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批評観光誌『LOCUST』の有料マガジンです。 毎月、LOCUST編集部を中心とした執筆人が、コラム・エッセイ・マンガ・小説などを寄稿します。 豪華ゲストによる寄稿、著名人へのイ…
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#谷美里

LOCUST旅行記(会津・中通り編) 谷美里

 初日。正午ちょうどに郡山駅に着いて、集合時間まで少し余裕があったので、わかしょさんオススメのブックカフェ「Go Go Round This World!」で、河野さんとランチをする。本当は伏見さんもいたのだけれど、2人席がひとつしか空いていなかったので、伏見さんは隣にあったハンバーガー屋にひとりで行った。申し訳ない。けど、米沢牛のハンバーガーは美味しそうだった。私の食べたキーマカレーもとても美味しかったけれど、出てくるまでに30分かかった(おかげで集合時間に少し遅れた)。

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ロカストリレー連載⑥ 谷美里 「歓迎すべき侵入者について」

新年度を期にスタートした、ロカストプラスのリレー連載。編集部員が交代で、月に一度エッセイを執筆します。第6回の担当は谷美里です。 前回の記事はこちら 1.  わが家のとなりに、小学一年生の男の子がいる。この子がなかなかに魅力的で面白い。実にいろいろなひとり遊びをする。飛び跳ねる虫を追いかけて(多分)、そこいら辺をぴょこんぴょこんと不規則に移動していたり、かと思えば、自転車の空気入れをシュコシュコと飽きることなくいじっていたり(自転車に空気を入れているわけではない)。もち

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今週のロカストvol.24(谷美里・太田充胤)

購入後に全編(56:20)を視聴することができます。

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今週のロカスト vol.15(北出栞・谷美里)

購入後に全編(01:09:34)を視聴することができます。

¥100

今週のロカスト vol.14(河野咲子・谷美里)

購入後に全編(50:29)を視聴することができます。

¥100

今週のLOCUST vol.6

購入後に全編(54:30)を視聴することができます。

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LOCUSTコンテンツガイド(書籍6) 〜 中谷宇吉郎『雪』 〜 谷 美里

 季節は初夏だというのに、雪についての本を紹介しようとしている。季節はずれの感が否めないが、読書というのはそもそもそういうものであって、棒アイスをかじりながら雪国にも行けば、毛布にくるまって蝉の声を聞きもする。たまたまいまの時期に、雪について書かれたいい本に出会ってしまっただけのことである。冬まで待ってから紹介する手もあったが、感動を忘れぬうちに書いておきたかった。

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LOCUSTコンテンツガイド(書籍4)〜圧倒的に短い小説について〜 谷 美里

 いま書店に行くと、平台ひとつを丸々占領する〈5分後に意外な結末〉シリーズの特設コーナーをしばしば見かける。小中学生に大人気のショートショートアンソロジーで、シリーズ累計発行部数は300万部を超える。各エピソードは5分程で読める長さで、必ず意外なオチのあることが売りだ。現在多くの小中学校で行われている毎朝10分の「朝の読書」の時間に読むのに最適で、「『朝の読書』で読まれた本」ランキング(2018年度トーハン調べ)でも、上位にランクインしている。

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LOCUST コンテンツガイド (書籍3) 〜 「耳の時代」 に読むべき 『昔話の語法』 〜 谷 美里

 『昔話の語法』というタイトルを見て、興味なし、と思った人は多いだろう。しかしこれは、タイトルから想像されるような話題に関心のある人を満足させるだけの本ではない。いまの時代、多くの人にとって無関心ではいられないような話題を提供する本なのである。「いまの時代」というのは、「目の時代」から「耳の時代」へ移行しつつある時代、という意味だ。「耳の時代」を「音声の時代」と言い換えてもよい。

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LOCUSTコンテンツガイド (書籍2) 『銀河の片隅で科学夜話』 谷 美里

理論物理学者が語る、現代科学の様々な分野の成果と、それをめぐる人間の物語。天空編、原子編、数理社会編、倫理編、生命編の5編から成る、全22話。

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LOCUSTコンテンツガイド(書籍1)〜 『クマにあったらどうするか アイヌ民族最後の狩人 姉崎等』 谷 美里

本書は、アイヌ最後のクマ撃ち猟師であった姉崎等さん(1923-2013)の語りを文字に起こしたものである。

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絵本から経済を考える 第8回 「続・鬼の経済学」 谷 美里

 前回の連載では、現代の発展途上国における貧困問題を扱った代表的な絵本2冊『Beatrice’s Goat』と『Cloud Tea Monkeys』を取り上げ、それらの物語形式が昔話でお馴染みの「長者譚」と「報恩譚」であることを指摘した。そして、他者に親切にすればやがて報われ、貧しさから抜け出せるというストーリーは、貧しき世の人々の願いを反映した昔話ならいざ知らず、現代の英米で制作された途上国を舞台にした絵本としては、致命的に着眼点がズレているということを述べた。私たちが見る

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絵本から経済を考える 第7回 「鬼の経済学」 谷 美里

 前回の連載では、貧困問題を扱った代表的な絵本2冊を紹介した。ひとつは、ウガンダの貧しい村に暮らす少女が、ある日一匹のヤギを手に入れ、それが彼女の運命を大きく変えることになったという実話を描いた『Beatrice’s Goat』[1]。もうひとつは、病気の母親の代わりに茶摘みの仕事に出た貧しい少女が、猿の恩返しによって滅多に採れないという最高級の茶葉を手に入れ、大金を得る『Cloud Tea Monkeys』[2]。どちらも2000年代の英米で書かれた(前者は米国、後者は英国

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絵本から経済を考える 第6回 「Luckyという言葉の裏側」 谷 美里

 前々回の連載で、職業体験と経済教育はまったくの別物であるということを書いた。そこではパン屋を例にとり、小麦粉をこね、パンを焼き、商品を店頭に並べ、販売の接客をする——このような一連の活動を体験するのが職業体験であり、一方経済教育とは、経済の仕組みを学ぶこと、つまり、経済の文法やルールを知り、その動き方・動かし方を学ぶことであると述べた。  経済の仕組みを学ぶというのは、確かに経済教育のひとつの柱であるけれども、私たちが経済教育というとき(ここで私たちというのは、米国を中心と

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