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ラバーケアの話

ラバー製品のケアについて

こんにちは、LlyaLatexWorks(リヤラテックスワークス)です!
ラバーキャットスーツや同素材を使った衣装、アイテムの購入ハードルが高い原因の一つにケアの難しさがあります。

思ったよりも長持ちしなかった。
汚れが目立つようになった。
伸縮性が落ちた。
変色してしまった。

お問い合わせの多いお手入れトラブル

実際こういったお問い合わせは多くいただいております。
一方で素材の特徴を知り、手入れの仕方を覚えれば、意外と簡単だったという声もあります。
ラバー製品は決して安い買い物ではないと思います。

新品同様のようなラバーを長持ちさせるために
今回は、ラバー素材の特性やケア方法について詳しく説明し、長く愛用するためのコツをお伝えします。




そもそもラバー素材とはなんなのか


ラバー素材とは

ラバー(ゴム)は、弾力性と柔軟性に優れた素材で、さまざまな製品に使用されています。
ラバーは天然ゴムと合成ゴムの2種類に大別されます。
天然ゴムはゴムの木から採取される樹液を原料とし、優れた弾力性と耐久性を持っています。
一方、合成ゴムは化学合成によって製造され、耐熱性や耐油性など、特定の用途に合わせた特性を持つことが特徴です。
ラバー素材は、靴やタイヤ、防水製品、スポーツ用品など、多岐にわたる用途で活躍しています。

LlyaLatexWorksの取り扱いラバー素材については、こちらの記事で詳しく解説しています。

フェティシズムとしてのラバーの歴史はゴム製雨具から徐々に進化して今に至っています。

ラバー・フェチの来歴
その源流〜1960年代
20世紀前半のヨーロッパ、特にイギリスではゴム製雨合羽の愛好者が集まる「ザ・マッキントッシュ・ソサエティ」が存在し、これがラバリストの源流とされています。1946年にはイギリスのジョン・ウィリーが「BIZARRE」誌でラバーフェチを紹介し、1962年にはジョン・サトクリフが「ATOMAGE」を創刊。これによりラバーフェティシズム・コミュニティが形成されました。

〜1990年代
1980年代にはイギリスの「SKIN TWO」誌が、ラバーフェチをファッションムーブメントとして位置づけ、SMやフェティシズムを融合させました。これが現代のラバーフェチの基盤を築きました。

2000年代以降
2000年代中盤以降、レディー・ガガやケイティ・ペリーといったアーティストがラバー衣装をメディアで着用し、一般の認知度が高まりました。しかし、ブランドの廃業や買収など、環境の変化も見られます。

日本における歴史と流れ
日本では、1990年代前半のボンデージブームを契機にラバーフェチの環境が整いました。AZZLOや福岡ラバリストがラバーウェアを販売し、イベントや写真集でラバーフェチの存在をアピールしました。2005年には東京池袋にKurageが誕生し、ラバーフェチの環境が再び整い始めています。

Wikipedia日本語版_ラバーフェティシズムより要約

ラバーキャットスーツには、主に天然ゴムが使用されます。天然ゴムはその柔軟性、弾力性、肌に密着するフィット感から、キャットスーツやその他のラバー衣類に好んで使われます。
また、ラテックスは特有の光沢感があり、美的にも魅力的とされています。合成ゴムも使用されることがありますが、天然ゴムに比べてフィット感や伸縮性が劣ることが多いため、キャットスーツでは天然ゴムが一般的です。

LlyaLatexWorksは、全製品天然ゴムを使用しています。
様々な用途があるラバー素材では、ぴったりと張り付く密着感、圧迫感やラバー素材の外観を重視したラバーフェチ向けな製品を販売しています。


ラバーのケア:長持ちさせるためのポイント

ラバー製品のケアについて、「手入れが大変だ」と思われがちですが、実際にはそれほど難しくありません。長く愛用するためのコツをお伝えします。

ラバーの特性を知る

まずは、ラバーの性質を理解することから始めましょう。ラバーには以下のような特徴があります:

  1. 空気・水の透過性がない
    ラバーは密閉性が高く、空気や水を通しません。このため、防水性に優れています。

  2. 天然由来のため、ケアをしないとカビが生えたり、腐ることがある
    天然ラバーは自然の素材であり、放置するとカビが生えたり腐敗する可能性があります。

  3. 紫外線との接触により、劣化が早まる
    紫外線にはとても弱く、ラバーは急速に劣化していまいます。

  4. 油分が苦手
    一部ケア商品などを除き、油分がラバーに付着すると、変質や劣化を引き起こします。

  5. 金属との接触で溶けたり、変質・変色することがある
    特に色の薄いラバーは、金属との接触で色移りや変色が発生しやすいです。金属と長時間接触するとラバー素材が張り付いて取れなくなることもあります。

  6. 透明や白、黄色といった色の薄い生地は色移りや変色しやすい
    これらの色を持つ素材との接触は極力避けるべきです。


ケアのポイント

ラバー製品を長持ちさせるためには、以下のポイントに気を付けると良いでしょう:

  1. 通常の洗濯ができない
    ラバーは透過性がないため、通常の洗濯機で洗うことができません。

  2. ラバーと一緒にしてはいけないものがある
    上記の特定の物質やアイテムと一緒に保管しないように注意が必要です。

  3. 紫外線に触れさせない
    保管する際は、日光には長時間晒さないようにしましょう。

これらのポイントを守ることで、お気に入りのラバー製品をより長く楽しむことができます。

実際のケア方法

では、具体的にどのようにケアすれば良いのでしょうか。以下に簡単な手順を示します:

  1. ボディーソープを使って洗う
    中性または弱酸性のボディーソープで洗いましょう。スポンジやタオルは使用せず素手で優しくラバー同士を擦り洗うのがポイントです。ぬるま湯にボディーソープを溶かして優しく洗うのも効果的です(熱湯厳禁)。これで汚れや汗を落とせます。

  2. ハンガーにかけて陰干しする
    洗浄が終わったら、内部に水が貯まらないようにハンガーにかけて涼しい場所に陰干しを行います。この時、タオルなどで水気を無理に拭き取らないでください。色ムラや傷、ホコリの付着の原因になってしまいます。洗浄乾燥は浴室などで行うのがおすすめです。

  3. 保管する
    日当たりがなく、風通しが少ない冷暗所に肩の部分が大きいハンガーで折り目がつかないように保管します。ケア用品をお持ちであればここで使用します。ビジネススーツ用の不織布ケース(ジッパーが金属製の場合は注意が必要)や黒の大きなビニール袋に入れるとご自宅でもベストな状態で保管できます。

  4. 長期保管時も定期的に確認する
    保管中でも1ヶ月に一回は状態に異常がないか確認するのがおすすめです。特に他の素材との接触に弱く長期間接触していると修復不可能になる場合もあります。

まとめ

ラバーキャットスーツやラテックス製品の魅力は、その特有の密着感や光沢感、拘束感にあります。ラバー・フェチの世界は多様であり、一つの趣向にとどまらず、複数の楽しみ方を持つ人も多いです。適切なケアを行いながら、自分に合った楽しみ方を見つけてみてください。

ラバーの欲しいはLlyaLatexWorksに

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