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第72回『その手で、マチズモを削り取れ』





・清田 隆之『さよなら、俺たち』 …これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信している、ライターである清田隆之さんが失恋、家事、性的同意、風俗、夫婦別姓、マンスプレイニング、コロナ離婚などについて書いた、初の本格的ジェンダー・エッセイ集。
『心の砂地』では第24回で本著を取り上げている。


・太田啓子『これからの男の子たちへ』…弁護士であり、2人の男子の育て親である太田啓子さんが3人の識者(小島慶子、清田隆之、星野俊樹)の対談を通じて、「男の子問題」について書いた本である。
日常の中で出会う性・ジェンダーをめぐる「あるある」と「これってどうなの?」を検証した、ジェンダー平等時代の子育て論が書かれている。
『心の砂地』では第48回で本著を取り上げている。


・武田砂鉄…1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。『紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす』で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。他の著書に『日本の気配』『わかりやすさの罪』『偉い人ほどすぐ逃げる』『芸能人寛容論』などがある。週刊誌、文芸誌、ファッション誌、ウェブメディアなどの媒体で連載を多数執筆するほか、近年はラジオパーソナリティとしても活動の幅を広げている。

また、「マチズモを削り取れ」は集英社の文芸誌『すばる』で連載。
同時期に岡田育「我は、おばさん」も掲載されていた。


・岡田育『我はおばさん』…『更級日記』から『マッドマックス 怒りのデス・ロード』まで、古今東西の文学・エンタメ作品をひもとき、ポジティブに「おばさん」を再定義する、カルチャー・エッセイ。ジェーン・スーさんとの特別対談も収録!(amazon商品紹介より引用)


・ナンシー関…独特の観察眼による「テレビ批評」とその挿絵に入れた著名人の似顔絵「消しゴム版画」で社会そのものを批評していたコラムニスト、版画家。シニカルで軽妙な語り口で書かれる辛辣かつ愛情に満ちた芸能界への視点にはファンも多く、業界関係者にも生前から高く評価されていた。
 売れ始めた頃の有吉弘行について「ふてぶてしい」、また後に芸能界を引退した島田紳助について1990年時点で「「素敵なことやないか」「一緒にやりましょうや」といったような感動的なフレーズを連発する。怪しい。」などと評していた。(wikipediaより引用


●『マチズモを削りとれ』概要
【路上、電車、学校、オフィス、トイレなど、日本の公共空間にはびこる〈マチズモ=男性優位主義〉の実態をライターが徹底調査!
ジェンダーギャップ指数、先進国でぶっちぎりの最下位――「関係ない」はもうありえない。夜道を歩くことの恐怖、通学・通勤中の痴漢被害、発言権を奪われる不条理……最も身近な日常の場面から、変わらないこの国の「体質」をあぶり出す。】


【目次】
一章 自由に歩かせない男


二章 電車に乗るのが怖い

三章 「男/女」という区分


四章 それでも立って尿をするのか


五章 密室に他人が入り込む

六章 なぜ結婚を披露するのか


七章 会話に参加させろ


八章 甲子園に連れて行って



九章 体育会という抑圧

一〇章 寿司は男のもの?

一一章 カウンターと本音


一二章 人事を握られる


おわりに




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