「全文無料」メガデッキ解説 5/15追記
はじめに(5/15追記)
皆さんお久しぶりです!!!
改めてこの記事を見てくださり本当にありがとうございます。
メガデッキ発売から数週間が経ち、多くの非公認大会やSBで入賞したリストが公開されデッキの確定枠なども認知されるようになってきたのではないでしょうか。
この記事ではメガデッキ発売からの環境の変化や、それに応じて変化したリストの解説とそれを踏まえた上での僕なりの獄契約のリストの説明をしていきます。記事の内容やカードの評価も環境の変化に合わせて大幅に変化していますのでぜひ最後まで読んでいってください!!
獄契約デッキと現環境について (5/15追記)
メガデッキの研究が進み、確定枠が周知されたり非公認大会入賞リストが広まったことで多くのプレイヤーが強い獄契約を握るようになり、環境でも最大母数を取るようになった獄契約に対して他のデッキが取る手段は大きく分けて二つ。
①の例として挙げられるのは鋼契約が筆頭でしょう。アルティメットを除去しながら【バレルドラゴン】で耐性をばらまくことで盤面を強く保てること。また防御札である【スティールバラッジ】が獄契約から確実に1ターンもらえる点も高く評価できます。最近では同じく母数を増やしている蒼契約をみて、手札保護とリソース確保を目的として【五角形の砦】を採用するリストも増えてきています。
また、鋼契約自体の母数も増えたのでミラーで除去されることをケアするために【機獣魔神】や【幻魔神】を採用することで白耐性をつけるようになりました。これによって【バレルドラゴン】の持っている耐性以外にも新たに「白」が追加され、獄契約や蒼契約の防御札に【氷刃血界】を採用するリストは減ってきたのではないでしょうか。
また、①の例として血契約もあげられます。
今では【ザ・デビル】を入れた構築が主流となり【パラディバット】を使ってフラッシュを挟まずフィールドとリザーブのコアを枯らされ、【ヌーヴェルヴァーグ】が出せず【アルティメット・セイリュービ】の召喚条件を満たせないまま押し切られることもあります。しかし、②でも話しますが獄契約のメタとして注目された【零ノ障壁】の巻き添えになったことや、プレイ難度の高さなどから使用率は獄契約、蒼契約、鋼契約よりも低くなっています。
②の例として真っ先に挙げられるのは間違いなく【零ノ障壁】でしょう。
獄契約の速度を落としたり、受けとして出した【ヌーヴェルヴァーグ】や【アルティメット・セイリュービ】、【マグナザッパー】を破壊して攻めにも使える高いメタ性能を持っています。このカードを採用するために「起幻」持ちをサーチ可能なWBS、導魔、氷姫や、縦引きが強い蒼契約などに採用されています。この記事では、【零ノ障壁】を相手が握っていた場合に獄契約がどのように立ち回ればいいのかにも解説していこうと思います。
構築について(5/15追記)
先日僕のTwitterに挙げたものからだいぶ変化しています。最初にnoteにあげたものとは異なり環境に合わせて採用カードも大きく違います。現環境で母数の多いデッキやミラーに強く出れるように改良したので最後までお付き合いください。
採用カード解説(5/15追記)
《相棒魔卿ジャバド》
3枚採用が最近の主流ですが、その理由は
このように2枚目以降を引くことに明確な利点があるため3枚採用です。特に③は【零ノ障壁】が流行った現環境では特に重要だと思うので後ほど細かくお話しします。
《四魔卿を統べる者ロード・ジャバド》
【ヌーヴェルヴァーグ】や【アルティメット・セイリュービ】とはことなり固有の役割として、ゼロカウンターを踏まずにブロッカーで立ったり、煌臨時とジャバドのフラッシュ効果を合わせて複数面を除去できることや、【ガイアノホコ】を付けて2点で2回殴ることで単体で複数打点を作り出せるのもミラーで重要なポイントです。ミラーで特に重要なカードなので後で詳しく話します。
《獄炎の四魔卿ブラム・ザッファーグ》
攻める際にはほとんどの場合絡んできます。現環境では【キャッスルゴレム】の召喚抑制や鋼契約の【バレルドラゴン】の突破が挙げられます。鋼契約に限ったことですが召喚ロックを使えば次のターンに【バレルドラゴン】が着地することはないので耐性の無い【ガンズマーヴリック】(あったとしても幻魔神か機獣魔神なので赤紫青 or 緑で裏目が存在する)を簡単に除去できます。【ガイアノホコ】を付けて3点を作り出すことで【氷刃血界】のケアを【マグナザッパー】の代わりにコイツが担ってくれています。
《獄風の四魔卿ヴァン・トゥース》
バーストメタ、【オーバースター】剝がし、【ブラム・ザッファーグ】などの踏み倒しなど役割は多くあります。オープン枚数はおそらく多くの方が悩むとは思いますが、「召喚したいカードがまだ見えていない」「打点が足りない」これらの条件に当てはまらない限り僕はトップに固定したカード以外オープンしていません。理由としては防御札や、【零ノ障壁】、【アルティメット・セイリュービ】のような召喚できないが攻めるときに欲しかったり、ミラーでロングゲームになる際のリソースを自ら削ってしまうことになるので過剰な脳死オープンはマイナスになる場合があるので注意しましょう。コイツが殴ったターンはバーストをケアする必要がないのでミラーで先に出したらそのままマウントを取りやすく、効果召喚を使わないでそのまま殴ることも結構あります。
《アルティメット・セイリュービ》
コイツを握ってるかどうかでミラーで有利不利が決まると言っても過言ではないです。ゼロカウンターを踏むので打点は増えていませんがコアを多く盛れるので利点の方が大きいです。しかし【ブリザライガ】や【ロード・ジャバド】などの単体で複数打点を出せるカードが破壊されると総打点数が減ってしまいます。【ガイアノホコ】を手札にある状態で使うと相手に【ガイアノホコ】の召喚条件を潰すか、既存の複数打点を潰すかの2択を迫れます。
《バーゴイル》
召喚時はほとんどの場合コアブーストを選択します。中盤以降も【アルティメット・セイリュービ】の条件を満たしたり、カウント増加に貢献することができます。序盤に【ジャバド】が除去された際のカウント増加要員に使えるので【バジャーダレス】のケアなどを除いて安易に自壊しないことをお勧めします。
《獄風伯ヌーヴェル・ヴァーグ》
更地盤面から【アルティメット・セイリュービ】の召喚条件を満たせる点や、【ケーニッヒシャック】などの連続アタックを抑制する疲労効果、任意で魂状態にさせないことも選択できるデッキバウンス効果は様々な対面で活躍できます。ミラー対面ではフラッシュ効果は零ノ障壁を踏んでしまうので通常召喚してコアブして打点にすることが多いです。ですが召喚条件にカウントを必要とするので殴れずに睨み合いが続く場合は手札で腐ってしまいがちではあります。
《獄海の四魔卿イル・デザール》
蒼契約に【零ノ障壁】が採用されるようになったので大きく有利が取りにくくなり、防御を強くしたくて高確率で通るバーストを採用。出た後の役割がほとんどないのがもったいないので後で紹介するバーストカードをフラッシュ効果で開くことでミラーであっても多面処理が可能にしています。2枚採用の理由ですが、採用しているバーストの種類が少ないと読まれやすく、トライアングルバンなどで封じられてしまうので枚数を散らして読まれにくい構築にしています。
《次代機獣ブリザ・ライガ》
ミラーで一番輝くカード。理由として
といったところでしょうか。
1枚でリーサルまでたどり着けるカードなのでミラーでも序盤に踏んでそのまま押されることがあるので注意が必要です。
ミラーで自分が攻める際に相手が受けで【ヌーヴェルヴァーグ】や【アルティメット・セイリュービ】を出した際に【零ノ障壁】を召喚した対象以外のアルティメットに当て、【ブリザライガ】を開いて出てきたカードを除去して2面除去することも可能で出てきたカードを脳死で対象に取らないことも重要です。
《甲殻伯メタリフェル》
3種目のバースト。バースト読まれにくくするためにコストの異なるバーストを散らして採用。蒼契約に対してこのカードは開けるタイミングで早めに開いていいと思います。その理由として
また、シャックなどの契約スピリットを疲労状態でロックする必要があるのでバースト効果で破壊しないことが多いです。ミラーでは相手の盤面を2面寝かせることができますが、バーストを使われてしまうので【ガイアノホコ】を引いてから殴るようにしましょう。主に場に出た後の役割が大きいので積極的に開いていいと思います。
《超星使徒スピッツァードラゴン》
え、なんで?って思う方が多いと思いますがミラー対面をする中で殴ってカウントを増やしたいのに【覇王爆炎撃】や【ブリザライガ】にジャバドを除去されるのが怖くて何もできないことが多かったので試しに入れてみたところ、【ガイアノホコ】を合体可能なアルティメットがいない序盤であってもバースト(バジャーは自壊してケア)をケアしてアドを稼いだり盤面を取ることが可能になりました。ついでにできるコアブーストで得られる恩恵も大きいのも理由です。枚数は現在調整中ですが入っても2枚でしょう。
《EVANGELION Mark.06-カシウスの槍-》
特に説明は要らないカード。主に蒼契約に対して遅延に使う。2枚目以降は【ロード・ジャバド】で破棄できますがコアシュートのために邪神を破棄したいので僕は1枚採用に抑えています。2枚でもいいと思います。
《イビルドロー》
序盤に【バーゴイル】と【イビルドロー】でどっちから優先的にプレイするか聞かれたことがありますが、基本このデッキは
コアブースト⇒ドローの順番が丸いと思います。
【イビルドロー】は中盤以降もフィニッシャーの回収など役割がありますが、バーゴイルは中盤以降に出してもあまり強くないので、早めに消化した方が長期的に見ても使えるコア数がターンを追うごとに多くなるので先にプレイします。
また固有の役割としてメインステップでカウントを増やす役割があります。安易にアタックすることでバーストやジャバドにフラッシュ効果を使わせてテンポを取られてしまいがちなミラーにおいて殴らずにカウントを増やすことはかなりの強みです。僕的には今後採用枚数を減らすことはまずないとは思っています。
《零ノ障壁》
このカードを引かないとミラーで相当しんどい思いをする絶対にアクセスしたいカードなので3枚採用。最低でもアタックステップ終了の防御札になれますが、コストが重いので【アルティメット・セイリュービ】と合わせて使うことが多いです。メタられやすい防御札の種類ですが、バーストや【ジャバド】【ロードジャバド】などの盤面除去でアタック中のやつを除去れば【ケーニッヒシャック】以外は通るので割と止まります。
《覇王爆炎撃》
以前twitterで話したように
特にミラーでは最序盤に欲しいカードなので3枚採用しています。特に後手1で殴ってきた【ジャバド】に当てた場合は相手にカウントが無いので【ロード・ジャバド】の煌臨を恐れずアドを稼げます。
《地球神剣ガイアノホコRe》
ゼロカウンターをケアしながら打点を増やせる点が優秀なので現環境時点ではリバイバル前の採用はありえないと思っています。【ヴァン・トゥース】を引いてない時に【ブリザライガ】などをケアしながら攻めれる点も高評価。煌臨した【ロード・ジャバド】にフラッシュで出した【ヌーヴェルヴァーグ】や【アルティメット・セイリュービ】(ソウルコアが戻っているので回復するにはもう1アクション必要)に反応して合体した【ロード・ジャバド】で4点出す使い方も頻出です。
不採用カード解説(5/15追記)
《幻惑の隠者騎士バジャーダレス》
開ければ強いのですが、蒼契約がアタックしているスピリット以外にいない際に【覇王爆炎撃】と合わせても破壊する対象がいなくなること、鋼契約は紫装甲がばらまかれること、ミラーはバーストケアできるまで殴らないこと。いずれも開きにくい要素が多いので採用を見送りました。
《獄土の四魔卿マグナ・ザッパー》
ある程度のカウント数が要求されるので序盤に腐ることが多い印象だったので抜きました。環境に多い蒼契約、獄契約、鋼契約、血契約、キャスゴに【氷刃血界】が採用されることが減ってきているのも理由です(蒼契約はその枠を【零ノ障壁】に取られてる)。しかし【白晶防壁】のケアをする唯一の方法だったり、ミラーで盤面処理ができるので環境次第では再び採用もありえます。
《獄風の探索者カゲロウシーカー》
サーチ対象でないがミラーで欲しい【零ノ障壁】や【覇王爆炎撃】が落ちてしまうので抜きました。召喚したターンに【ロード・ジャバド】が煌臨できないのもミラーで相手が詰めやすくなってしまうのもデメリットです。
《辺獄の四塔》
以前は受けに使えるカードとして採用しましたが、重複ができないので【零ノ障壁】で簡単に除去られること、殴らないとリソースが稼げないこともミラーで弱いので抜きました。ただ、【ロード・ジャバド】の煌臨条件を1番簡単に満たせる(なんかで+2 & 辺獄で+1)のは強いので少し悩みどころ。
《絶甲氷盾》
防御の種類が【零ノ障壁】と被ることや、【覇王爆炎撃】を採用しているのでこれ以上マジックを採用すると事故を起こしやすくなるので抜きました。
【白晶防壁】
ほとんどの対面から1ターンもらえる強いカードですが、【絶甲氷盾】と同じ理由で抜きました。マジック同士で枠を譲っての採用はありだと思いますが、【覇王爆炎撃】などは面を処理して間接的に攻めに使えるのに対して、こいつは防御にしか使えないことだけがネックです。
《獄炎伯ザン・ジヴァル》
3コスト払って2コア乗せる必要があり見た目以上に使いにくいです。そのコアを使って【ヴァン・トゥース】を出したりアドを稼いだりした方が100億倍強いと思います。ネクサスは【ブリザライガ】が触れますしコイツだからいけない要素が一つもないです。
《デパーテッドソウル》
このカードは周りに回したことのある人がいなかったのでTwitterで使用感を聞いてみたところHIROさん https://twitter.com/kaeru_moriya から非公認大会にて得た使用感についてアドバイスを頂いたのでそれも含めて記載させて頂きます。本当にありがとうございました。
強い点
・ゼロカウンターを受けてなお打点の数を維持できる
・蒼契約に対してBP比べで破壊された場合に反応して【ヌーヴェルヴァーグ】(低コストだし破壊対象になりやすい)を召喚することでフラッシュを挟まずに後続を止められる。
・【ガブルシャック】のOC除去効果に反応して【ブラム・ザッファーグ】で除去したり【アルティメット・セイリュービ】を復活させUトリガーで寝かせられる
弱い点
・蒼契約に対して受けに使えるカードだが【イル・デザール】をケアして【トライアングルバン】で6コストって言われた際に意図せず巻き添え被害を受けてしまう
・【ガイアノホコRe】や【ブリザライガ】、【ロードジャバド】を用いて単体で複数打点を生成できるので横に広げなくても打点を作ることは可能である。
結論としては異なるコストを散らした方がケアされにくい(スピッツアードラゴンをくらう点では他の大差がない)ので【ブリザライガ】や【メタリフェル】を採用したほうが強いとなり採用は見送られました
ミラー対面について(5/15追記)
「序盤」
相手がバーストをセットしている場合は安易に殴れません。下手すればジャバドの効果を1度も使えずに完全にテンポを取られます。
先行を取る場合は
・【覇王爆炎撃】を引けている
・【バーゴイル】と【ブリザライガ】を同時に引いている
カウントを3以上にして【ロード・ジャバド】の煌臨条件を満たすのは大事ですが、それをやろうとしてバーストを踏んでは元も子もないので【ヴァン・トゥース】や【ガイアノホコRe】を引くまで我慢することは大事です。メインステップでカウントを増やせる【イビルドロー】は【零ノ障壁】を探しに行くためにも重要なので積極的に使うといいと思います。
「中盤」
【ヴァン・トゥース】などでバーストを封じて、【零ノ障壁】を抱えて殴るのが理想です。相手もゼロカウンターを構えているので、自分の盤面展開するのではなく、相手の【ジャバド】を優先的にブロッカーをどかす盤面除去でライフを通すことを意識しましょう。そのためには相手が攻めてきた前のターンに予め【覇王爆炎撃】でブロッカーを消しておくことや、【ロード・ジャバド】や【ブリザライガ】に【ガイアノホコ】をつけて単体で複数打点を出すことが重要です。
蒼契約対面について(5/15追記)
守りの基盤はバーストです。シャックの効果を受けないので【スピッツアードラゴン】を打たれない限りは耐えれます。【カシウス】や【メタリフェル】で動きを遅らせながら立ち回りましょう。【ブラム・ザッファーグ】の召喚抑制を使えば【スピッツアードラゴン】を使えないので安全に開きやすいです。
最後に(5/15追記)
いかがだったでしょうか。環境が進むにつれてリストが更新されている中で採用されているカードの意味を理解する上で少しでもこの記事が役に立ってくれればと思います。この記事がよかったと思った方は拡散してもらえたら嬉しいです!note出したり氷姫のリスト上げたりした結果、今後の活動を考えた時期もありましたが今まで通り特に変えずにいくつもりなので今後とも皆さんよろしくお願いします。
そしてこの度、「Ars Nova(アルス・ノーヴァ)」(仮名)というチームを結成することとなりました!!大会などで実績を残せるようにするだけでなく、誰でも短い時間で強くなれるような有益な情報を無料で発信したり、僕のTwitterでも好評だった「詰めバトスピ」のようなバトスピ界隈を幅広く盛り上げていけるような活動をしていきたいと思います!バトスピの実力よりもエンターテインメントとして楽しめるアイデア豊富なメンバーを近日募集するのでもし興味がある方がいましたらよろしくお願いします!
最後になりますが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。今後も少しでも皆さんの参考になれるように頑張っていきますのでTwitterのフォローなどよろしくお願いします!
それでは!!!
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