色鉛筆塗り工程

    このタグでツイートをすると、優しいフォロワー様方が質問をしてくださった。一端のツイッタラーお絵かきマンとして嬉しい限りである。
    そこで、”色鉛筆の塗り工程”というリプライを頂いた。
    このアカウントとは別のアカウントでいつもツイートしているように、長々リプライを重ねるのは容易であったが、折角ならとこうしてnoteを書いているわけである。

色鉛筆の塗り工程

00.線画を用意する

で、ぱぱっと宿禰を描いた。

01.髪を塗る

とりあえず赤でばっと塗ってみた。私はあまり隙間なくびっちり塗るという方法は取らないのだが、ある程度の雑さ加減によって生まれた白い小さな無数の隙間がいい感じに髪っぽく見えてくれないかなと思ってのことだ。
宿禰の髪は赤紫なのだが、私は赤紫色の色鉛筆を所持していないので、混色を試みる。試みると書いたが、今までもそうしている。

紫を薄く塗り重ねた。赤も毛先の方など影になる箇所を重点的に塗っているのだが、その赤が特に濃い部分に薄く、だ。個人的には、宿禰の髪色は赤がかっていると思っているので、紫の主張を控えめにした。

02.肌を塗る

私は薄ベージュを使わず、オレンジで塗っている。頬の辺りや、色味が味気ないと感じた箇所には桃色を乗せた。影になるところにオレンジがあれば、白いはずの場所もなんとなく肌っぽく見えてくる。気がする。
顔のオレンジは可愛さの要のひとつと言っても過言では無いので、頬のグラデーションには気をつけるべし。形の良いグラデーションを保つべし。
桃色を乗せると血色が良くなる気がする。

03.目を塗る

塗り忘れていた髪をしれっと塗りつつ、白目の影は青で薄めに。グラデーション。
瞳は、今回赤で大体を塗ってから紫でハイライトの周りに影っぽい箇所を作りコントラストを強めた。可愛い気がする。
少しズレるが、私は宿禰のこういう余裕っぽい表情を描きがちだ。無邪気なあの笑みも描きたいが、現状はこちらの傾向の表情が圧倒的に多いだろう。

04.頭のとスカート(?)

頭のは……よく分からない……。
適当に塗ったごめんなさい。茶色でばばーっと塗って、黒を上からうすーく塗っただけだ。原作立ち絵のあの感じをいつか表現したい。

茶色今手に持ってるんだからということでこっちも塗った。本当にそれだけ。
ただ、こちらは頭のより細かいので、色鉛筆の黒でなくシャーペンを使用した。
細かい場所はシャーペン、広範囲なら芯の太い色鉛筆と使い分けている。

05.上半身の服

原作立ち絵(蛇)などを見ると交差している箇所とほかの大部分を占める箇所の色にはあまり差異が見られないかもしれないが、差別化のため青を混ぜている。こちらもまた、くすんだ感じに近づくため黒の色鉛筆でうすく塗っている。
影になりそうなふちやしわ周りを濃く塗って、それ以外を薄く塗るとなんかいい感じになる気がしなくもない。

06.前掛け(?)

白い部分の影を黒で塗ると、線画に埋もれてしまう可能性がある。それに、私はアナログでの精密作業がデジタル以上に苦手なので、分かりやすく見栄えが良くなる手段を選び青で塗った。
フリルの線に合わせて適当に青で線を引いているだけ。

07.スリッパ(?)

線画を若干修正、茶色で塗ったあと赤みを少し足してみた。以上。

08.クソ長栓抜き
ながいよ

直立させてしまった以上こうするしかなかったんだ……。
向かって右のは茶色で塗ってから黄色を少し塗って黄土色にちかづけて、黒で質感を若干補強した……つもりだったけどできてないねコレ。前はできたのに……。難しい。
上のは赤で塗ってから気持ち程度に黒乗せて、他のとこは全部シャーペンで塗りました。金属の光沢やっぱり難しい。

09.仕上げ

ちょちょーっと適当に背景っぽい何かを付け足して、写真撮ってから描き忘れたサインと日付を入れて、完成です。

10.おまけ
別のフォロワさんから頂いた質問で既にTwitterに乗っているのですが、今回使った画材をば。

一部今回使っていない色もありますが、私が持っている色鉛筆はこれだけです。青に至っては色鉛筆ですらなく、現役小学生御用達の妖怪ウォッチ赤青鉛筆。これまだどっかに売ってますかね?    写真の通り短くて頼りないんですよ。家にもまだあったかどうか曖昧だし……。
少し前のものを使っていると、こういう局面にぶち当たるわけです。
そしてなぜか赤が3つありますね。赤青鉛筆の赤は他2本と少し違った色合いで、そこの使い分けはできるのですが、先述の在庫問題を抱えております。他2本はというと、気分です。赤青鉛筆より、こちらの方が芯が細いので、描き込みによって使い分けていたりもします。


こんな感じでした。

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