君は私の一部

悲しみ 落ち込み 傷つき 腹を立てる

もっともっとと 欲望は際限なく

「私」は今日もぐるぐる思考する


「私」を考えさせる君は

不安で 心配で 恐れて 嘆いている

不満で 怒りっぽくて けちな 君

たしかに 「私」の中に 君がいる

だって今もほら、グチがこみ上げてくるのは

君の仕業でしょう?


ねえ、君

少し休んだら?

君がどんなに活発に活動しても

私は君を、知っている


君に飲まれることはないし

君を滅するつもりもない

だって君は私の一部

おなかが空かないとごはんがおいしくないように

君がいないと この世界が味気ないから


ねえ 君。

君は「私」の中にいるけれど、

「私」は 君には目を光らせてる

君は本当に 困ったやつだけど

君がいないと 困ったことになるかも


君は 問題ばかり起こすし

厄介者なんだけど

それでも 「私」は 君を大切に思う

だって 君は最初から

「私」の一部で 備わっている

君には 意味がある

この世界の なぞなぞを

一緒に解いていこうよ


ねえ、君


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