海が好きで…
はじめまして!釉(ゆう)と申します。
以下は第1回自然環境リテラシー学のシーカヤック体験についてになります。
場所:
マリーナ河芸
〒510-0303 三重県津市河芸町東千里854−3
日程:
2022/6/18-2022/6/19
1日目
9:30マリーナ河芸集合
海の匂いを嗅いで自然と触れ合う準備万端!
この日は風と雨の影響で海が荒れるかもしれないということで午前中にすぐシーカヤックを漕ぐことになりました。
安全な旅には準備が必須!ということでまずシーカヤックにおいて必要な道具の説明を受けました。ここからは少し道具の説明をしたいと思います。
①スプレースカート
これは漕ぐ時、水がカヤックの中に入ってくるのを防止するものです。
腰にスプレースカートを巻き、カヤックに覆い被せることで、水が入ってこなくなります。
また覆い被せる際重要なことが一つあり、それは※1で示した輪っかの部分を外に出すことです。
これが無いと、転覆した時に脱出することができません。
②PFD
これはPFD(Personal Floatation Device)と呼ばれ、マリンスポーツ、特にパドリングスポーツ用の救命胴衣です。このライフジャケットを付ける意味はいくつかあります。
1,クッション性
2,浮力によって浮く働き
3,視認性
4,保温性
この四つに優れており、シーカヤックにおいて重要な役割を果たします。
いざ海へ!
先輩方がカヤックを海に押し出してくださり、いよいよ海へ漕ぎ出しました。
この日は少し風が強く、寒かったです…
しかし実際に海上で海の匂いを嗅いでいると、自然と一体化してるような気分になり、心地よくなってきました。また同時にああやっぱり私は海が好きなんだなあと実感しました笑
ちなみに私は乗り物酔いをしてしまうのですが、酔い止めを飲んでいたため、体調が悪くなることはありませんでした。
またカヤックで酔わないようにするコツは遠くを見ること。手元をあまり見ずに、海の波を見たりパドル(船を漕ぐ道具)の先を見ると酔いにくいそうです。
この日はどうしたらカヤックを自分の思い通りに動かせるかを学びました。
例えば…
・小回りで曲がりたい時は、回りたい側の水の水面のみを漕ぐ
・大きく曲がりたい時は、通常の漕ぐ時と同じ漕ぎ方で曲がりたい側のみ漕ぐ
・バックしたい時は、後ろから前に漕ぐ
などです。
お昼ご飯
3時間ほど漕いだあと上陸し、いよいよお昼ご飯!
カヤックを漕ぐとお腹ペコペコになるのでもう少し持っていけば良かったかな…
午後のガイダンス
カヤックをするときはその日の環境を知ることが重要だということ、そして低体温症とは何かを学びました。
その日の環境とは細かい時間ごとの天気、風向き、波の高さ、波の向きなどを指します。恐らく先生がランダムで先輩に質問していたのですが、答えられていて、すごいなぁと思いました。
その日の環境を知るということは自分の命を守ることに繋がります。次回は事前に調べてからいきたいです。
また低体温症についてのお話では低体温症には4つの以下の段階があることを学びました。
1,寒さを感じる
2,震える
3,手足が動かなくなる
4,内臓機能の低下により死に至る
シーカヤックではコミュニケーションを取ることが不可欠です。自分の体調を他人に知らせることはもちろん、他人の体調に気づき、いち早く対処することも大切です。
また睡眠も大切です…
実はこのガイダンス中私に睡魔が…
それもそのはず前日睡眠不足だったため、体力の限界がきたのです。
自分より前にこのリテラシーの授業に参加した友人や先輩方が睡眠大事だよ!と言っていた意味がよく分かりました。
重要なのでもう一度言います。
睡眠ほんとに大事です!!!
ガイダンスの後はテントの設営をしました。
テントの設営では周りをよく見てケガをさせないように!
先輩方がわからないところがあるとこうやるんだよと優しく教えてくださりました。
ロープワークというのが実はアウトドアでは重要らしく、この日はもやい結びというのを学びました。
夜ご飯
カレーライス🍛でした!
ご飯作るのに必死で写真が残っていない…😭
ご飯の後にマシュマロを焼いて食べました。
就寝
前日寝不足+シーカヤックで疲れたということもあり爆睡…
雨が降っていたこともあり、他の来場者も少なくよく眠ることが出来ました。
ちなみにノイズキャンセリングの効果があるイヤホンをつけて寝たので、音が気にならなかったのかも。
2日目
なんと起床は5時!!
まだ眠い…
体なんか痛い…
寝袋が薄かったので腰や首に負担がかかり体が痛かったです。
次回はヨガマットも持っていこうかな。
朝ご飯はバナナとパンと野菜ジュースを食べました。
「バナナってこんなに美味しかったっけ」とみはるちゃん。←それな
再び海へ
なんと開始は7時。この日は鬼ごっこをして体を慣らしたあと近くの湿地探索とレスキュー体験。
レスキュー体験とはわざと海に落ち、どうやったらカヤックの上に戻れるかを学びます。
私たちはまず湿地に。
カニ🦀がいっぱいいました。
手づかみで生物に触れるなんて小学生ぶり。
そういえば生き物係だったことを思い出しました笑
考えてみればその頃から生物好きだったなあと。
いよいよレスキュー
実はこれすごく不安だった…
海冷たいし、体力ないし、寒そうだし笑
でもやらないといけないのでやってみると、あれ意外といける!!
そんなに寒くないかも!!
海に入るの気持ちいい!!
最初はグループレスキューと言い、友達に力を借り、助けてもらうレスキューをやりました。友達がいるという安心感と教えてくださるインストラクターさんのおかげで這い上がることができました。
友達の写真をちょっと拝借。
セルフレスキュー
この記事を書くにあたって、絶対書きたかったパート。
※セルフレスキューとは他人の力を借りずに全て自分で海から這い上がり、カヤックに戻る方法のこと。基本グループレスキューをするが、どうしても他人の力を借りられないときなどはこの方法をとる。
これがまあ疲れる疲れる、、
ひっくり返ったカヤックを元に戻すだけで一苦労。
カヤックに這い上がるのでもまた一苦労。
そして、コックピット(シーカヤックで私たちが乗る場所)にもどるのでもまた苦労。
3回失敗し海に落ち、4回目でやっと成功しました。レスキュー1回目でセルフレスキューできるのはすごいと坂本先生始め、先輩方も褒めていただきました✨
達成感がすごかったと同時にめちゃくちゃ疲れました。
ここで学んだのはカヤックにおいて、落ちたとき人に頼れる時は頼ること。グループレスキューができない時に限りセルフレスキューを行うこと。
シーカヤックにおいて協力は不可欠であることを学びました。
レスキューをしたことで余計な不安がとれ、最後は悠々とカヤックを漕ぐことが出来ました。
カヤック漕ぐ時腕の筋肉だけを使うのではなく、腰からパドルを使うことを意識するとうまくいくのです。そうすると疲れなくなり、女の人でも長い間カヤックを漕ぎ続けることができます。
お昼ご飯
14時ごろようやく元いた場所に戻ってきました。
そこでお昼ご飯の袋麺とソーセージ。袋麺の焼きそば美味しい笑
普段の生活でも食べてしまいそう…
写真は作るのに必死な私笑(1番右)
後片付け
テントの片付けをして、ミーティングをしました。
その時に感想を述べ、2日間でどれだけ自分が成長したかを実感したり、他の人が何を意識していたかを知ることができました。
その後写真撮影!
普段だったら疲れ切った顔で写真に映りたくないと思うけれど、リテラシーに参加した後は良い意味でもうどうでもいい笑
疲れたのも頑張った証拠!本当にお疲れ様でした〜
最後に
なぜ私が題名を「海が好きで…」にしたかを書きたいと思います。私は東京で何不自由無く18年間過ごしていました。家から新宿まで乗り換えなし電車で20分、東京駅まで自転車で15分。
なぜ私が三重大学で学ぼうと思ったか、それは言うまでもなく海が好きだからです。
今回のリテラシー実習を通して、本当に参加して良かったなと思いました。自然の怖さはもちろんあります。転覆し、一つ行動を間違えたら命が危険かもしれない。しかし自然に適応し、身を守る術を知ったら自然は私たちに計り知れないほど素晴らしい体験をさせてくれる。この2つを直に学び、実感できた2日間でした。
素晴らしい体験をさせてくれた、坂本先生始めインストラクターさん、リーダーさんなどの先輩方、マリーナ河芸さん本当にありがとうございました。
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