Bates BAR

イタリアンクラシックに夢中だったころ、80年代の中古から70年代、60年代と年代を遡り、レニアーノや古いチネリを見ていたら、何かに雰囲気がにているなと思い、思い出してみると、70年代にホンダが英国のラレーを輸入してた時にショールームで見たレイノルズ531製のレース車でした。今思うと、ナベックスラグのクラブモデルだったわけですね。それから英国車に興味がわき、色々調べてみるとイタリア車もフランス車も源流は英国車にあることが分りました。さらにラレーなどのマスプロメーカーとは別に30年代から60年代ぐらいにハンドビルドのオーダー車の工房が沢山あり、キラ星のような名匠達のハンドビルド車の世界を知りました。
そして、最初の手にいれたハンドビルド車が57年ベイツBARでした。レイノルズに特注した531チューブ、カンティフレックスとよばれるテーパーチューブは端が細く真ん中が太い樽型チューブで、フロントフォークはディオドラントフォークと呼ばれる2回曲げのフォークです。これは最近のピナレロが採用してますね。乗り味は少々硬めですが、素直なハンドリングとバネ感のある走りのよさに一気に英車にのめり込みましたね。

BARはBest All Rounderの略です。

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