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12/15 山登り記

・高尾山に行きました。

 14日の朝、いつもより長い睡眠から目覚める。曲のMV作業を終えて予約投稿もした。完璧だ!もう何もする事がない!となると、何かをしたくなるのが人の性。

 前から漠然と山欲(やまよく)があり、ビギナー向けと名高い高尾山に行く予定を立てては面倒になり行かず仕舞いの日々だったが、今この気持ちで行かなければ一生行かないかもな…と危機感を感じ何も用意をせず10分で家を出た。

 まだ朝の10時。出勤の時間も終わり電車はスカスカ。目的地の高尾あたりになるといかにも山登りが趣味の老人や外国人観光客が俄かに集まりだしていた。この中で何も知らないのは俺だけなんだ…と心細い気持ちになる。

 高尾山口駅に着く。目の前の老人について行けば良いだろうと適当に歩く。思惑通り高尾山の入り口っぽいところに着く。建物がありここが入り口かな?と思ったらそこはリフト乗り場で、麓から歩きたかったので入り口を探してうろうろする。

入り口に来た

 Googleで調べるとちょっとした横道みたいなところが入り口らしい。ここ入っていいのかな…と不安になりつつ入る。勾配がきつい。100メートル前くらいにお爺さんがいる。とりあえずその人についていくか…。

入ってすぐのところ

 坂がすごい。疲れた。まだ10分しか歩いていない。日頃散歩に精を出しているし、高尾山は誰でも登れるみたいな口コミをやたら目にしていた為完全に舐めていた。これが山か。歩いているだけなのに休みなくジョギングしている様だ。心臓の脈動が笑ってしまうくらい早くなっている。

木だ…

 坂と坂の間の踊り場みたいなところで立ち止まる。写真を撮っているだけみたいな立ち振る舞いをしながら呼吸を落ち着かせる。疲れた…。老人たちは楽しそうにおしゃべりをしながら登っている。負けた。俺はこうも弱いのか。気温は低いが滝の様に汗が出る。ダウンジャケットを脱いで半袖になる。暑い。なんで俺は冬に半袖で山登りしてんだ?

山だ…

 ヘロヘロになりながらもなんか広いところに出る。若い女子二人が涼しい顔をしながら自撮りをしている。負けた。看板を見るにどうやらまだ半分程度しか登っていないらしい。助けてくれ。景色を見るも疲れすぎて大した感想は出てこない。ここから少し歩くとリフト乗り場と合流。リフト使っとけばよかった〜!!と酷く後悔した。この辺りから人が増え始め、なんだか観光地らしくなってくる。

らめーん

 目の前に現れたラーメン屋に文字通り吸い込まれ、暫し休憩。八王子ラーメンは美味しかった…。お酒も売っていたが山登りで飲酒できる人凄くないですか。死ぬぞ。20分ほど休んでから会計をし、また歩き始める。

すげえ

 ここから急に趣きが変わり、大量の仏像と目が合い始める。高尾山ってこう言う場所だったんだ…。そりゃ遺産にもなるか。ただの山だと思ってた。仏舎利塔とかあったりして、リフト使ってこう言うのを観にくる場所なんだな…と言う感想。取り敢えず自分は山頂を目指す。

 この辺りからもう急勾配の坂は無く、少し階段があって少ししんどいぐらいだった。人が多い。40分程色んな神仏複合の建物を横目に歩き続け、漸く山頂に到達。

/^o^\フッジッサーン

 二時間くらいでやっと登頂。頂上ではみんなご飯を食べてた。楽しそうで羨ましい。少し写真を撮り3分くらいうろうろし、することも無いので下山。

 下りは足をいわす可能性があるので、リフトかケーブルカーで帰ろうという思考に。ケーブルカーはなんか楽しく無さそうなのでリフトに乗る(因みに自分は高所恐怖症)。人生初のリフトはめちゃめちゃ怖く、手汗が異常にでた。なんで皆手すりから手を離してんのかが理解できないし、リフトの作りも鉄の縄に一点で留まってるだけとか言うやばすぎ設計。人の乗り物じゃないよあれ。

二度と乗らん

 そんなこんなで麓まで降り、寄り道もせず帰宅。夜勤があるのでさっさと風呂入って寝る。

 で、夜勤終わったのでこれを書いている現在に帰ってきます。登山の感想としては、最初の一時間は地獄だったが後はまあまあ楽しかったかなと言う感じ。ラーメンじゃなくて蕎麦も食べたかったな…とか他のルートも気になるのでこれからもちょくちょくいくと思う。今回はソロだったけど友達と行ってもいいかな…とも思ったけどやっぱり置いていかれそうなので一人で行こうかな。そんな感じ。

身ボール
顔がない
ヤクルトヤクルトヤクルト
江ノ島も見られるらしい
執念がすごい
仏舎利塔
疲れたンゴ

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