第78回『ハチミツとクローバー、それぞれの道で(ゲスト:ぜったい大丈夫だよラジオ)』
・『ぜったい大丈夫だよラジオ』…番組紹介:【クリエイティブ業界に身を置き、日々をサバイブする20代後半女子2人が、自分たちを「大丈夫」にしてくれるものについて、ときにはゲストをお招きしながら語らいます。基本的には大好きな漫画やアニメ作品について愛をぶちまけつつ、
たまに身の回りのこと、最近の悩みまでゆるーくお話ししています。】
■ 羽海野チカのあゆみ
東京都足立区生まれ、年齢非公表。
東京都立工芸高校(デザイン科)在学時、「ぶ〜け」に一度だけ投稿作品が掲載。
卒業後に株式会社サンリオへ就職(キャラクターグッズのデザイン)、
勤務外に同人誌活動をはじめる。
3年後に同社を退職、フリーで、イラストやグッズのカットを手掛ける。
宝島社『CUTiE Comic』へのカット絵の仕事を依頼された際、ネームを見せたことから『ハチミツとクローバー』でデビュー、初連載となった。
●羽海野チカ作品集
・『ハチミツとクローバー』(00〜06)
・『スピカ~羽海野チカ初期短編集~』(11)
∟「冬のキリン」 (小説JUNE 118号 2000年4月)
「スピカ」 (flowers 2002年10月号)
「ミドリの仔犬」 (Be Street vol.2 2000年8月)
「はなのゆりかご」 (Be Street vol.7 2001年12月)
「夕陽キャンディー」 (JUNK!BOY 2000年夏号 6月)
「イノセンスを待ちながら」 (熱風 2004年2月号)
・『3月のライオン』(07〜現在)
●スラムダンク同人出身の漫画家
・よしながふみ(大沢家政婦協会)
・羽海野チカ(BLUE on BLUE)
・よしながふみ「よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり」より
ー【ウミノさんは、こんなにちんまりして可愛い人なんですが、
『勝負』って言葉が大好きなんですよ。】
【そうやって思って『ハチクロ』を読んでみたら、登場人物が全く同じなんですよ。彼らは恋愛に関しては中学生並なのね、スキル的には。でも仕事になると、山田ですらいつもいい作品を作ってくるんですよ。真山の事でどんなにボロボロになっていても。】
【やっぱり仕事というものがわかっている人が描いたマンガだと思うんです】
●本人が語った影響元
・萩尾望都
∟マンガのあなた SFのわたし 萩尾望都・対談集 1970年代編(2012)
語り下ろしとして対談。
・『ポーの一族』について
ー【はぐちゃんはメリーベルの真似して描いてました。】
・ 『ゴールデンライラック』(78) について
ー【ハーバートが大好きで。主人公のヴィーの旦那さんになる人。最初から出てくる少年ビリーは、竹本くんです。『ハチクロ』は、この後『ゴールデンライラック』と同じ話になっていくんです。続きは『ゴールデンライラック』を読んでください」っていう話。】
・キャラクターの年表について
ー【鈴木光明『少女まんが入門』(79)を子どもの頃に買って〜(中略)「萩尾先生はキャラクターひとり一人の年表を作ってる」って書いてありました】
【それを読んでから年表を作るようになりました。年表は全員が死ぬところまで作ってあるから私だけは彼らの人生を知っているんだと思って。】
・吉野朔実
・『溺れるナイフ』…ジョージ朝倉による日本の漫画作品。『別冊フレンド』(講談社)にて、2004年11月号より2014年1月号まで休載を挟みながら連載された。
作者曰く、題名中の「ナイフ」とは「十代の自意識」であり、破裂寸前の十代のこころと、剥き出しの刃物のような青春の情景を多彩に描き、読者から高い支持を集めている。
2016年には山戸結希監督、菅田将暉、小松菜奈主演で映画化された。(wikipediaより引用)
・『言の葉の庭』…新海誠監督のアニメーション映画。2013年公開であり、新海誠監督作品としては『星を追う子ども』から2年ぶり5作目の劇場アニメーション映画(次作は2016年公開の『君の名は』)。
あらすじ…【靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。】(Filmarksでの作品紹介より引用。)
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