第52回『いかがわしさのススメと葛藤』

2021年4月7日 23:57

1.「ポリティカル・コレクトネス」…政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれていない言葉や用語のことで、職業・性別・文化・人種・民族・宗教・ハンディキャップ・年齢・婚姻状況などに基づく差別・偏見を防ぐ目的の表現、およびその概念を指す
　文化や価値観の多様性を主張し、マイノリティに対する従来の差別的な表現や認識を改めていく運動のこと。

2.さらば青春の光…所属事務所はコンビで社長、副社長を務める株式会社ザ・森東（ざ・もりひがし）。両者とも大阪府出身。2008年8月にコンビ結成。（wikipediaより）本編で話している通り、公式Youtubeチャンネルではコンビでのネタだけでなく、様々な企画を行なっている。
まずはYoutubeを見るのがおすすめ。

3.Prince…1958年生まれのミュージシャン（マイケル・ジャクソン、マドンナと同い年）。これまでに12作品のプラチナアルバムと30曲のトップ40シングルを生み出し、アルバム・シングルの総売り上げは1億3000万枚以上になる。（wikipediaより）
78年のデビュー以来、ほぼ毎年1枚オリジナルアルバムを発表。プロデュース作なども多数であり、非常に多作である。未発表音源も多く存在するといわれており、近年はオリジナルアルバムのリマスターとともに同時期の未発表音源が発表されていっている。本物の天才。
長いキャリアのなかで、一般的には80年代が最も充実した作品を残していると言われているが、07年に、スーパーボウルのハーフタイムショーで伝説的なパフォーマンスを残すなど、常に存在感のあるアーティストであった。
シャークくんのフェイバリットアーティストであり、あえて一枚あげるなら『Sign of the times』がベストらしいです。

4.銀杏BOYZ…現在は俳優としても活動している峯田和伸が、前身バンドGOING STEADY解散後の03年から活動を開始させたロックバンド。2021年現在のメンバーは峯田のみであるが、03年の活動初期〜2013年（アルバム『光のなかに立っていてね』『BEACH』発表時）まではロックバンドとして四人体制で活動していた。
05年、デビュー作として2枚同時発売となった『DOOR』『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』はCDの音圧が高く（つまりは音が異常に大きく）、異常なハイテンションで演奏されるサウンドと、自身の青春時代の鬱屈と性との距離感を歌った詞が当時の10代〜20代を中心に熱狂的に支持された。
当時、銀杏BOYZ公式HPでのBBSや、峯田のブログ、そして峯田本人の携帯メールアドレスを公開などもあり、ファンとの交流が盛んであった。そのファンの中には、現在はシンガーソングライターとして活動する大森靖子や、お笑いコンビ空気階段で活動する鈴木もぐらなどもいた（※『援助交際』MVにおいて高校生時分の鈴木もぐらが写っている）

5.ラース・フォントリアー…デンマーク出身の映画監督。代表作としてビョーク主演の『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(00年）、シャルロット・ゲンズブール出演の『アンチクライスト』（09年）『メランコリア』(11年）など多数。
90年代にはトマス・ヴィンターベア監督と共に「ドグマ95」という映画運動を提唱した。「純潔の誓い」と呼ばれる、映画を製作する上で10個の重要なルール（スタジオのセット撮影を禁じる等）を取り決め、それに従うことを要求した運動である。ラースフォントリアー自身が「ドグマ95」によって製作した映画は『イディオッツ』(98年)のみである。

6.ヨルゴス・ランティモス…1973年生まれのギリシャ出身の映画監督。
社会から隔絶させて子どもを育てている家庭を描いた『籠の中の乙女』(09年）が第62回カンヌ国際映画祭で上映、ある視点部門でグランプリを受賞。その後は『ロブスター』（15年)、『聖なる鹿殺し　キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』 (17年)、『女王陛下のお気に入り』(18年）などを発表。どの作品もブラックユーモアに満ちた、閉塞感の漂う奇妙な世界を描いているといえる。

7.V＆Rプランニング…1986年に設立されたアダルドビデオメーカー。主流とは一線を画した作品をリリースし続け、アダルトビデオ業界のみならず、主に90年代にサブカルチャー分野においてもカリスマ的な人気を博した。カンパニー松尾、平野勝之などを輩出した。

8.『監督失格』…平野勝之監督が、2011年に発表したドキュメンタリー作品。プロデューサーは庵野秀明。
平野監督は林由美香との不倫旅行をドキュメンタリーとして撮影した『自転車不倫野宿ツアー　由美香』を97年に発表。当時劇場版エヴァ（旧劇）制作で疲弊しきった庵野秀明は『由美香』に衝撃を受け、平野監督との交流が生まれたという。