第70回『僕は問題ありません、あなたもきっと』
◇宮崎 夏次系（みやざき なつじけい、1987年生まれ ）
宮城県出身。多摩美術大学卒。
短篇集『変身のニュース』が、2013年第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・審査委員会推薦作に選出される。2014年、短篇集『僕は問題ありません』が「第１回あゆみCOMIC大賞」を受賞。
ルーツとして、「影響を受けたといったらおこがましいかもしれませんが黒田硫黄さんと華倫変さんが好きです」と発言。
・黒田硫黄…漫画家。1993年『月刊アフタヌーン』にてデビュー。2002年、『セクシーボイスアンドロボ』により第6回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞文部科学大臣賞を受賞。主な作品に『大日本天狗党絵詞』(94〜97）、『茄子』(00〜02）など。
・華倫変…漫画家。大学在学中に投稿した作品が講談社『週刊ヤングマガジン』においてちばてつや賞を受賞、『週刊ヤングマガジン』で執筆、その後太田出版『マンガ・エロティクスF』等で執筆するようになる。2003年3月19日、心不全のため28歳で死去。主な作品に『カリクラ―華倫変倶楽部 』（02）、『高速回線は光うさぎの夢を見るか?』（02）など。
◇【宮崎夏次系 主要作品】
『変身のニュース』講談社 (2012/11/22)
『僕は問題ありません』講談社 (2013/8/23)
『夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない』講談社 (2014/5/23)
『ホーリータウン』講談社 (2015/9/23)
『夕方までに帰るよ』講談社 (2015/9/23)
『アダムとイブの楽園追放されたけど…』講談社 1～2巻 (2018/4/23)
『と、ある日のすごくふしぎ』早川書房 (2020/9/17)
『あなたはブンちゃんの恋』講談社 (2020/11/20)
◇同年代の漫画家
・西村ツチカ (1984年生まれ)
「なかよし団の冒険」(2010年)、「さよーならみなさん」(2013年)
・panpanya（パンパンヤ、本名・生年月日・性別非公表）
「足摺水族館」(2013年)、「蟹に誘われて」(2014年)
・町田洋（生年月日不詳）
「惑星9の休日」(2013年)、『夜とコンクリート』(2014年）
・あらゐけいいち…漫画家。1977年生まれ。『月刊少年エース』で「日常」の読み切りを連載した後、2006年11月（2007年1月号）より正式な連載が決まり、2015年10月（2015年12月号）まで連載。
『モーニング』（講談社）にて、2016年44号から2021年10号まで『CITY』を連載。
・ガロ系…かつて青林堂が刊行していた漫画雑誌『ガロ』に掲載されていたアングラな漫画作品、ないし、その作家である個性派の漫画家。またその作風を指す表現。日本におけるオルタナティヴ・コミックに相当する。
また、ガロ出身ではない作家についても、上記の意味でのガロ系作家を思わせるような、作家性が強い独自の作風をもつ者について「ガロ系」と称することがある。（wikipediaより引用）。
・湯浅政明…日本のアニメーション監督、脚本家、デザイナー、アニメーター。『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』では原画・作画監督などを担当し、2004年、『マインド・ゲーム』にて長編アニメーション監督デビュー。その後、テレビアニメの監督として『ケモノヅメ』（06)、四畳半神話大系（10）、ピンポン THE ANIMATION（14）、アニメ映画作品として『夜明け告げるルーのうた』（17)、『きみと、波にのれたら』(19）などを監督。
・長濱博史…アニメーター、監督、演出家。1990年にマッドハウスへ入社。動画マン、原画マンとして数々の作品に参加した後、フリーランスになる。1997年に放送されたテレビアニメーション『少女革命ウテナ』のコンセプトデザインを手がけ、2005年、『蟲師』にて初監督を務める。『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』に参加したことで大地丙太郎との交流が深まり、数々の大地監督作品にも参加している。
2017年の『THE REFLECTION』では、かねてより好きだったアメリカン・コミックの巨匠スタン・リーと共同で原作も手掛け、監督としてはアメコミのタッチを完全再現しつつ、いわゆるジャパニメーションとの融合を試みるビジュアルを作り上げた。（wikipediaより引用）
・山内マリコ『ここは退屈迎えに来て』
・北野武『3－4X10月』
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