獅子座考その①コシャネルとの比較

　ライオンズゲートで沸き上がった土用明け。何故か獅子座アゲが続き、獅子座生れのキラキラ講師とCHANELに憧れ、借金してまで講座を受けたり腕時計を買う姿にちょっと違和感を感じたので「疑う」のは悪い事ではないとブログで仰っているので、「獅子座」について色々と考えてみようと思います。

生れた時間は不明なので、ハウスは無視します。

獅子座アゲする講師のホロスコープです。
彼女は確かに獅子座ですが、出生時間がわからないので、12時を基準に作っています。しかし、彼女が18時以降だと獅子座ではなく。乙女座になり、獅子座には、惑星が1つも入っていない事になり、厳密には「獅子座の私」ではなくなります。
唯一進行図に火星が入っています。（緑色の♂が火星）
※進行図…1日1年法：例ば1５歳の頃の運の流れを見たい場合は生まれて1５日目の星を観る
古いテキストには、獅子座の初期にある火星は「素行不良が多い」とかあります。喧嘩に明け暮れたヤンキーだったり、早くに飲酒喫煙を覚えたり。獅子座特有の、「オラオラ」とリーゼント・刺繍入り学ラン（古いか）などのいわゆるパターン「型」も獅子座特有の性質と言えます。
火星は「活力」ですが「性的衝動」の意味もあるので「活力」として使うか「性的衝動」として使うかでかなり変わって来ます。
獅子座の「パターン」と火星のエネルギーを上手に使えば良いので、例えば、バレエや日舞、剣道、等、違う形で自己表現していく人もいます。
　彼女の場合はこの火星が11歳ごろに獅子座に入ってきます。私が母親ならば、多分早いうちからバレエ・ダンス・剣道等々、を習わせていたかもしれません。獅子座は、大げさなくらいの自己表現が可能な世界が合っています。実際に芸能人や舞台俳優さんにも多く見られます。上手に燃やすと注目を浴び、ヘタに燃やすと（不良の様に）悪目立ちします。

小さな子供の様に勢いのある火星が、2006年頃にようやく獅子座の初期10度を超えて落ち着き、ここからフルにパワーを蓄えたを火星が2015年頃まで続きます。途中進行の月が火星と重なってきます。活力のある火星は、月の女性・妻・母、象徴、こういう部分を、刺激していたようです。（月のプログレスは少し誤差がでるかもしれませんが、大まかに）なので、オムツケーキ・布ナプキン・女性性が開花～等、妻・母・女性を堂々と大きくアピールしたり出産の経験ができたのかな？？とも思います。
海王星魚座の時代なので、スピリチュアルと結びつけば、少々境界が曖昧でハッキリししなくても、憧れから同化したいという気持ちが高まるりやすいので、ウケたのだと思います。
  

   ココ・シャネルは言わずと知れた、モードの女王ですが、彼女の人生はドラティックでした。ドラマティックと言うのも、獅子座の特徴です。

　彼女のホロスコープには太陽以外に、金星♀が入っています。美や喜び、物質的な豊かさも金星で観る事ができます。元々、美しく、機能的で上品な比較的安価な服を作りそして、1926年にはタブーだったまさかの黒色をドレスに使う事で、ドレスの概念を変えてしまいます。
　大衆に受け入れられるには、蟹座に惑星が入っているといいと言われます。ココもジョブスも木星が蟹座に入っています。拡大する天体である木星と、人の感情をを煽る蟹座（アメリカは蟹座の国、ハイウッド映画のようなメディアで感情を揺さぶるのが得意）
　ジョブス自ら、製品の細かなデザインを指示して、商品発表には彼が製品のプレゼンをします。彼のプレゼンでiPhoneに決めたという人も多かったと思います。
　シャネルもテレビの無い時代、著名な芸術家や音楽家などとサロンで交流を深め、彼女自身が広告になります。コレクションを発表し大成功をおさめた年、彼女のプログレスの木星は獅子座に入っています。彼女の生き方そのものがファッションとリンクしていきます。
悪目立ちも、注目を浴びる事も、獅子座特有のドラマティックな生き方を木星がより引き立てていきます。

　さて先に出たキラキラ講師の金星は天秤座で、社交センスがありオシャレさんで、みんなに愛されたい八方美人さんが多いです。その横に土星も木星もあるので、普通の人以上にその気持ちは強いだろうし、金星が物質的豊かさの象徴で、土星はコンプレックスなので、天秤座＝パートナーシップなので、内縁の夫さんとの経験を通して、どうしてもそこを大きく（木星）フォーカスしてしまうのは当然かもな～とも思います。度を越えた「ラグジュアリー」が好きなのも頷けます。高額でバンバン講座や読書会を開催しても、もう少しの間このスタンスで稼げそうです。

　ただキラキラ講師が絶大なる世間受けをしていくのは、少し難がありそうです。出生図の蟹座には♂があります。
蟹座は大衆受けするという事、そこに変わらない常に溢れ出る安定感や安心感を感じるのですが、
♂は満たされないと感じると、過剰防衛な程に安定を阻害する相手を攻撃します。
特に火星期に当たる35歳から45歳まではその傾向が強くなるかもしれません。
　活力である♂は暴力・攻撃力でもあるので、仕事に生かせればいいのですが、特定の相手に向かうと深く心に傷を負わせる場合があります。時に致命的なものになりかねません。気を付けていただきたいです。
　

シャネルは常に自分と同等の芸術家達と交流し、他人の目を気にするより「唯一無二の洗練された美意識と個性を前面に出す」獅子座金星特有の気質。

仕事の上では、女王様気質だったとは思いますし、
わからない人にまで理解を求めようとはしなかったはずなので
シャネルが生きていたらブログで理解を求めようとはしなかったと思います。やっても告知程度かな。

シャネルは晩年、孤独を紛らわす為にモルヒネを使い重度の中毒者だったようです。富や名声を手に入れても、寂しい人生でした。