爆音でかかり続けてるよヒット曲#2 「弟マッチョ説~姉の引力と遠心力」(ハシノイチロウ)

LL教室のハシノです。
代官山のライブハウスで開催された「マキタスポーツの元気が出る報告会」というイベントに、トークゲストとして出演させてもらったときのこと。
 
わたくしハシノは、「マッチョロック」というお題でマキタさんと「選曲じゃんけん」をやるという企画で登場したのですが、さて、「マッチョロック」という造語をどう解釈するか。
 
普通に考えると、タンクトップで筋肉質で短髪だったりで、男臭い歌を歌うようなのが「マッチョロック」かな、という解釈になると思うけど、それだと見たまんまだしなと。
 
BOOWYや氷室京介といったところから何か補助線を引くことで自分なりのマッチョロック観を提示できないものかと数日ほど愚考し、マッチョな感じのするミュージシャンについていろいろ調べたりしていたところ、ある共通点を発見したのであります。
 
その共通点とは、マッチョな感じのするミュージシャンは、"だいたいお姉さんがいる"ということ。なんならお姉さんの影響で音楽に目覚めたとかいう人も多かった。
 
そういえば自分の幼少期からの記憶をたどってみても、お姉さんがいるやつはだいたいみんな女性に免疫ができていて、妙にモテたりしていたなとか。
自分自身が男兄弟で育ったので、お姉さんというものに憧れもあったし、お姉さんがいるやつ特有の感じは自分には絶対ない要素だなと感じていた。
 
やつらは生まれたときからお姉さんに可愛がられていて、そしてその溺愛を「鬱陶しい」と感じて育ってきている。
女性の扱い方を熟知しているし、一方で女性を変に神聖視してなくてフラットに見ることができている。

それに比べて男兄弟のわれわれは、母親以外の女性を知らない。
思春期になって急に意識し始めても、女性の扱い方を知らないくせにモテようと肩に力が入って言動がおかしくなる。
そう考えると、どうしたってお姉さんがいるやつのほうがモテるわな。

また、お姉さんがいるやつはだいたい、幼少期に女子の遊びにつきあわされている。自分の意志がまだないぐらいの年齢からずっと。
その反動で、自分の意志で遊ぶときには男だけでつるみたがる。姉からの遠心力が働くというか。
その結果、やつらはマッチョな感じに仕上がっていくという。
これがわたくしハシノが提唱する弟マッチョ説です。
 
この説、なにより説得力があるのが、氷室京介もお姉さんがいるってこと。
他にも、なるほど!っていう面々がみんな弟マッチョ。

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