【セルフネイル#2】自爪(深爪さん)のセルフケア

こんにちは。LizzyNailです。
初心者〜中級者向けのセルフネイル情報まとめ、2本目です。
今回はジェルやマニキュアを始める前のケアのお話です。
セルフケアで私が気をつけていること、ジェルの前にするべきこと、また、深爪さんの友人にケアを続けて、深爪を卒業した過程も書いていきたいと思います。
深爪改善については是非色んな方に知っていただきたいので、今回は無料公開にしています。

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TOPICS
①必要なケア用品
②軽めのケア(自爪で過ごす方向け)
③しっかりケア(ジェルを塗る方向け)
④深爪ケア
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①ケア用品
まず、オススメのケア用品については前回の記事と被るので、詳しい商品は前回のものを参照してください。
・エメリーボード
 こちらは薄い形状のものならOK。100均で大丈夫です。
 消耗品なので安いもので済ませましょう。
・スポンジバッファー
 エメリーボードに続き、消耗品なので安いもので。
 私はSHEINで買ってますが、売っていれば100均でもOK。
・甘皮プッシャー
 これは使うなら少し良いものを。
 1000円くらいの先端が薄いものがオススメです。
 ジェルをしない、自爪で過ごす方は軽いケアで良いので、不要です。
・ストーンプッシャー
 100均で売っている、先端がピンクの軽石みたいな素材のものです。
 ペン型のようなものが使いやすくてオススメです。
・甘皮ニッパー
 甘皮プッシャーと同じく、1000円くらいのものがオススメです。
 切れ味が悪いと怪我をするので、注意が必要です。
 こちらも軽めのケアの方は不要です。


②軽めのケア
まず、爪は爪切りで切らずに、エメリーボードで長さを整えましょう。
爪切りで切ると、「パチン」という衝撃で爪の表面に細かいヒビが入り、そこから二枚爪や割れに繋がります。
エメリーボードで長さを整えたら爪の先に細かいバリが残ることがあるので、スポンジバッファーでそれを取ります。
やり方としては、爪と垂直にバッファーを軽い力で滑らせる感じです。

爪の長さ・形が整えられたら、表面ですが、そのままorマニキュアで過ごすならそのまま。
ジェルをするならスポンジバッファーで軽い力で表面に傷を付けます。

次に甘皮周り。
爪の表面の甘皮側、3分の1くらいをストーンプッシャーでくるくる、これも軽い力でこすります。
ぐいぐい押すと爪や肌のトラブルの原因になるので、あくまでも軽く・優しく。
白い粉のように爪表面に付いていた甘皮が剥がれるので、それをウェットティッシュで拭いて、軽めのケアは完了です。

③しっかりケア(ジェルの前に行ったほうがいいこと)
しっかりケアする場合ですが、②の軽めケアに追加して、
甘皮プッシャーの平たい方で爪の根元をさらに押します。
皮が厚い・甘皮が固い人はお湯に指先を少し付けてからやるとスムーズです。
皮が固くない人であれば、お湯でふやかさなくても、爪の根元の甘皮が浮いてポケットみたいになるかと思います。
そこの中を、甘皮プッシャーの反対側(カギ状になってるほう)で掻き出すように滑らせると、入り込んだ甘皮・粉のようなものが出てくるかと思うので、それをウェットティッシュで拭きつつ、怪我してないか・肌を痛めてないか確認しましょう。(痛かったらここでストップ、肌が薄い方だとプッシャーで傷つくことがあります)

甘皮が硬くて半透明になっていたり、ささくれがあれば甘皮ニッパーで切ります。皮膚を切っているので、様子を見ながらちょっとずつ。
このとき、刃先を引きながら切ると切りすぎないので、それを意識すると危なくないです。
ニッパーは小さいといえど、刃物です。慣れないと危ないので、慎重にやりましょう。
肌が弱い方、痛みに敏感な方はニッパーはしなくてもいいくらいです。


④深爪ケア

①〜③をふまえて、最後に深爪ケアについて。

私の友人で、小さい頃から深爪で、どうしても爪を伸ばせない子がいました。
本人の自宅ケアと、私が行ったケアで数ヶ月後にはジェルネイルをして長く伸ばせるまでになりました。その過程と、主にやったことを紹介します。

まず、一に保湿。二に保湿。とにかく保湿!
とにかく保湿が大事です。
ネイルオイルを朝晩、更に気づいた時にも塗ってもらうようにしました。
これを前提として、以下の手順で月に1回程度ケアしていました。

①キューティクルリムーバーを爪の根元に塗る
②40℃くらいのお湯に指を付ける
③10分ほど付けた後引き上げ、水分を軽く拭き取り、プッシャーに水を付けながら優しく押す
④↑の後、ネイルマシーンの甘皮用のピンクヘッドで軽く甘皮をなぞるように押す
⑤ウェットティッシュで拭いた後、押せていないところがあればプッシャーで押す
⑥浮いた固い甘皮をニッパーでカット
⑦ささくれ等はカットするか、ネイルマシーンのケア用ビットで削る
⑧ネイルオイルで保湿して完了

この手順ですが、友人の甘皮がかなり硬かったこと・10本とも同じくらいの頑固さだったため、最初の2ヶ月はネイルマシーンを使用しました。
その後、柔らかくなってきたため、マシーンは使わずにプッシャー→甘皮カットの後に保湿して完了していました。

ここまで頑固ではない方でセルフで深爪を改善したい方は
①キューティクルリムーバーを爪の根元に塗る
②40℃くらいのお湯に指を付ける
③10分ほど付けた後引き上げ、水分を軽く拭き取り、プッシャーに水を付けながら優しく押す
④ウェットティッシュで拭いた後、ストーンプッシャーでくるくるしながら爪の根元を押す(押しすぎ注意)
⑤ささくれ等はカットする
⑥ネイルオイルで保湿して完了

この手順でケアするだけでもかなり違います。

3ヶ月くらいこれを続けて、その後はジェルネイルで爪を保護して、伸びるのを待ちました。
その際の施術は
①ケア後、プレプライマーで油分除去
②ベースを薄めに塗り込む
③もう一度薄くベース
④長さ出しができるタイプのジェルを一層塗って凸凹と弱さをカバー
⑤(カラーするならここで塗る)
⑥トップコートを塗る
⑦最後にノンワイプトップでコーティング
最後にネイルオイルを塗って終了


【その際に使っていたジェル等】
プレプライマー:前回の記事のもの
ベース:前回記事のグレースジェル
凸凹カバー:以下の9番、ビルダージェル

トップは以下の極艶の後に、

こちらのノンワイプを、再度塗っていました。

深爪と合わせて爪が薄く、上手く伸びていなかったことと、指先を使う仕事のため、補強としてビルダージェルや硬さのあるトップを重ねていました。
結果、3週くらい保つようになり、今では普通の爪が生えてきています。

以下から、順を追って深爪がどのように改善したのか、写真で紹介していきます。

元の爪。深爪とささくれが目立っています。
人差し指は恥ずかしくて見せられない…と隠していました。
爪が薄く、赤くなってる部分もあります。
2回目のケア、数日後。爪が伸びてきてますが、ささくれは目立ちます。
保湿を心がけていたので、肌自体もふっくらしてきました。
数回ケアした後。甘皮周りが安定してきました。
一番ひどかった人差し指が急成長して縦長に。
写真ではクリアのマニキュアを塗っています。


6月にケアを始めて、9月末に初めてジェルネイルをしました。
爪は小さいですが、表面の凹凸は解消されたので問題なく塗れました。
甘皮周りはまだ少し硬いところもあります。


本人の毎日の保湿の甲斐もあり、10月末には縦長の爪になってきて、甘皮周りの荒れも治っています。


ケアを始めたのが6月末、初めてジェルをしたのが9月、1月にはこんなに綺麗に爪が伸びました!
お花はシールですが、スペースに困ることなく、貼れました。
爪先は職業的にあまり伸ばせないのもあり、爪先の形が安定しませんが、これは私の技量のせいもあるので…

私がケアしたのは数回で、あとは本人の努力ですが、毎日ネイルオイルを塗って寝ること、気がついたときや手を洗った後など、保湿できる時はとにかく保湿!という心がけでここまで改善しました。

「深爪だから…」「深爪矯正をサロンですると高い」という理由でネイルを諦める方をたまに見かけますが、正しい知識と努力で、セルフでも深爪は改善すると思います。

セルフでケアしてもどうにも…という場合はもちろん皮膚科やプロのネイリストへのご相談をオススメしますが、「やらないうちから諦めちゃだめ!」という個人的な想いがあり、友人への施術を紹介しました。

普通のケアも、深爪用のケアも、とにかく保湿と「優しく」「継続して」が大事かと思います。
そして、セルフジェルネイルが流行っていますが、一番大切なのはケアです。
ケアしてなけば、ジェルで可愛くしても見た目に違いが出たり、すぐ剥がれたりしてしまいます。

是非、みなさんもセルフでネイルケア、してみてくださいね!
次回はセルフネイルのジェル基本編を書ければいいなと思います。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

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