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受難の島、壱岐島の離島ビジネスと教祖業【其の一】


壱岐シリーズの第2弾です前回はこちら→神々の島

さや🍎(子宮院長はる→八木さや→現:吉野紗弥佳)が御嶽神社の宮司と結婚してもう1年になります。二人の婚姻届にサインしたのが、壱岐イルカパークの管理責任者の高田佳岳氏でした…。


観光大使、縄文祭のあった年にギネスの申請

2018年の初めに壱岐市は「神社の密度 世界一」をキャッチフレーズにギネスの申請をするにあたり、国境離島新法アドバイザーとして迎えたのが高田氏でした。
2017年に国境離島新法ができた年は日本各地の離島を巡っており、壱岐に来る直前には対馬にいたとの事です。結果ギネスの申請はしただけに終わっているようです。

国境離島新法とは…国境に接する離島に人が継続して居住できるよう国が積極的に関与し我が国の領海排他的経済水域を保全する事を目的とし平成29年4月1日に施行
(内閣府のホームページ:

国境の離島を守る為、仕事をしたり移住する人の為に手厚い支援があるこの新法で、
尽力したのは長崎3区の谷川弥一元衆議院議員です。

余談ですが、壱岐がスピリチュアル島を目指した年にHAPPYは「世界は自分で創る〈上〉 思考が現実化していく185日の全記録」を上梓し引き寄せ教祖爆誕。この新法が成立する前年2016年に啓示を受けたようで何度も壱岐に来ては、月読神社に100万円奉納したり平山旅館の女将などと親交を深めていきます。同年、現職の白川市長への批判が多かったと言われる壱岐日々新聞社が解散になり、その不動産をHAPPYが購入します。翌年2017年4月新法が成立し、10月に「月の器」が完成し、完成記念の際は現市長の白川氏も「月の器」を訪れています。2018年HAPPYが観光大使に任命される半年も前の事です。

この年の1月発売のゆほびかGOLD vol.33では壱岐の龍光神社が紹介されています。
なーんとなくですが、疑い深い私には話が出来すぎている気がしてなりません。
HAPPYがデビューしたのも、壱岐がスピリチュアル島にしようとした2014年。現地の人曰く、いつも注目されるのが「月読神社」「龍光神社」「御嶽神社」だけ…と仰ってました…。伊東三左衛門の事すっかり忘れられてますよね…

映画「コーブ』の太地村より前に動物愛護団体に狙われた壱岐とイルカパークができるまで

 イルカパークができるずっと前に、イルカパークのある勝本漁協で事件が起こりました。
 今はスピリチュアルに悩まされる壱岐が昔は豊富な資源を狙うイルカにも悩まされていました。当時は日本でも有数のイカの水揚げ量があり、ブリも釣り上げ途中に捕食され漁業におけるイルカの被害は甚大でイルカの大群が押し寄せた時には500隻の船が操業を中止してイルカを追い込みましたが失敗…。昭和50年ごろに太地村の追い込み漁を研究調査して昭和51年に実施成功。捕獲した大量のイルカは水族館、食用などになりましたが、それでも捌き切れずに海中投棄し海流に乗って福岡の浜まで届いたそうです。翌年も追い込み漁は実施され湾が血で真っ赤に染まった光景がテレビで放送され、世界中の動物愛護団体から壱岐が非難されます。この事件がきっかけになり日本製品の購入をボイコットする運動が起こり問題を重く見た国が支援する形でイルカを捕獲して殺さずに追い出す研究が始まります。
 昭和55年(1980年)動物愛護団体の女性が壱岐の無人島辰島にゴムボードで向かい捕獲された1300匹のイルカの網を切って破壊しました。しかし強風の為に島に戻れず翌日漁師に見つかり、壱岐警察に事情聴取ののち逮捕。佐世保警察署に収監され裁判となります。
 イルカ事件で世界中から注目を浴びた壱岐ですがその後温暖化や海流回遊の変化で魚が徐々に減って過去の事件が嘘のようにイルカの数も減ったそうです。
【ウィキペディアより抜粋】


 平成10年(1998年イルカの繁殖と生態調査の為に勝本漁協が「イルカパーク」運営していましたが赤字が続きます。イルカの全面捕獲禁止で周辺に沢山いる壱岐のイルカを捕獲できず太地町から購入したイルカで運営されそれも問題になっていたようですが、後に水質の問題から休園になります。

2018年11月国境離島新法のアドバイザーだった高田氏が壱岐市と共同出資して「IKI MANAGEMENT 株式会社」を民間連携の第三セクターとして設立。「壱岐イルカパーク&リゾート」として、2019年4月に施設のリニューアルしオープンを迎えました。

カミテンと壱岐限定マガジンCOZIKI

2018年、壱岐市が「神社密度 世界一」のキャッチフレーズでギネス申請し、HAPPYが観光大使になり、翌年2019年に開催される「カミテン」を盛り上げる為に壱岐限定の雑誌を創刊します。


カミテンの企画は、東京にあるイベント企画会社「 KIRINZI」
COZIKIの編集長はRICEという雑誌を発行してます。
TwitterにCOZIKIのアカウントがありますが、リンクされているのは
COZIKIのHPではなく、RICEのHPに繋がります…。


ハッピーが観光大使になった同じ月に
壱岐限定マガジンCOZIKIが始動し縄文祭間近で創刊。2号では、第三セクターにはなったばかりのイルカパークが漫画になってます。COZIKIから生まれた漫画・アート展へと「カミテン」に繋げる為に壱岐を「神々の島」として必死で盛り上げようとしたようですが、COZIKIは4号以降発行されず、縄文祭の失態もあり今ひとつ盛り上がらなかったようです。「カミテン」や「COZIKI」について島民や関係者の方に当時の話をお聞きしました。

島民、関係者のカミテン&COZIKIの感想


※壱岐で発行された「COZIKI」読まれた事ありますか?「カミテンはイベントとして成功したと思われますか?」

「如何わしいと思って読んでないです。壱岐島を神々の島に、パワースポット〜とか変に推すのは好きじゃないです。カミテンは結構大物呼ぶんだなぁ〜って思っていたけれど、あれ??いつやった??くらい印象に残らず終わってましたね……」

「観光の起爆剤になるとか言いながら何も役に立ってない…。私の周りの壱岐市民も関心がないというか、別次元の人たちの集まりだと思っていた。」

「あくまでも神社関係者かその道に興味ある人しか行ってないかな??という印象です。私の周りや知り合いでカミテンの話題は出ません。」

「カミテンは地方の小さなイベントと言った感じじゃなかったかな??COZIKIも島限定販売で『え??こういうのは島外で売って壱岐PRせんと??」と思いました。」

「市役所など一定の関係者が盛り上げようとしているのは感じますが、壱岐自体正直いうほどスピリチュアルに興味ある方は少なく感じますね。御嶽神社のカフェで表紙だけ見た事はありますが、カミテンも正直イベントともあまり捉えてなく成功という以前にあまりにも島民自体に関心がなかったように感じます。」

「COZIKI買いました。1500円ぐらいだったかな。中身はどこかの同人誌みたいで私自身面白いとは思いませんでした。それとカミテンですが、なんか芦辺町ばかり中心に盛り上がっているようでしたね。(芦辺町とは「神々の島①」に出てくる郷ノ浦周辺)
芦辺に元祖移住者代表的人がいまして、協力隊で壱岐のポスターにもなっていました。
その人がやっているお店を中心だったと思います。カミテンやCOZIKI関係者で東京から来たスタッフが行く店は大体同じで内輪でお金回しているなぁ…と思いました。」

「COZIKIは一支国博物館に売ってあった時に立ち読みしただけです。漫画家のファンなら買うだろうけれど、自分は買おうとは思いませんでした。カミテンのイベントはお金をかけただけで失敗だと思います。」

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本当はもっとコアな話しもありましたが
事実確認が必要なので書けません。

ここからは私の意見ですが、多分大量に作ったグッズや漫画は売れずに、「アベのマスク」の如く何処かに保存しているかもしれませんね。
しかし盛り上がるのは郷ノ浦周辺と限られた神社ばかり……全部あちらの息がかかったところばかりじゃないですか…。

カミテン担当の市観光課職員とイルカパーク担当は同じ

因みに長崎新聞社にカミテンの記事がありました。ここに市の担当者の名前があります。

去年年末の長崎新聞

カミテン担当の市観光課の中村さん
イルカパークも担当されていて
現市長のお気に入りだそうです。

カミテンを企画したKIRINZIのHPに
御嶽神社が。

Twitterにある「COZIKI」のアカウント
何故「COZIKI」のHPにリンクしないのでしょうか?


KIRINZIのHP

KIRINZIが運営するECサイトにはRICE。

素人の浅い考えなんですが、歴史や神話の漫画を編集する力がそもそもあったのでしょうか?壱岐の市民でもないですが、イベント終わってお金回収したら終わりのビジネスにしか思えないです…。

壱岐の受難はスピリチュアルが原因だけでは無いような気がします。さやりんごがちゃめちゃしてくれる方が、関心が逸れてよいのかもしれませんが…。

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