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FANZAでレビューを書き続ければ作文能力が身に着くかもしれねぇ……!

 先日、FANZAにレビューを投稿してそう感じました。結構確信を持っています。文章は薄く延ばすより要点を小さく凝縮させる方が難しい。で、FANZAにレビューを投稿するのはその訓練になるんじゃないかと思ったのが今回の話です。

 繰り返しになりますが、先日自分がFANZAにてレビューを投稿した時の話から始めていきます。自分は普段あまりレビューとか書かない方です。Twitterでごく短い感想を呟いたりする程度です。それが何故この度FANZAにレビューを投稿したのかと聞かれれば「何か書きたくなったので書いた」と答えるより他ないです。書きたいという気持ちは大事にしたいものです。
で、いざ書いてみて、それをFANZA側のフォームへ貼り付け、投稿。というふうに画面を操作したのですが、弾かれました。レビューの文字数がオーバーしていたのです。
 FANZAのレビューの文字数の上限は1000文字。1000文字、原稿用紙2枚半と聞くと結構たくさん書けそうだという気がします。少なくとも私はします。なんなら原稿用紙2枚半を埋めるだけの文章を捻り出す方に苦労すると思うほどです。
 しかし、実際は敢え無く文字数オーバー。実を言うと、文字数の上限を知ったのは文章を貼り付ける段になってからでした。仕方がないので、削っても問題なさそうな部分をいくつか削って投稿しました。オーバーしていた文字数が100字未満というのが幸いといえば幸いでした。
 とはいえ、この時削った部分は、果たして削ってしまってよかったものなのか。少し自信がありません。もしかしたら、削った文章こそが自分が最も言いたかったことだったのかもしれない。そんな不安が付き纏います。
 真面目にやるなら1000字以内という制限を知った上で改めて文章を練り直すべきだったのでしょう。ただ、それは面倒に感じたのでしませんでした。その場の判断で削る文を決めました。恐らく面倒というよりは一旦完成を見た時点で自分の中の「書きたい」という気持ちに決着がついたのでしょう。「とりあえず、完成したしもういいや。発表しよう」と。極めて怠惰な態度だと自分でも思います。

 それでも一応の完成を見たのはよかったと思います。自分が文章を書くと完成しないことが非常に多いからです。普段の日常の中で、今のこの感情、思ったことを書きたい!文章にしたい!というシーンはちょくちょくあります。そこで書いてみようと筆を取ってみるのですが、まあ書けない。ある程度書いたところで書きたいことがなくなる。あるいはある程度書いたところで「書きたい」という欲求が満たされてしまう。満足してしまう。
 そんな理由で私の中で書き始めた文章が完成することは稀です。そもそも、書きたいという思いはあるけど、主張したい内容はあまりないのかもしれません。初めから。言いたいことはあまりない。けれどもある程度書いて詰まって、ポシャるまでそれに気付けない。
 少し話が戻るのですが、そう考えるとFANZAのレビューが1000文字以内というのは案外理に適っているように思えます。レビューとは長ければいいというものではない。確かに熱の籠もった長文レビューも読み応えがあっていいと思います。思いますが、そんな情熱が最初から最後まで息切れすることなく続くようなレビューはそう書けるものじゃありません。さらに言えば、そんな濃いレビューを書ける程の作品に出会える機会もそうありません。というか、そんなに入れ込んだ作品について語るなら、プラットフォームのレビュー欄じゃなくて、それこそnoteとかでやるべきでしょう。
 1000文字以内のレビューはもっと簡潔に主張の根幹だけをギュッと書くべきなんだと思います。ただ、これは何と言うか訓練をしていないと難しい。思えばこれまで学校から課される作文、レポートの類はいつも文字数を稼ぐことばかり考えて書いていました。課題の「何文字以上」の「何文字」に到達するまで如何に文章を冗長にするか。自覚無く、そのテクニックばかり磨いてしまっていました。こんなん国語教育の敗北だろ……。

まあ、自分が勝手に負けてただけなんですけど。


 という訳で、今まで負け続けてた分を取り戻すという目的も込めて、もっと積極的にFANZAのレビューを書いてみようと思いました。もし仮に1000字で収め切れないほどの感情が発生した場合はここで発表させてもらいます。


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