結婚のlogic

女性も男性も恋人ずっとおらん…な人もぜひ読んでください。「ワシこんなこと考えてへんのに夢見ちゃってるやん…」なことがあると思います。子供を産む前に、子供をつくる前に、同棲の前に、こんなに考えることがあります。チェックリストにしてみたので、良ければ印刷してチェックしてみてください。

恋人のうちに聞くべき結婚観や子育てに対する価値観

〇お金編

ロ 今は生涯雇用が終わり、年功序列も無くなり、将来の年金の受給額も期待できない状況となったため、男性のみの収入では貧困に陥る可能性が高く、女性も安定的に稼ぎ続ける必要性を理解しているか?

ロ ローン、借金やそのようなしがらみがないか?あるとすれば正確にどれ位のものでいつ頃に終わらせられるのか?

ロ iDeCoやふるさと納税などの税金対策をどう考えているか?あるいはすでに実行しているか?

ロ 副業(肉体労働ではないインターネットによる不労所得)や副収入(株など)収入源を増やし、突然のリストラや倒産に備えるリスク分散的な思考ができているか?

ロ 貯金は何を基準にしているか?(主に収入源が無くなっても半年分の生活費が常にあるように貯金しているなど)貯金は毎月一定額か・余った分をしているのか?


〇結婚編

ロ 結婚を「協力して生きること」と捉えられているか?

ロ 結婚生活は自分の生活を今まで通りに行いながら、その時間を少し分け合って夫婦の時間をつくるもので、決して自分のすべてを捧げるものではなく、一人の時間を持つことの重要性を理解しているか?

ロ 亭主関白(夫は家事育児には参加せず、女性は男性の身の回りの世話「新聞を用意する・スーツにアイロンをかける・ビールを用意し注ぐなど)という旧日本的で非合理的な考えを捨てられているか?

ロ 亭主関白を捨て、近代的営み(夫婦別姓や、夫婦どちらが働くも家事育児するもよく柔軟な考え方を持つ、協力することを惜しまないで相手と歩み寄りができる)をしようとする思考ができているか?

ロ 料理に対する価値観(朝昼晩毎食作るか?ある程度は買って済ますことで楽をしたほうがよいか?”朝は抜く”などのあえて食べない時はあるか)はどう持っているか?

ロ 掃除はどの程度の頻度・場所の絞り方・大掃除の時期などの価値観はどうもっているか?

ロ パートナーにひたすら・盲目に尽くすなどをしてしまい「私はこんなにやっているのに君はしてくれない・感謝の言葉がない」などと一方的な要求をせず自制できるか?

ロ 相手にして欲しいことがあれば”言葉”を使わないと考えが伝わらないことを理解しているか?

ロ 洗濯・掃除・皿洗い・お風呂掃除など、何事も相談をしたうえで行い、「頼まれてもいないことを勝手に行ったうえで感謝を求める」などをせずにいられるか?

ロ 家事全般は、どちらか片方が全て行ってしまうともう片方が”行えたはず”のタスクが無くなり、「私はしているのにあなたはしていない」の状況を強制的に作り出してしまうことを理解し、これを意識的に避け分担することができるか?

ロ 約束をしても、人は破ろうとせずとも破ってしまったり、時に堕落したりすることを理解し、完璧を求めず、ミスをフォローすることで愛されることを理解できているか?

ロ 家族や兄弟間のしがらみがないか、仲が良いか?姑や義父の性格はどうか?(暴力的・かんしゃくを起こす・モラルに欠けていないか・干渉し過ぎて来ないか)

ロ 結婚式は上げるのか?国内or海外か?親族のみor友人等含めた式なのか?

ロ 結婚指輪にはいくらかけるのか?1つに大金をかけるのか?毎年の記念日に安い物を1つずつ買っていき、いつかの財産(多くの金や銀)とするのか?あるいは大金をかけ購入したたった1つのみの指輪では売却するときには市場価値でしか売れず、非常にわずかなお金にしかならないことを理解しているか?

ロ 新婚旅行はするのか?国内か海外か?

ロ 家は1戸建てorマンションを購入or借家or賃貸マンションか?そしてそれはナゼか?


〇子ども・家庭編

ロ 子供は好きか? 

ロ 見ていてイライラしないか?

ロ そうだとして、そのとき自分と子供に対しどう対処すればよいと認識しているか?

ロ 子育ての方法(泣く理由、お風呂の入れ方、おむつの換え方、愛情の注ぎ方、ミルクの入れ方、だっこの仕方、子供との留守番中に気をつけること「誤飲・ベランダや高所からの転落・鋭利な家具によるケガ・感電」)などを知っているか?

ロ 子育てに必要なもの(ベビーベッド・バンボ・子供服など)は買うべきか?誰かから譲ってもらうべきかその価値観はどう持っているか?

ロ 「小遣いの渡し方や自宅での勉強の方法、習い事はどんなことをさせるとよ子供の将来のためになるか?」などのことを考えたことがあるか?

ロ 「子どもには両親が必要である」ことの理由を言えるか?

ロ 片親(特に母子家庭)での子育ては、その多くが貧困に陥っていることを知っているか?そしてその理由を言えるか?

ロ 母子家庭では、元夫が法の下の契約に基づき養育費を払うはずが払わず、これに対し呼びかけるも返事は無く、強硬手段として訴えようにもその資金もなく、八方塞がりで貧困に陥っていくといった背景を知っているか?

ロ 貧困になったとき、水道・ガス・電気が止まるためトイレは使えず明かりは蝋燭一本、食べ物は閉店間際のパン屋のパン耳を無料でいただいて食べることになることを理解しているか?

ロ 貧困になったとき、子どもに食事を与えられないため「給食たくさん食べてきなさい」と言い聞かせ、子どもは先生から「給食費はまだ?」と聞かれるたびに惨めさと居場所を失った思いになることを理解しているか?

ロ 貧困の家庭に生まれた子どもが非行や暴力に奔ってしまうその脳科学・心理学的ロジックを理解しているか?

ロ 貧困は子どもの将来・自尊心・親への信頼などをひたすらに棄てさせる生活であることを理解しているか?

ロ お金持ちの子はお金持ち、貧乏の子は貧乏になるそのロジックを言えるか?

ロ 子どもの人生の収入や物事の理解力・長期的&短期的記憶力、お金の管理の可否、学歴などが「ほぼ0歳から20歳位までの教育・家庭環境によって決まり、つまりは貧乏になるか安定した暮らしができるかがほぼ決まってしまう」ロジックを理解し説明でき、その重要性も認識できているか?

ロ 女性は妊娠・出産によってもホルモンの乱れが起きるため、こうしたときに怒りっぽく感情的になってしまうことを理解しているか?

ロ 妊娠をしたとき、おなかの子どもが心配で気遣ったり、単純にそうした気持ちが薄れたり、あるいは体を触られると痛みがあったりで、夜の営みが丸1年できなくなる可能性を理解し、夫婦でそうした話し合いができるか?

ロ 子どもを産んだ後も授乳のために胸が張り、股の痛みも残るため、体を触られることを嫌がり、出産後も1年ほどは夜の営みを制限することになることを理解し、夫婦で相談ができるか?

ロ 妊娠・出産後、子ども中心の生活でも十分に女性は幸せを感じ、夫あるいはパートナーは妻に構われなくなるため、疎外感を感じさせてしまうことを理解し、これをお互いに防ごうとできるか?

ロ 妊娠・出産後、女性のなかには夜の営みが単純に嫌いになり、子どもとの幸せを十分に感じるためパートナーとの行為に興味を感じなくなり、できればもうしたくないといった思いを持つ人もいることを理解し、事前に相談ができているか?

ロ こうした我慢や制限が夫あるいはパートナーにとっても大きな悩みとなり、ストレスが溜まり、話し合いを事前にしておかなければ不倫ひいては離婚の原因・ひいては貧困と子供の将来の破壊となることを理解しているか?

ロ 夫あるいはパートナーは身体に大きな影響がないため普段通りの生活・精神状況だが、妊娠・出産した女性は「体系変化による不安・脳内ホルモンの分泌・これによる心理的な母性の目覚め・人やものに対する優先順位の変化・食べ物の好みの急激かつ食事直前の変化など」が起き、見た目にはそう見えなくとも相当な脳・心理的変化を起こしていることを理解しているか?

ロ 出産直後1か月ほどは出産の反動で体が思うように動かず、パートナーや周りの助けが多々必要なことを理解しているか?

ロ 出産後の仕事について考えがあるか?(辞める・時短勤務・育児休暇のみとってまた社員として復帰など)

ロ 家事はどうするか?(分担・一方に任せる・ベビーシッター雇うなど)

ロ 住む場所によって子供の通う学校(幼小中高大)がほぼ決まるため、地域の治安・情勢や学校の治安や学力を調べてどこに住むかを考えたことがあるか?

ロ 学力・学歴によって生涯の収入に差が出ることを加味し学校選びができるか?

ロ 住む場所(国・県・市・地区)によって子育て支援制度や給付金や独自の支援制度がどの程度あるかを調べ、あるいは考えたことがあるか? 

ロ パートナーが不慮の事故や病気で寝たきり、あるいは亡くなった時、一人で生きていけるように貯蓄やキャリアを積んでおこうと今から思えているか?

ロ 自分が選んだ相手は、「自分がいつか亡くなっても二人の間に産まれた子どもを幸せにできること」を、感情論ではなく具体性・証拠をもって証明できるか?

ロ 相手に”幸せ”と認識してもらうには「笑顔にする・させる」ことも重要であることを理解できているか?


〇独身編

ロ 独身のうちに将来を逆算して考えた職業や未来選択ができているか?

ロ どこで働くか(都道府県)で将来性、人生のランニングコスト(多くは生活費・通信費・家賃・食材費)、キャリア(大企業では人数が多く出世が難しいが、中小企業では少ないためすぐに出世もありえる)、給料水準(同じ国内かつ同じ職業でも東京と北海道では雲泥の差がある)などが概ね決まってくることを理解しているか?

ロ どんな業界&職業(ホワイト&ブラック・将来性あるいは消えていく職業ではないか) ・文化風習(飲み会や社員旅行、同調圧力、サービス残業の強要など) ・子育て制度の導入・リモートワークの可否・近代的思考による仕事の柔軟性や働き方の柔軟性(フレックスタイム・男女間の平等性・性ではなく実力重視・実績に対する報酬の算出)を考えて就職できているか?

ロ 「困ったらコンビニで働けばいいや」といった安易で簡単な選択に流されず、「年齢を重ねるほど自分の市場価値は下がるため、その分立場のキャリアを上げ、勉強と結果を残すこと」をできなければ、老化とともに転職先がどんどんなくなり、貧困が近づいてくることを認識できているか?

ロ 生涯雇用が無くなった今、転職時にキャリアアップ(平社員から管理職へ等)を図り、給料を上げる交渉をすることで年収を上げることが主流となっていることを理解しているか?

ロ 「やりたい趣味」よりも「お金を稼ぐ」を大切にし、「やりたいことはお金をたくさん稼いだ後でいくらでもできるから、趣味としてほどほどにやり、今ある時間をスキルアップと副業に使う」を本心から思えるほど精神と思考が成熟しているか?

ロ 現代の「お金を稼ぐ」は時間をたくさん使って肉体労働することではなく、「できる限り時間を使わずにより多くのお金を得る」ことが大切なことを理解しているか?

ロ 独身のうちにやりたいこと・やったほうがいいこと・やらなければいけないことをたくさんやり、見た目だけではない内面(知識・経験)の魅力を磨くことの重要性を理解できているか?

ロ 「自分にとっての幸せとはなにか?」を曖昧でなく具体的に答えられるか?

ロ 幸せを実現するためには「頑張る・なんとかする」などといった感情論ではなく、具体的に「これをやれば叶う」を答えられるか?

ロ その多くが「お金を稼ぐこと」によって叶うことを理解し、「お金が全てではない」といった根拠なき曖昧な意見に流されず、真摯にお金と向き合い稼ごうとすることが恥ずかしい事ではないことを理解できるか?

ロ しかしどれだけあろうとも「お金は道具であり、本物の愛はお金だけでは手に入らない」ことを理解しているか?

おわりに

いかがでしたか?ディープなものからハッとするものまで感じられたなら作った甲斐があります。結婚生活には価値観のお互いの理解と歩み寄りが非常に大切です。

これらはほんの序の口にすぎません。しかしながら、どんなことも「こうすれば、こうなる」「目的達成のためには、この手段を、この手順で行う」「目的をどんな窮地でも見失わない」「可能性は常に他にもある」といった論理的思考(logic)をもっていれば必ず望んだ形に変えていけます。

お読みいただき、ありがとうございました。リクエストや感想、質問などどしどしまってます。


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