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感情の負の連鎖はヒーリングでは断ち切れない

娘の小学校の制服が届きました\(~o~)/

試験の4か月前に突然、私立の小学校に行きたいと言い出し、毎日つきっきりで座学勉強して、絵を描いて、切って、縄跳び、ボール遊び、アイロンがけ等々何が実技で出るかわからないから必至色々取り組みながら、試験前の親子面接で、受験番号呼ばれ立ち上がり、パイプ椅子を引いた瞬間、ストッキングが破れ、頭が真っ白、自分の結婚式以上に緊張し、人生で一番長い10分間が終わった後、娘に

「ごめん・・・ママ今日の面接アウトだわ(´;ω;`)ウゥゥほんまにごめん
(10日後くらいの)テスト上位に入らないと頑張ろう(´;ω;`)ウゥゥ」

と、娘に謝り倒しそこから更に猛ダッシュで勉強し、見事第一志望に合格した娘。

しかし、母親の私は娘とは全く正反対で、第一希望には合格できませんで、高校も大学も滑り止め。

中学受験に至っては、母が信仰していた宗教の教祖が私の事を

「親元から離れると不良になる。」と言ったので受験させてもらえませんでした( ノД`)シクシク…

結構な進学塾で、灘、開成、ラサール、聖心、松陰等々、あの頃同じ塾で勉強していた友達はみんな聞くとびっくりする進学校から国立・私立の一流大学、そして開業医や弁護士など、士業に就いて悠々自適に過ごしている人が多く、私くらいじゃない??占い師、改め 占い士になってるのw

私は結局親に逆らう事ができなかったけれど、

うちの娘は普段、鉛筆の色も、筆箱の色も迷って決められず、結局無難なところを私が選ぶ、と言うパターンなのですが、受験に関しては「絶対行く」といい。

私は意地悪だから、
「1日でも本気でやらんかったら一緒に勉強せんからな!!」

と、結構な鬼母な発言したのですが、

私眠いのに「早くプリント出して!!」

朝ごはんの支度してしまいたいのに「縄跳びするから見てて!!」

夕飯作りたいのに「絵の描き方を教えて!!」

自分からアレコレとやる事を決めて、それに私が付き合います。

座学に関しては私が主導で、
やや難関校~トップレベルの小学校の過去問をコピーして
図形・空間認知・順列・語彙等々、弱いところを徹底的に洗い出して
手帳に、
今日できなかった事 できた事、
今後の課題を毎日書いて過去と見比べて
ひたすら数を熟すそれだけ。
自分の身長と同じ高さの問題集を熟せば、合格できると言われ
110センチくらい多分やったはず。ここだけの話、問題集や空間認知に使うブロック等、
塾には行かなかったけれど20万近く問題集を買ってはいる。
それでも、
「受験の夏に軽自動車1台分は飛んでいく」と言われいる世界で安く収めることができた。

自分の時間を凄く娘に削った。正直なところもっとこの間に仕事できるのに…とも思うこともあった。
でも、この子には自分と同じ悔しい思いをさせたくない!!って言う気持ちがあった。

「行きたい。」と思う気持ちに全力で応えてあげる事が、あの時物凄く傷ついて、劣等感の塊になって親を責めた自分の気持ちの昇華に繋がったから、良かったと思う。

多分、合格しなくても「親として子どもに全力尽くした」それだけでも良い経験になったと思う。

インナーチャイルドって、癒しで癒える人もいるかもだけれど、私はそんなのでは無理だった。
傷ついた過去を癒すには、自分の力で克服しなければいけないし、精一杯自分が努力し尽くしたところに私の場合はあった。

 親が自分を手放したから、母となった自分は子供を手放してはいけない。早いうちに子供には自立してもらいたいから、「捨てられた」「放っておかれた。だから自立しなきゃいけないんだ。」じゃなくて、1人の人間として、立派に道を歩いてもらうために、親の時間を削ってでも、できるだけの準備はして当たり前だと思う。

その代り、本人が「やる」って言ったのにやらない時は、めちゃ厳しいから(-_-メ)

 私は、「子を手放す」っていうあの界隈の発言に物凄く違和感がある。子供は手放して欲しいなんて思ってないだろうし、親が子供の為に時間を割くのは当たり前だと思う。

仕事や病気ならば、誰かに見て貰わなければいけないだろうけれど、大学生のサークルの延長みたいに、楽しい事だけ、その場その場を楽しんで、遊んでるのか働いているのかわからず、子供よりも、自分優先の生き方をして、今はまだ気が付かないだろうけれど、小学校に入る頃には「なんか違う・・・」と気付くはず。

親は目覚めるまで気付く事は無いけれど、自分に親の目がいかない子供は相当ストレスを溜める。「愛されてない」「かまってもらえない」「大事にされてない」

自分と同じように、拗らせる人間が増えそうで、本当に怖いのだ。

娘はいう

「いーちゃん、中学校も高校も大学も一緒??違う中学校行きたくなったらどうするの??」

「違う学校に行きたくなったら行ってもいいよ。その代り、勉強しなきゃ行けないし、いーちゃんのやりたい事にお金を出すのはママやパパだから、ちゃんと一生懸命励みなさい。」

親は子を育てるのが責任。子供の望み通りに活かしてあげる為にも、サポートが物凄く必要な時期。子育てなんてあっという間。

うちの母親みたいに、死に際で後悔してほしくないし、また、子供も無駄に親を憎んだりすることが無いようにしなきゃいけない。

感情の負の連鎖を断ち切るのはたやすくは無いけれど、子供と向き合って自分の心の傷を癒せたよ。だから「子どもは手放すな」って言いたい。


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