発狂皆伝の挑戦にあたって考えていたこと

発狂十段取ってから8ヶ月で皆伝取れました。
練習曲や練習方法は色んな人が既に書いてるので、それ以外の視点からの攻略法を主題にしてみました。


簡単なプロフィール

IIDXを始めたのはDJT頃。SIRIUS頃に十段取って発狂BMSやりだしたりDP始めたり二年くらい離れてたりといった感じ。
再開したのは2021年の10月頃。
2021/11/16 発狂八段
2021/12/07 発狂九段
2023/05/07 発狂十段
2024/01/08 発狂皆伝

復帰以降は勤務形態の問題で平日にプレイできず週1~2回の頻度でした。
そもそも眠い状態でやったところで大した意味もないので特に気にしませんでしたが。
他の方の合格記を見ると毎日プレイしてる方が多いですが必ずしもやらなくても大丈夫という印象です。
少ない頻度で地力を上げる・期間が空いても腕を鈍らせないというのも、これはこれで別なノウハウでもあると思うので気が向いたらもう一つ記事を書くかもしれません。

クリア状況

練習曲とか練習方法は前述の通り割愛します。
皆伝合格時のstellaのクリア状況がこれなので別な方の記事を参考にした方が良いです。

st3イージー60% st4に至ってはほぼ未プレイ

この埋まり具合で発狂皆伝取れた人はそうはいないんじゃないかと自分でも思うレベルです。
逆に言えばこのくらいの地力でも対策次第で取れます。

対策

じゃあ何を書くのかという話ですが
各々の曲に対する対策、曲ごとの判定とハイスピの考え方です。
それぞれ解説していきます。

まず段位の選択直前に判定を下方向に下げます。
自分は普段LR2準拠で-17(本家IIDXと逆で紛らわしいですが上方向に17)でプレイしているのですが
それを-7まで下げていました。
十分に譜面が見えていればもちろん必要ないですが、段位の挑戦段階なんてイージーがついてないこともザラなので大体は押し遅れてます。
押し遅れてBADハマりしているのなら普段より判定を下げて最悪でもGOODの範囲内に押し込めれば早め入りした方が得というわけです。
次にハイスピード、LR2準拠ですが自分はMAX BPMの設定で普段310から始めて目が慣れたら320にしてプレイしています。
これを曲によって上げたり下げたりして対応します。
早い曲は早め入りしやすいようハイスピを下げ、遅い曲は早BADが出ないように上げたりなど。
取れた当日はslで適当にアップ→sl8あたりで320に→st0の未難潰し→疲れる前に段位という流れでした。

各曲の解説

①Doppelganger
ガチ押しからの瞬間発狂やギミックで視点をブレさせようとしてくる底意地の悪い譜面という印象です。
開始前に判定を下げつつハイスピもLR2準拠で一段階下げています(自分の場合は320→310)
譜面の揺さぶりが大きいですがとにかく目線を動かさないこと、普段通り押せれば自然と早め入りできて翻弄されずに済みます。

②ダークサンバランド
BPMが実質280から145まで下がります。
早め入りしすぎによるBADハマりを防止するため、ドッペルゲンガーで下げたハイスピを戻します。
あとは普段通りに押す。
思ったより遅いので焦らないように。

③キミとボクへの葬送歌
ガチ押し連皿ディレイ とにかくディレイがめちゃめちゃに早い。
ハイスピを下げるかどうかは悩みどころですが、譜面傾向に大きな緩急があるのでラブジャスほどハマらない印象はあります。
どうしてもこれが苦手でダークサンバが得意であれば(自分準拠ですがハイスピ310→330→320→310みたいな)調整もありかもしれません。
stにあるディレイ系を意識的に多く触ったりslのディレイ系のスコア狙いしたりすると少しずつ食らいつけるようになるような気がします。

④Love & Justice
説明不要。
ここまでの判定とハイスピの調整はこの曲のためと言っても過言ではありません。
とにかく疲れと緊張と超密度によって押し遅れてハマりまくる!心が辛くて苦しい!
葬送歌からハイスピを一段階下げて目線を上に完全固定、脳のリソースを全て認識にぶち込んで判定文字も皿もゲージも見ず無心で押しまくる!
普段のハイスピと判定で突っ込むよりはBADハマりしないはずです。

総括

一番重要視していたのは「譜面を見たままに押せる状態にもってくる」ことでした。
そんなの当たり前じゃん見て押してるんだからと思われるかもしれませんが…
例を挙げると★18エルザ・★19EXILE・★20Opheliaなど、これらは認識力の足りていない状況でプレイすると

序盤はいいが中盤以降判定が崩れて遅れてしまいどこを叩いているのかわからなくなる

ハマりを修正しようとして打鍵のタイミングをずらしたり、判定を合わせようとする

合わせられてもゲージをごっそり持っていかれる、ハードや段位ゲージなら死ぬ

というのは誰もが経験するかと思います。
リトハやラブジャスも理屈は同じで、立て直そうにもゲージがギリギリでそんな余裕はないことが多いです。
何より判定を気にする脳のリソースの無駄遣いが大きいと考えています。
あれ?判定この辺りか?やばいハマったゲージやばい!などの思考そのものを排除するということです。
全てを捨てて認識だけに集中すればst3~4を主戦場にしているプレイヤーなら決して押せない譜面ではないはず。
あとは自分の経験を信じるだけです。

少し搦め手のような攻略記事になりましたが、たまにこういう視点からも考えてみるのもいいんじゃないかと思います。
壁を突破する一助になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?