サビアンシンボルでアカシックリーディングする(9)20210115

サビアンシンボルでアカシックリーディングする(9)

2021年1月7日に書き始める


 前回では、七つのコスモスの階層の話をちょっと無理がある感じで詰め込んだので、内容はややわかりにくくなった。占星術はこの複数のコスモス範囲の一部しか扱わないので、限られた体系だが、パンの耳を切って除いたり、魚の切り身のようなものにしたりするように上と下をちょん切って活用しても、そもそもわたしたちも土地の中の一部の都市に住み着いているし、人間どうしの関係で生きている面が強く、著しく狭い存在だ。だから、トータルな要素を持たない現状の占星術だけでいいと思う人もいると思う。
 で、そもそもこのサビアンシンボルでアカシックリーディングするのシリーズの最初のあたりの話はヘリオセントリックの占星術と、ジオセントリックの占星術の使い分け、あるいは組み合わせの図を作り、さらにヘリオセントリックの惑星に、恒星を重ねて考えるというものだった。これでいままでの占星術よりはちょっとだけ広い範囲を扱うようになった。でもこのシステム構築には、まだ修正要素がかなり残されていると思う。

ヘリオセントリックから見たら地球ポイントが転落点

 ジオセントリックと、ヘリオセントリックというふたつの図の比較は、ふたつのコスモスを比較することに似ている。これは上と下にあるものなので、横並びで比較はできない。ジオセントリックは地球から見た天体配置。なのでこれを惑星コスモスとしてのメゾコスモスに該当させた。ヘリオセントリックは太陽から見た惑星配置なので、惑星を中心にしておらず、太陽が中心で、惑星は周縁性だ。なのでメゾコスモスのひとつ上にあるデュートロコスモスにあてはめた。それぞれのコスモスにまったく対応しているということではなく、あてはめて考えてみようというものだ。
 太陽と惑星には大きなギャップがあり、この間を埋める全惑星意識は、七つのコスモス表では惑星とともにメゾコスモスの範疇に入れてある。この場合、全惑星意識から見た視点では、惑星から見ているところの天体位置や配置は成立しなくなる。つまりジオセントリックは、メゾコスモスの下層にあるもので、上層には全惑星があり、メゾコスモスの構造をひとくくりに説明はできない。全惑星も、二種類あると書いた。

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