【バスケ】ウインターカップ決勝
2019年のウインターカップは福岡対決で幕を閉じました。近年の決勝の中では非常に盛り上がったという印象を受け、スキル的にもマーケティング的にもまだまだ伸びしろが大きいと感じる人が多かったのではないでしょうか？感じた事を書き記していきたいと思います。
■バスケ王国福岡
大濠と福岡第一の関係というのは、以前週刊誌で留学生問題について非常に揉めており、関係性としてはとても良いとは思えませんでした。基本的に県内のライバル関係というのはそれが普通であり、他のスポーツでも一緒に切磋琢磨しようというのは想いはあっても、実際にそれを実行することは難しいものです。決勝戦のあと両チーム全員で写真撮影をしているのを見てここまで美しい光景はあるのかと思えるほど、素晴らしい景色が広がっていました。携わった人間としては、非常に誇らしく感じ彼らの今後のバスケ人生が輝かしいキャリアになることを願ってやみません。
■4年前の出来事
4年前、岡山で開催されたトライフープの3×3のイベントに招待され、その時に岡山で上手い中学生がいると試合前にNオーナーから紹介を受けました。進路を迷っていたようで、その時に彼からどの高校がいいと思いますか？と質問があり、僕は色んな高校を見てきたけど大濠が1番オススメだよと答えました。試合前の10分間くらいの時間の会話で簡単な会話をし彼とはお別れ。
その半年後、大濠のホームページで新入生の発表があり岡山の中学生が入っていたので確認すると当時少しだけ話をした彼の名前が入っていて相当びっくりしたのを覚えています。
聞くとその後、自分で大濠の受験要綱を調べて推薦ではなく一般生として勉強で入学したとの事。時は過ぎ、今年は副キャプテンとなり短い時間だったけど必至にディフェンスをしている姿に心が震えるほどの感動を覚えました。交わしたメールに本当に大濠を選んで正解だったと言われ、4年前に彼に言ったアドバイスは間違ってなかったと確信できました。
僕が言ったさりげない一言が彼の人生を変え、見事に自分で人生を切り開いた。本当に尊敬しかありません。
聞くと来年は浪人をして、国公立を目指すとの事。こんな決断をできる若者はそうそういないと思います。
いつか会う日があれば美味しい焼肉をご馳走したいと思っています。
S君三年間お疲れ様！未来ある若者に幸あれ！