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政治資金収支報告書の読み方について

今回は政治資金収支報告書を読むときの観点について紹介したいと思います。

1.自分自身の後援会への寄付は制限がある

前提として、政治家の方が自分自身の後援会に寄付をする場合は、金額や寄付可能な時期に規制がかかります。
任期満了の90日前から選挙の日までは個人の後援会への寄付は禁止されています。

(任期満了による選挙の場合)
 任期満了の日前90日に当たる日から選挙の期日までの間は寄附することはできない。

このように寄付が行われた時期によって、適法か違法かが変わってしまうのです。
そのため日付が書かれていない収支報告書だと疑われてしまうケースが出てきてしまうのです。


日付未記入の政治資金の収支報告書の例 ※個人情報の部分は隠しています

2.政治資金の収支報告書の探し方

政治資金の収支報告書が欲しい場合は「〇〇県 選挙管理委員会 政治資金 公開」等のキーワードで検索すれば出てきます。
ぜひ自分の自治体で見てみると面白いと思います。

Google検索の結果

3.日付が無い報告書は大丈夫なのか?についてある県の選挙管理委員会に問い合わせる

日付が書いていない収支報告書があっても大丈夫なのか?ということについてある県の選挙管理委員会に問い合わせてみました。
回答としては以下の通りです

・基本的に日付が無いものは不可、ただし記入漏れのものを見落とす可能性はある
・本人に確認したうえで折り返す

日付無しの収支報告書はあらぬ疑いを向けられるので注意が必要そうです。

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