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6/23 小波

すみません、一回目の投稿から県内ではないのですが近県の鳥取の旅にNMBさんが行ったときのお話です。

まず、この県内トリップですが、きっかけは今現在も世の中を騒がせている新型のコロナウイルスです。東京や街の話かと思っているとみるみる間にここ岡山まで広まってきて、街が日に日にゴーストタウンになる様子に見えない危機感と圧迫感を覚えました。TVの世界は少し遠いところとどこかに感じていましたが、こんなに自分の生活や行動に影響が出るなんて。よく通っていたお店やクラブ、よく遊んでいた人々にも合わない生活でした。

そしたらNMBさんが毎週お休みの日に、インスタグラムのストーリーズに海や森を連投しているから、新しいライフスタイルのハンティング県内トリップが浮上したわけです。

インスタグラムでは視聴率もいいようで、世の中の流れや同行が気になるこの時期NMBさんの動きももちろんのこと気になってお話をお聞きしていました。

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6/23鳥取境港に向けて、自慢の軽バンと愛犬を連れて蛇行しながら進む旅は、車中泊でした。NMBさんはいつも旅はほとんど何にも持っていかなくて軽バンに寝袋と塩釜の水とビーサンとカメラくらい、身軽な人です。よく出回っているキャンプとか釣りとかとは違うようで、毎日原付きでビーサンで身軽な人のまま、旅も生活の一部に組み込んでいます。

鳥取県の小波、境港まで行って最後に美保関まで、道中ほど良い場所で車に泊まって過ごす2日間は、ゆっくりですが刺激となる旅です。旅中の写真は、日常に無い日常感みたいな、生活とは切り離されていないけど、どこかしら頭のなかでイメージする観光地みたいな光景と合致したり、映画みたいだったり、普段見落としていそうなものだったり、相変わらず早起きだったり、不思議な感覚に陥る写真の数々でした。

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あの6月はNMBさんは自分の見てきた山や川など自然を何かしら制作やお店にも投影しているように見えて、意図しない自然の産物から感じるものを表現しようとしていたり、登山の頂上にたどり着いたような感覚を作っていたりしてるように思いました。

海辺の岸壁の様や、家屋から覗く夏初めの日差しや、海からほど近くの美味しいけど高い海鮮丼や、やはりコロナの影響で使用できない観光地の皆生温泉や、夜中の大山ふもとを通るトラックなど、少しセンシティブですが凝縮して気持ちのウィークポイントが見えるエピソードの数々でした。

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どこか自分がアンテナの立ったタイミングって、毎日たくさんあるわけではないけれど、外発的にもらえる環境を自発的に作る努力はしているわけで、このコロナ渦中の小旅行もそのいわゆるライフワークの一環と思います。

次の日NMBさんに会ったら、拾ってきたというタイルとコンクリートが合体した海で荒波に削られた石があって、とても素敵でした。

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