人は、お笑いの世界で生きていけないのだろうか。 ふたりでの活動を再開したかが屋は、上手に休みながら、コントを作り続ける道を選んだ。「すべてはコントのために」。かが屋が目指すニューノーマルな芸人像は、これからファーストステージを踏む未来の芸人のみならず、若者たちにとっての道標にもなるはずだ。かが屋の「初

かが屋「これじゃ終われない」2万円と自信を失った初舞台|お笑い芸人インタビュー<First Stage>#1(前編)

結成4年で『キングオブコント』決勝の舞台を踏んだ若手実力派コント師・かが屋。日常を切り取るセンスやその演技力を知っていると、彼らのコント人生は順風満帆だったのでは、と想像してしまう。 しかしそんなかが屋も、初めてウケるまで2年かかったという。 ふたりきりでコントを作った青春時代、自らの弱点と向き合いライブシーンで評価され、テレビ収録で憧れのバナナマンに会うまでの、かが屋の歩みを聞いたインタビュー前編。 「若手お笑い芸人インタビュー連載 <First Stage>」 注目