8月8日の満月と20年前の自分③環状の道 生き方を教えてくれた占い師

2015年4月4日 この日の皆既月食が起った場所は、天秤座の15度、「環状の道」と言う場所。天秤座15度というパワーが充填された場所で起こった。意識的、無意識の循環、淡々と地味で規則的な中で、一つの道をぶれずに探求・研究を続ける事で大きな成果に繋がっていく。と言う場所で、この日をスタートに2017年またゾロ目で8月8日に満月がやって来る時には何らかの結果が出やすいので、続けてみましょう~って「香水を作ろう」の講座で話をしたのだけれど、皆さんあまり覚えてなくw

 私はこの日から、何が何でもはこPさんで鑑定や講座を続ける事を決めました。(最初から決めてたけど、改めてね)目先の利益の為に迎合するのではなく、自分が志す「占い=哲学」をやり抜こうと決めました。

 私の占い人生には、生き方を教えてくれた先生が何人かいます。

先ず、松村潔先生。言わずと知れた西洋占星術の重鎮。偉い先生にも関わらず、フットワークも軽く、贅沢もしなければ威張りもしないし、やりたい事をただひたすらやる姿に凄いと思いました。私の地元友人が、東京まで講座に行けないと言うので、「じゃ先生来てもらえるか聞いてみる」とお願いすると、「いいですよ。」の返事で講座が決定。交通費を別にグリーン車で用意してたんですが「指定席との違いって広いかとかで他ないじゃん。指定席でいいよ」と言われたのが、こういう生き方いいな~~と思える一つです。もっといっぱいありますが、気取らない・威張らない・無駄に気を使わせない、偉大な先生です。

藤木相元先生。元々は父親の人相が非常に悪くなり、ある方に紹介してもらいご縁ができました。心臓弁膜症で入院中の父親に、私の彼の祖父という設定で人相を見てもらい「昔は良い人だったんだろうけれど、今は畜生にも劣る」と仰いました。そのご縁ができてから、東京・横浜へ行く際は等々力にあったご自宅へ伺いました。実は、相元先生に会うには紹介者が仲介役で5万円包んでねと言われたのですが、仲介者が一緒に等々力へ行けなかった時に、「お金もいらんし、直接来たら良いんだよ。」と言って下さってそこから、維新號の肉まんを持って月一くらいで通い、色々教わったり、私以外にも色々な人が自宅にやってきて、リビングでお茶を飲みながら雑談したりがありました。一度大きな病気になってその時に「自分の人生は1回終わってる。後の人生は人の為に生きてるんや。」と良く仰ってました。だから、色々な人に利用される事もあったそうですが、多分それも充分承知でのことだったと思います。100均のダイソーで自分の本を出す時も、何冊かいただき、「高い本で儲けるより、幸せになる方法をもっと知って欲しいんだよね。」と。地元が同じ事もあって、時々関西弁、標準語が混じる、元気でカッコいいでもめちゃめちゃ頭が切れるけれど、賢く振る舞わないし、いつも自然体の素敵な先生でした。

 安西真希さん。大阪の関西TV番組でレギュラーを持ち、開運メイク・ファッションを先駆けと私は思っています。容姿端麗で活躍の場所が東京に移って直ぐ、ゴールデンの番組の仕事がやって来て安西さんは凄く順調でした。私はその頃、物凄く落ち込んでいた時で、父の会社も無くなり、仕事も無くなり、どん底ででも起死回生の為に、お金を稼ぐ為には??とギラギラしていた時で、せめて見た目だけでもと、ケリーバッグやブランドものの服で、ガッチリ固めて、私は意識してなかったのですが、お金の話ばかりしていたそうです。忘れもしない、クリスマス前日に、青山のアレッシーでペアマグカップを買って、青山のオフィス兼自宅に挨拶にいったその時、「お金があるからって幸せじゃないよ。怖いよそのままじゃ。」と教えてくれた人です。その時は、「何言ってるの??」と思ったのですが、彼女の言ってくれた事が少しずつ身に沁み入る出来事が増えてきました。

 松尾伊都子さん。易タロットの存在を教えてくれた人です。彼女は控え目すぎる良い人で不思議な人です。私と出会った時、丁度商店街にお店を出したばかりの時で、彼女の家と私が幼稚園まで住んでいたところが直ぐ近くだった事もあり、仲良くさせて頂きました。鑑定料がめちゃめちゃ安く、「もっとお金取った方がいいw」とか彼女もオーラソーマをしていたので、お店に行くと長話する事が多かったです。最初にお店を出した時手元には4000円しかなかったそうで、「苦しかった~~」と。商店街と言っても全くお客さんが来ない事あり、「苦しい」から完全に抜けるのにはまだ少し時間がかかります。自分を可愛がってくれたお父様の話を良くされてて、仏壇に使わなくなった易タロットを置いていて、何もないのに落ちている時は何かを知らせてくれる時らしく、不思議な話やプライベートの話まで、濃い時間を過ごさせて頂きました。彼女の最初のお店、移転して2度目のお店両方とも、ご縁で借りた物件で、真面目で、控え目で、芯の通ったところが信用を得たのだと思います。

 子どもを授かるまでは、ワガママで自己顕示欲が強く、「やられたらやり返す」人間でした。子どもができると、自分以上にに大事な存在ができるので、気持ちが子供へ向き、闇夜で光るデコトラみたいだったのに、単一電池で光るマメ電球みたいに落ち着きます。

育児が始まると、某ネット会社のチャット占いのソフトの立ち上げメンバーになります。途中会社が買収されてしまい、サービス開始間近で無くなってしまいましたが、10年前ですが、今のチャット占いとほぼ変わらず、筆跡鑑定もできる予定でした。

 その仕事を誘ってくれたのは、同じ年齢で関西出身で、松村先生の講座で仲良くなった人です。元々芸能界にいた人で、偶にTVに出たり、既に携帯に自分の占いサイトがある人でしたが、人やお金や誘惑で、気さくで親しみやすかった人が、どんどん派手になり別世界の人になっていきます。私も祖父が亡くなったり2子妊娠したりで疎遠になってしまいます。付き合う人間が変わり、生活が変化し、誘惑に負け、今は占いの世界にはいません。

違う意味で、この世界の怖さを教えてくれた反面教師です。




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