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自分を滅したい・他人を滅したい、そんな気持ちになる時、そこを越えたら見えるもの

 先日西洋占星術アドバンスの講座で、「いじめのアスペクト」の話をしていました。いくつか「いじめに合やすいアスペクト」がありますが、月と土星が180度の人もそうで、自分の心(月)に規制など縛りをかけてくる土星にずーっと監視され、ダメ出しされ苦しくなるような出来事が多くて。「いじめ」の経験がある人が多いです。しかし、監視され続ける事で、マジメさが身に付き、持続性のある性格になります。

ある人のホロスコープには、「いじめのアスペクト」加えて、太陽と冥王星が合わさり、Tスクエアーを作っていたので、

「本気で自殺しようと考えた事ない???」

と聞いたところ、何年間か自殺をする手段を考えていたそうです。物議を醸した「自殺マニュアル」の販売前の時代だったらしく、それはそれは、沢山探しては自分の死に方を考えていたそうです。進路を選択する頃、自分をいじめていた人達が、かなりレベルの低い高校へ進学するのを知ってから、「なんで私が死ななきゃいけないの??」と思い、それ以来強くなったようです。

 冥王星は「極限を越える」天体です。とことんまで追い詰めます。冥王星はプルート、冥府の神。「破壊と再生」。ヒンドゥー教のカーリーのようだな~と思います。

火星と冥王星90度なら、火星の攻撃性に限界を超える冥王星の力が加わるので、相手が息の根を止めるまで執拗に追い詰めます。つい最近ある起業女史が実名を出さないまでも、仲違いしたビジネスパートナーを、毎日のように内容を変えては相手を攻める様な事をブログに書いていました。「徹底的に叩きつぶさないと気が済まない」なので、残忍性が一番出やすいのがこの形。

太陽と冥王星の場合は、自分の生きる意志や目的に冥王星の力が加わるので、先に出た人の様に、「自分を滅したい」とする力が加わる事もあります。うつ病になったり、自己を追い詰めて命を絶つ(破壊)様な衝動を乗り越えたら再生が待っています。一度山を越え一皮むけて。大きく飛躍するのもこの組み合わせです。

 先週ある男性が鑑定に来られました。本を出して(評価は高い)、昨年はNHKにも出演し、とっても自信に満ち溢れ、「開運大好き」で、お仕事の合間に「運が付くスポット」に訪れるらしく、はこPに来られたそうです。彼のホロスコープには、冥王星・太陽の組み合わせがあります。かなり精神的に追い詰められた時期があったようで、それが切っ掛けで、本を書き、全国を飛び回る今のお仕事があるようです。

太陽・冥王星の組み合わせは、ある時突然ブレイクをする人はこのパターンが多く、嘆くこともできない様な、極限状態を越える事で一皮むけ、新しく生まれ変わったような人もいます。有名なのは坂本龍馬とかでしょうか??

 歴史を変えた立役者ですが、元々は下級武士の子でいじめられっ子でした。

今とてつもなく、天が試すような辛い状況だとか、兎に角誰かを徹底的に潰しにかかりたい衝動に駆られているのは、もしかすると冥王星の影響があるからなのかもしれません。

自分を滅したい衝動の人は、そこを乗り越える事で、一皮剥けて成長が待っています。

誰かを滅したい程、止む事ない攻撃力のある人…追い詰めで命を絶たれた人がいる事を一生忘れさせてもらえなくなります。どんなに神仏に帰依しようとも一番忘れる事のできないのは自分です。後悔する前に、その攻撃力を違う力に逸らしては如何でしょうか?

太陽・冥王星の場合は、規則正しい生活を心がけて、ヨガや朝瞑想をしてみたり、きちんと病院でケアーしてもらうこともおススメします。

火星・冥王星は、火星の攻撃力をスポーツや武道に使ってみましょう。短時間でヘトヘトになるようなものをおススメします。

 人生は有限で、実はそんなに長くありません。時間はあっという間です。

大好きなターシャ・デューダの名言

「人生って短いから、不幸になる暇なんてないのよ」

快運・笑福、

上手に自分の運命と向き合って楽しく生きましょう。





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