子を見れば親がわかる

こんばんは、鴇百合あぃすです。

子供の言動や態度を見れば親がどのような教育をしてきたかだいたい分かります。
もちろん例外はありますが、子供は親の背中を見て育つものです。

さて、この理論は会社でもある程度は当てはまります。
ある程度、と言ったのは新入社員の場合は子供とは違い今まで生きてきた経験などがあるからです。
とはいえ、新入社員の仕事ぶりを見れば先輩社員がどのような教育をしたのか分かります。
ダラダラと同じ仕事を時間かけてやる人は、先輩社員もそのように仕事をしているのでしょう(ダラダラと教育をされたのでしょう)
逆にテキパキと要領よく仕事をしていたのなら、先輩がポイントを押えて良い教育をしたのでしょう。

なぜ突然このようなことを書いているかと言うと、新入社員の教育をしているところを第三者として見る機会が非常に増えてきたからです。
そして教育をする側、される側、両方から相談を受けるからです。

最近された面白い相談は「A君いくら教えても全く成長しないよ…人事の目腐ってんのかな」です。

いや、そこまで言います!?!?

確かに僕から見てもA君はお世辞にも仕事が出来るとは言えません。入ってからそれなりに日数も経っています。
なのでA君の仕事してる姿をじっくりと見てみることにしました。すると原因が分かりました。
A君は仕事が出来ないのでは無く、やり方がわかっていないのです。
引っかかりやすいところや、ちょっと分かりづらいところを教えてあげたら目に見えて仕事のスピードが上がりました。
人事の目が腐っていた訳では無いのです。

では何故A君はこのようなことになってしまったのか。原因は相談してきた先輩社員にありました。
先輩社員はA君が困った時に聞くと、教えてくれたそうです。その作業の手順が載っているページを。何回も。

いや、ページじゃなくて直接教えろや

なんで直接教えないんですかー?と聞いてみると「俺は読んでわかったから」とのこと。
あーなるほど、先輩は理解力がある頭が良い人なんですね。

でもまぁ世の中先輩みたいに頭が良い人だけではないんですよね。
みんな読めばわかるんだったら教師いらないじゃん…?教育の場、いらないじゃん?

そんな先輩にも分からなかったことはあったらしいのです(そりゃあるよな)
その時先輩は当時の教育係だった人に聞いたらしいです。
そしたら返ってきたのが「あ、その作業なら○○ページに載ってるから読めばわかるよ」だそうです。

いやぁ見事に連鎖してますねー。

まさに子を見れば親がわかる。

A君には先輩方の「読めばわかるよ」教育(教育と言えるのか微妙だが)の連鎖を断ち切ってもらいたいです。

もし教育をしている立場にいる方が読んでいらっしゃったら、キチンとした教育をしてあげてください。

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