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第53回『奮い立たせてくれるもの』



1.『ビバリウム』…アイルランド出身のロルカン・フィネガン監督による映画作品。主演はジェシー・アイゼンバーグ、イモージェン・プーツ。

あらすじ:<新居を探す若いカップルが不動産屋に紹介された住宅地は、脱出不可能な迷宮だったー。マイホームを持つという夢が、やがて悪夢に変わる…。>

2.『ロブスター』…2015年に公開されたヨルゴス・ランティモス監督による映画作品。コリン・ファレル主演。これは、笑っていいのか?と思うようなブラックなユーモアや、同監督が繰り返し扱っている「抑制された世界」が描かれている映画。
あらすじ:<家庭を持ち、子孫を残すことが義務付けられた近未来。妻に捨てられてしまった男デイヴィッドは街のルールに従い、はずれにあるホテルへと送られる。そこでは45日以内に自分の配偶者となる人を見つけなければならず、見つけられなかった場合は動物に姿を変えられてしまうという運命が待っていた…>

3.「邦楽ロックバンドの4つ打ち化〜」…いわゆる邦楽ロックバンドシーンにおいて、国内でのロックフェスが増加した2010年代あたりから「1小節に4分音符のバスドラムが鳴り、偶数拍で鳴らされるスネアドラム、そしてキックドラムの拍裏を埋めるハイハット」が特徴である、『4つ打ち』ビートが流行したといわれている。


4.『ロッキー』…1976年の映画。監督はジョン・G・アヴィルドセン。主演・脚本はシルヴェスター・スタローン。後にロッキーシリーズ、として2、3と続編が制作され、現在の『クリード』シリーズに至るまで、愛され続けている映画。

<当時、映画のオーディションに50回以上落選していたスタローンは、ポルノ映画への出演や用心棒などで日々の生活費を稼いでいた。長い極貧生活を送っていたある日、彼は世界ヘビー級タイトルマッチ「モハメド・アリ対チャック・ウェプナー」戦のテレビ放送を観戦した。アリは当時世界最強と言われていたのに対し、ウェプナーはスタローン同様、繰り返す転職の中で日銭を稼いでいた。誰が見ても勝ち目がないウェプナーであったが、予想外の善戦を展開。試合はアリが勝利したものの、ウェプナーの繰り出したパンチがアリのわき腹を直撃しダウンを奪い、対戦後に「二度と対戦したくない」と言わしめた。スタローンは「アリをダウンさせたその瞬間、ウェプナーは偉大なボクサーとなり人々の心に永遠に刻まれる」と感じ、この出来事を基にわずか3日で脚本を書き上げ、プロダクションに売り込んだ。(wikipediaより)>

5.荻昌弘さんの映画解説 「ロッキー」(1983年月曜ロードショー)…『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』2010年9月11日放送での 「ソフト化希望映像特集」で紹介された荻昌弘さんの映像。83年月曜ロードショーにて放送されたものである。
普段、冷静に映画解説をする荻昌弘さんがいつにも増して熱っぽく、評の最後には【人生するか、しないかというその分かれ道で、するという方を選んだ勇気ある人々の物語】というパンチラインが飛び出す。


6.淀川長治、水野晴郎…映画怪獣。『日曜洋画劇場』の解説の締め括りに「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!」という人が淀川長治。『水曜ロードショー』『金曜ロードショー』で「いやぁ~、映画って本当にすばらしいものですね」という人が水野晴郎。
日本での映画評論において、テレビというメディアで解説をしていた両氏の功績は非常に大きなものである。

7.「オードリー春日 K-1挑戦」…M-1グランプリ2008年決勝に出場する前年、オードリーの春日は「K-1」が日本人選手の発掘を目的に開催した「K-1ジャパントライアウト 日本人戦士育成プロジェクト」に参加。
アーネスト・ホーストの合宿での指導を受け、2007年8月16日には「K-1 TRYOUT 2007」で中国の王洪祥選手と対戦した。試合後、春日は右の鼓膜が破れるけがを負ってしまった。(以下、記事より引用)

8.『魔裟斗くん、やろーよ』…正しくは『魔裟斗くん、二人でちょっと日本盛り上げようよ』である。2004年大晦日、『K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!!』で行われた伝説の試合、【魔裟斗 vs 山本“KID”徳郁】。
前年、2003年の「K-1 WORLD MAX」で優勝し、2004年は決勝でブアカーオ・ポー・プラムックに敗れたものの準優勝、というキャリアハイの魔裟斗に対し、対戦要求をした時の一言。
身長、体重も差のある魔裟斗に対し、立ち技ルールでKIDがダウンを奪う、といういまだに語り継がれる試合。
立ち振る舞いが格好良すぎるKIDに注目。

9.『ジョーカー』…2019年に公開された、『ハング・オーバー』シリーズなどを監督したトッド・フィリップス監督による映画作品。ホアキン・フェニックスが主演。
古くから様々な監督により映画になっているバットマンシリーズであるが、本作ではジョーカーが誕生する経緯が描かれる。また、作品上の設定として、舞台はゴッサムシティとなっているが、70年代後半から1980年代前半のニューヨークをモデルにしている。

10.『ダンサー・イン・ザ・ダーク』…2000年に公開された、ラース・フォン・トリアー監督による映画作品。ビョークが主演。
いわゆる鬱映画、として必ずタイトルがあがる作品。

11.安達哲『さくらの唄』…91〜92年にヤングマガジンで連載された漫画作品。『お天気お姉さん』『ホワイトアルバム』などで知られる安達哲の初期代表作のひとつといえる。

あらすじ:<富士桜ヶ丘高校の美術部に所属しているが、何事にも無気力な市ノ瀬利彦。淡い恋慕を抱いていた美術部顧問教師の薦めでかよい始めた画塾には、学年のアイドル仲村真理がいた。真理を主演に映画を撮影し、文化祭で上映しようと奮闘する利彦。希望に満ちた青春劇はしかし、汚れた欲望によって蹂躙されてしまう。>(マンガぺディアより引用)

GOING STEADYのアルバム『さくらの唄』の元ネタとしてあげられている。講談社BOX版が2006年発売。

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