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売れっ子ライター・編集者の働き方レッスン

9月8日

表参道のシーライクスで行われたトークイベント

「売れっ子に学ぶ!【ライター・編集者の働き方】トークセッション」

ゲストは菅原さくらさん池田園子さん小沢あやさんnoteでも書かれています。


私にとって初めての生ライターさんのトークセッションだったので、いい経験に繋がればいいなと考えていました。レッスン申し込み時に事前に聞きたいこと、というフリースペースがあったので「言葉の選び方や、全体の構成や組立かたはありますか。」という質問投げさせて貰いました。質問を選んで貰えるか、答えが返って来るかドキドキ。


当日、午前に別のレッスン(リップ・アイメイクレッスン)があったのでお昼休憩を挟んで16時からのセッションに臨みました。(松下侑衣花さんのレッスンに行ったnoteも是非見てください)




トークセッションのタイムスケジュール


16:00〜 START・登壇者紹介

16:10〜 トークセッション

17:30〜 質疑応答&終わり次第交流会

18:00〜 CLOSE

藤原さくらさんまわしでトークセッションが始まる

(以下菅原さくらさん:菅 小沢あやさん:小 池田園子さん:池お送りします。実際のトーク簡潔に書いてありますご了承ください)




=どうやってライター・編集者になったのか=

:新卒で広告の会社で営業で仕事をしていたが、ちゃんと編集の仕事をしたいと思い、編集プロダクションへ転職をした。会社での経験を経てフリーで活動をしている。主な仕事は会社経由で受けている。

初めてフリーになってからの仕事は、Facebookで学生の時に先輩だった方からの依頼で、食品(醤油やポン酢などの)トピックを作って欲しいと言われて受けたのが最初の仕事。

ライターになるための勉強や、仕事へのアドバイス           ⑴自分の好きな記事を書いているライターさんの弟子になる。      ⑵アシスタント募集しているところを狙う。              利点として、仕事術を盗める。個人での契約なので本業があっても話し合いで融通をしてくれたり、都合をつけれる。




:スペースシャワーTVで営業、販促をしていた。20年ほどモー娘。オタクでそれを公表して記事も書いていた。自分の好きからアイドルのインタビューの仕事に繋がった。(2018年9月8日現在でフリーになって2ヶ月ほど)

ライターになるための勉強や、仕事へのアドバイス           ⑴会社のブログとか文言をコツコツ書く                ⑵自分の得意なジャンルを推していく、企画を自分で出して提案する   ⑶アイドルのライブやイベントのインタビューは次の日にはあげる    ⑷今ははてなブログが狙い目                     ⑸バズる記事が4本くらいあるとライターになりやすい         ⑹キーワードを意識する女性向け媒体に女性が書くのは普通。女性の書き手が少なそうな所も狙い目【Apple Watchが育児に強いという記事はすごい受けた】男性メディアが多い中で女性が仕事するとギャップのある媒体が書ける。



:楽天IT新卒で入社、Webプロデューサーとして仕事をしていく。業務のなかで日経新聞などの配信者とやりとりをしていた中で女性読者を読者を増やしたいと依頼されていた(きっかけ?)。2011年に女性向けサイトが多くできていた時期でナナピのサイト記事を書き、その後、ぐーがる。やコーチというサイトで兼業をスタートさせる。

ライターになるための勉強や、仕事へのアドバイス           ⑴初期は実話を混ぜて得意なジャンルで書いていた           ⑵他の記事を踏襲していた                      ⑶どのサイトで書きたいと決まっている人の中では、noteで記事をあげてる人もいる。(ライター未経験のよしだまさきさんなど)         ⑷コラムだけはなく、取材の経験も大切                ⑸ピンポイントで突き詰めている人は強い              【noteでなまゆばしほさんがポルノグラフィティについて記事を書いていたのを発見してその記事を横広げしたいと思った。】           【相撲の取材は相撲協会を通したりとハードルが高い中、ライター養成講座を受けていた方で相撲が好きで、卒業制作のために相撲のインタビューをしたいと申し出て実際に取材できた】




=どうやって仕事をつくるか=

:インタビューしか取り柄がないので、一緒に仕事したいと思って貰えるようにしたい。SNSではメンタルが安定していることをアピールする。ニコニコして感じがよくいつもご機嫌でいる。仕事の締め切りを守ること。  誰でも頼める仕事の時に、頼まれるためには人柄が大切。それと名刺を可愛くすること。名刺のデザインに力を入れて、あの名刺が可愛い人など印象付けをしている。



:意識高すぎることは言わない。普段の生活のこともSNSで言っている。子供が熱でたとか些細なことでも、仕事関係の方はそのつぶやきを見て仕事の納期を伸ばしましょうか?と声をかけてくれることもある。      スタートアップのサービスを使ってみる。ライトユーザーの声を求めている人もいる。                             自分にあったSNSにする。ネガティブなことは言わないように気をつける。人材は常に人探しているし、見ているので気に掛ける。         

なぜこの人にインタビューをしたいのか、記事を書きたいのかは読み手のことを考えて企画書を作る。                      媒体の初めての記事だと重宝される。同じような内容のものは出さない。 媒体の属性、特性をきちんと理解して企画し提案をする。         ・媒体の特性を事前にチェックする                   ・営業の広告を知る                          ・バナーや記事広告をチェックする             



:自分でした仕事をSNSできちんと発信する。発信することで次に繋がる。そして繋がった会社さんへ企画をだす。会社へ繋がった最初の段階で自分から企画を出す。意外と企画に困っていたり、広げたいと考えている。最後に編集プロダクションとコネをつくる。自分が知らない企業と繋がれることもある。

関係ができている担当の編集者の人に媒体のコンセプトや読者層を聞く。足りていないカテゴリーを聞く。



〜ギャラについて〜

:価格は1記事3〜4万円(取材あり)に設定しているが、実費でかかった経費の話から融通できませんかと聞く手間賃は大切!!元々1本いくらと価格が決められていた仕事でも3、4ヶ月かかったことがあり上乗せしてくれることもあった。


:移動時間や打ち合わせは子供がいるので夜はベビシッターの料金がかかります。赤字にならないように設定しています。            というように、理由はかくけど価格は書かないようにしている。     何万PVいったか自信がある時は、アピールしている。ギャラをあげてくれないかな〜と上手ににおわせると相手側から申し出てくれることもある。


:価格は出していないけど自分の中では決めていて、言われたらURLを送るようにしている。時間のかかる仕事もあるので応相談にしている。




=ライフステージが変わっても楽しく働くには=

女性には妊娠、出産、育児など様々な変化がある

:独身の女性じゃないと書けないネタは書いていないので属性が変わっても仕事のカラーは変わらなかった。子供がいた方が、言葉をどう理解しているか考えたりするので経験が上がった。元々、出産して育児をしても仕事に穴を開けない仕事をし続ける姿勢を周りにも伝えていた。実際産休育休(フリーランスなので制度はないが)もとっていない。もし子供が熱でてしまった時は病児保育やベビーシッターさんを使う。キャリアにブランクができる方が怖いのでお金で解決できることできることなら、そうする。今でも子供がいても出張できますと公言している。人生何がネタになるかわからないので、きちんと拾っていく。



:保育園に入れるためには、会社員より働かなくては預けられない。リモートワークも考えた。子供がいることで、アルバイトや副業と思われ軽く見られることが多いので、硬い媒体で書くようにしている。執筆は家でできるしリカバリーできていると思う。出産後は仕事を積極的に自分のインタビュー企画を出したりやる気満々な姿勢を出す。好奇心は大切面白いと思ったことを生かす。編集者は褒め上手で厳しいことは言わないので、ちゃんとフィードバックしてくれる人がいることはとても大切なこと。



:仕事を手放さないという意識は大切。気分良く仕事に取り組めるか考えるために、自分にあう人がいい。




=食べていけるライターに・編集者になるための仕事術とは=

:仕事が途切れないようにしていることは、シンプルなことはちゃんとやる(納期を守る、連絡をきちんと入れるなど)感じを良くする、この人と仕事をしたいと思わせる。仕事の間も後もきちんとフォローを入れる(連絡のやり取り、仕事の進捗状況などの報告)。全て紹介で仕事を受けているので、皆に愛されることは生存戦略に繋がる。



:リピートして貰えるか。頼みやすい人になる。取材の時もいきなり席に座るのではなく、カメラの配置を気にしたりイスの並びが合っているかなど周りに気をくばる。インタビューを受けている人を気遣う、メイク直しや休憩など声をかける。仕事の情報を共有する(インタビュー起こしなど)、進捗状況を報告したりオンラインで仕事がどうなっているかわかるようにしている(万が一仕事に入れない時に仕事の連絡や引き継ぎがスムーズに進むようにするため)



:仕事関係者の気持ちを想像する。原稿と資料の写真が統合しやすいように番号をふったり、誤字脱字がないか完成した記事を一晩おいて見直す。締め切りを守る。当たり前のことが、案外できていない人はいる。




=キャリアステップについて=

:生き方、働き方の専門が好きなのでインタビィーを武器に開拓し続ける。                                新しい媒体や編集者と仕事をする。                  仕事に対してリアクションをし自分の仕事がどう影響したかまで知ること。



:すぐに会社員をやめない。OLだから書けることがある。       意図的にちょっと離れてみることをする。今後フリーでやっていくかも決めいていない企業ブランディングなども可能性として考えている。



:仕事は分散しないと打ち切られることもあるので、気をつける。   お一人様メディアが自分に合っていると思いアプローチをした。     書籍の方にも仕事を伸ばしたいと思っている。



質疑応答

「心がけていること」                        :声をかけてくれる人を大切に                   :健やかに仕事をする                       :自分の好きをアピールする


「最近好きなこと」                         :子供がお話できるようになってたのしい。             :モー娘。ラジオ、Voicy                      :早い時間から飲みにいくこと。    

              

「言葉の選び方、文章の組み立て方」                 :指示語を使わない。「あれ」「それ」など会話が戻るような話し方をしない。プレスリリースは大中小の構成で後半に詳しいことを持っていく。 :一文を短くする。難しい、潰れる文字は使わない。単語の使い分け。 :大枠を考える。起承転結。ブロック分けをして何を話すか決める。


「今後の目標」                           :ずっとライターで食べていく。新しい視点を見つけた時はちゃんと文字に起こしたい。                           :ご機嫌でいる。健康でいる。スキルを鈍らせない。仕事の主導権を握りたい。                               :小説を書き始めているので、それを続けたい。新しいことをやり続けたい。



仕事を頼む時に安心感がある人は    

①プロフィールに好きなことが書いてある               ②アイコンはお顔が見れるといい                   ③SNSのキャラは固定する                      ④自分が何者かわかるようにする



トークセッションの終わりは交流会でアイドルオタクの小沢さんと少しでも話したいと思い勇気を出して声をかけました。

小沢さんにモー娘。好きなんですね推しはいますか?          小沢さん:皆好きです!(どうやら箱推しの様子)           小沢さんからモー娘。好きなんですか?                私:今は乃木坂46推しなんです(⌒-⌒; )と返答してから他の方が話し掛けたそうなのと、家の都合で早々に帰宅しました。モー娘。世代の時はゴマキが好きでした。

今回事前に書いた、文章の組み立て方は?という質問にも答えて頂けてうれしかったです。もう少し具体的な例を入れ込めればよかったなと反省。

私がライターのために必要だと思っていたことは、今回登壇者の誰も口に出さなかったのでそれよりも大切にしないといけないことや、着目するべきところがあったんだと発見できました。

実際に働いている、経験している人の話がためになるのは本当だなと痛感したので、早速プロフィールに好きなことを書いたり、SNSでの発言をする時にネガティブ過ぎないか、前向きに捉えてもらえるように書いているか意識が変わりました。

楽しかったというより、勉強になりました。

ありがとうございました。

                                         Lisa

池田園子さんが編集長のサイト「DRESS」               菅原さくらさんの記事も掲載されています。

小沢あやさんのHP

菅原さくらさんのHP


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