7つのコスモス(1)20220313

7つのコスモス(1)

2022年3月7日から書き始める。

前書きめいたもの

 これまで「サビアンシンボルでアカシックリーディングする」を58巻まで書いてきて、この中で、7つのコスモスについてもかなり説明してきた。このシリーズは終わったが、7つのコスモスについては、まだ書くことがある(と、思う)。そこで、7つのコスモスというタイトルで、あらためて書き始めることにした。かといって、サビアンシンボルについて言及しないとは言わない。サビアンシンボルは、数字の30までの法則(ロゴス、イデア)を、12感覚に均等に広げたものであり、そのことで感覚世界に「降臨した」ロゴスとも言えるものだ。つまりサビアンシンボルは、アカシックレコードの要約要素と言えるもので、それはロゴス(恒星意識)が、世界(感覚)に降りてきた時の、足跡とも言える。さまざまな宇宙意識が、地球とか惑星とか、いろんなところに赴いた時の体験データがそっくりと残されているのだ。

 なので、時々サビアンシンボルの話も出すかもしれないが、でもテーマとしては、7つのコスモスを中心にする。7つのコスモスとは、宇宙の原因的要素から、次々と創造行為が展開されて作り出された具体的な結果領域までのステップであるが、より原因的なところに近い部分の内容を書くためには、たとえば、過去の経典とか、資料とか、書物などをあまり頼りにしすぎてはいけない。というのも、これらの資料は、たとえそれがどんなに優れたものでも、すでに形になった、因果の果の側に収められているものであり、結果から原因を考えることは難しい。たいていどんな資料でも考え方が偏っているのは当たり前だが、それだけでなく、書かれた結果とは限定されたものであり、宇宙の原因領域とはまだ限定されていないものをさす。限られたものが、自分よりもはるかに広大で果てしないものを考えることは難しい。つまり、何か資料を参考にするのは、自分から足枷をつけたに等しい。
 以前から、何か説を唱えるときに、それはどこから引いてきたものですかということを問題にする人は多い。信憑性があるかないかをここで考えてしまうのだ。これは自分で考えるのが不安なので、何かに寄りかかりたいという心理を反映したものだが、このどこかのデータを参考にする姿勢は、7つのコスモスを考える時には、一番適していないのではないかと思う。エニアグラムについて考える時にも、どこかにエニアグラムについて詳しく書いてあるのはないかと探すことは、エニアグラムを考える時に、もっとも邪魔なもので、資料とは、道の途上であらわれる悪魔の誘惑とも言える。

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